Systemwalker Service Quality Coordinator ユーザーズガイド - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003/Solaris(TM) オペレーティングシステム/Linux - V12L11 - Windows版/Windows for Itanium版 - |
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第5部 リファレンス | > 第21章 環境保全 |
Enterprise Manager、Manager上には、性能データベース(PDB)ファイルがあります。不測の事態に備えてバックアップ/リストア運用を行う場合は、以下に示す二つの方法を組み合わせて、運用してください。
Managerの二重化運用を行っている場合は、各Manager上でバックアップを実施してください。(Managerの二重化運用はEnterprise Editionで提供される機能です。)また、クラスタシステム運用を行っている場合は、現用系(管理業務を運用するノード)でバックアップを実施してください。(クラスタシステム運用はEnterprise Editionで提供される機能です。)
以下に示す性能データベースのファイルそのものをバックアップする方法です。リカバリする場合も、バックアップしたファイルを同じ場所に配置して下さい。
<可変ファイル格納ディレクトリ>\data\pdb.dat |
/var/opt/FJSVssqc/PDB/pdb.dat |
バックアップ/リストアの作業時は、DCMのサービス/デーモンを停止しておく必要があります。起動/停止方法については、「第5章 常駐プロセス、起動と停止」を参照してください。
バックアップ用に出力されたアーカイブファイルをバックアップする方法です。このファイルは、毎日バックアップすることを想定したファイルです。
<可変ファイル格納ディレクトリ>\spool\Backup |
/var/opt/FJSVssqc/BackupPDBinsert |
上記ディレクトリ配下に、以下のファイルが出力されます。
pdbinsert_%SYSTEM%_%N%.txt |
%SYSTEM% : システム名
%N : ファイル番号
本アーカイブファイルは、24時間間隔、または、DCMのサービス/デーモンが起動する度に新たに生成されます。ただし、ファイル番号(%N%)が1〜3の間で、サイクリックに使用されます。したがって、最大三日間の情報がアーカイブされることになります。
本アーカイブファイルをリストアする場合は、ファイルの拡張子を.txtから.tmpに変換した後、以下のディレクトリに配置してください。
<可変ファイル格納ディレクトリ>\transfer\DsaPDBWriter |
/var/opt/FJSVssqc/temp/DsaPDBWriter |
バックアップ/リストアの作業時は、DCMのサービス/デーモンを停止しておく必要があります。起動/停止方法については、「第5章 常駐プロセス、起動と停止」を参照してください。
何らかの理由で、性能データベースを別の場所に移動する場合は、以下の手順を行ってください。
性能データベースを移動する際は、常駐プロセスを停止する必要があります。停止方法については、「第5章 常駐プロセス、起動と停止」を参照してください。
以下の性能データベースファイルを、任意のディレクトリに移動します。
<可変ファイル格納ディレクトリ>\data\pdb.dat |
/var/opt/FJSVssqc/PDB/pdb.dat |
以下の定義ファイル内の、データベースパスを変更します。
<可変ファイル格納ディレクトリ>\control\DSAconfiguration.txt |
/opt/FJSVssqc/control/DSAconfiguration.txt |
上記定義ファイル内の、以下に示すデータベースパスを、新しいパスに変更してください。(Windowsの場合の例です。)
[DsaPDBWriter] database=C:\Program Files\SystemwalkerSQC\data\pdb.dat [DsaPDBReader] database=C:\Program Files\SystemwalkerSQC\data\pdb.dat |
起動方法については、「第5章 常駐プロセス、起動と停止」を参照してください。
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