ローカルアクセスの場合、コネクション操作を意識しなくてもデータ操作を行うことができます。この場合、あらかじめ接続先を指定しておくことによって、アプリケーションの実行時にサーバに接続し、アプリケーションの終了時にコネクションが切断されます。
コネクションを意識しないデータ操作を行う場合の接続先の指定には、以下の方法があります。
コンパイル時に指定する
DEFAULT_CONNECTIONに指定する
コンパイル時に指定する
アプリケーションのコンパイル時に、データベース名を指定することによって、アプリケーション中にCONNECT文を記述しなくてもデータ操作を行うことができます。以下に例を示します。
コンパイルコマンドの詳細については、“5.1.5 コンパイル時のコネクション先の指定”を参照してください。
コンパイルコマンドの詳細については、“5.2.5 コンパイル時のコネクション先の指定”を参照してください。
(1) コンパイル時にデータベース名“DB01”を指定します。
(2) アプリケーション中に、CONNECT文は一切記述されていません。
(3) アプリケーション実行時に、コンパイル時に指定した“DB01”に接続されます。
動作環境ファイルのDEFAULT_CONNECTIONにデータベース名を指定することによって、アプリケーション中にCONNECT文を記述しなくてもデータ操作を行うことができます。以下に例を示します。
(1) コンパイル時にはデータベース名を指定しません。
(2) クライアント用の動作環境ファイルのDEFAULT_CONNECTIONに“DB01”を指定します。
(3) アプリケーション中に、CONNECT文は一切記述されていません。
(4) アプリケーション実行時に、クライアント用の動作環境ファイルで指定した“DB01”に接続されます。