実表は列と行から構成されます。1行のデータはいくつかの列から構成され、列がデータ項目に該当します。
実表の構成は、スキーマ定義文で定義します。それぞれの実表をどういうデータ項目から構成するかは、スキーマ定義における表定義(CREATE TABLE文)で定義します。表定義で定義する事項を以下に示します。
表名(実表名)
列定義
表の制約定義(実表の制約定義)
表名(実表名)
実表の名前を定義します。
表名(実表名)は、データ操作の対象とする実表を指定する場合に使います。また、表定義の削除や追加を行う場合に、削除、追加の対象とする表定義情報を指定するためにも使用します。
列定義
実表を構成する列については、以下の定義があります。
列には名前を付けます。これを列名と呼びます。データ操作で処理の対象とする列を指定する場合にこの列名を使用します。また、列名は、スキーマ定義の変更を行う場合に、変更の対象とする列を指定するためにも使用します。
各列のデータには、文字列型、数値型などの型があります。
データの挿入時および更新時に、列のデータが省略された場合に設定される値を定義します。
“当該列に値が格納されていない行があってはいけない”、または“当該列に同一の値を持つ行が2つ以上あってはいけない”、などの表作成上の制約条件を定義します。
表の制約定義(実表の制約定義)
実表に対して、“1つまたは複数の列で、同一値を持つ行が2つ以上あってはいけない”という制約を適用するか否かを定義することができます。この制約を一意性制約と呼びます。