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Symfoware Server  解説書

2.3.1 SQL

Symfoware Serverは、SQL(Structured Query Language)を利用して、データベースにアクセスします。

SQLは、リレーショナルデータベースシステムへアクセスする操作言語です。

参照

SQLについての詳細は、“SQLリファレンス”を参照してください。

Symfoware Serverで利用できるSQLの分類を以下に示します。

図2.3 SQLの分類

データベース定義系(DDL)

データ定義言語(DDL:Data Definition Language)を利用して、リレーショナルデータベースの表やスキーマなどデータベースの構成要素が定義できます。

データベース定義系のSQLは、RDBコマンドにより実行します。

WebDBtoolsを利用することにより、Webブラウザからデータベース定義系のSQLを実行することもできます。WebDBtoolsについての詳細は、“5.7.2 WebDBtools”を参照してください。

定義できる構成要素について代表的な要素を、以下に説明します。

スキーマ

データベースを構成する要素です。Symfoware Serverでは、情報システム分析技法を利用しデータ分析を行って、表またはビュー表を作成します。Symfoware Serverでは、これらの表の集まりを“スキーマ”と定義しています。

論理構造定義において実表として定義された表です。データ本体がデータベーススペースに格納されます。

ビュー表

ビュー定義で定義するデータ操作のための仮想的な表を“ビュー表”と呼びます。実表の一部分をビュー表として定義してデータ操作を容易にしたり、操作できる範囲を限定したりするために使用します。

データベース操作系(DML)

データ操作言語(DML:Data Manipulate Language)を使用して、以下の操作を行うことができます。

トランザクション管理

データベースの変更の有効、無効の制御、トランザクションモードの切替えなど、トランザクションに関する管理を行うことができます。

コネクション管理

コネクションの接続や切断など、コネクションに関する管理を行うことができます。

セション管理

セションの対象となるデータベース名の設定や利用者の変更など、セションに関する管理を行うことができます。

資源操作

一時表の解放を行うことができます。

システム制御

セキュリティパラメタを設定することができます。