GFS 共用ファイルシステムを変更するためには、対象ファイルシステムを全ノードでアンマウントしてください。
まず、アプリケーションを停止するなど、対象ファイルシステムを使用しない状態にしてください。
その後に、対象ファイルシステムをアンマウントします。
sfcrscinfo(8) ですべてのノードで正しくアンマウントされたかを確認します。
参照
ファイルシステムを使用しているプロセスを調べるには、fuser(1) を使用します。fuser(1) の詳細については、オンラインマニュアルページの fuser(1) を参照してください。
sfcrscinfo(8) でファイルシステムの状態を確認する方法の詳細は、“11.2.5 ファイルシステム状態確認”を参照してください。
全ノードアンマウントするには、sfcumntgl(8) を使用します。対象ファイルシステムの共用ノード範囲のいずれかのノードで行います。
参照
sfcumntgl(8) の詳細については、本書の sfcumntgl(8) を参照してください。
マウントポイントを指定する場合
# sfcumntgl /mnt/fs1 <Enter> マウントポイント: /mnt/fs1 |
代表パーティションを指定する場合
# sfcumntgl /dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume01 <Enter> 代表パーティション: /dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume01 |
一部のノードでアンマウントに失敗した場合は、失敗したノード名が報告されます。
対象とするファイルシステムを対象ノードだけアンマウントするには、sfcumount(8) を使用します。対象ファイルシステムの共用ノード範囲でアンマウントを行いたいノードで行います。
注意
セカンダリ MDS が動作していない場合、プライマリ MDS が動作しているノード上でのアンマウントは、MDS を配置しないノード上でのアンマウントより後に実行するか、sfcumntgl(8) を使用して、MDS を配置しないノード上でのアンマウントと同時に実行してください。プライマリ MDS が動作しているノード上で先にアンマウントすると、MDS を配置しないノードにおいて GFS 共用ファイルシステムが閉塞します。
参照
sfcumount(8) の詳細については、本書の sfcumount(8) を参照してください。
sfcumntgl(8) の詳細については、本書の sfcumntgl(8) を参照してください。
以下に、対象ノードで対象ファイルシステムをアンマウントする方法を示します。
マウントポイントを指定する場合
# sfcumount /mnt/fs1 <Enter> マウントポイント: /mnt/fs1 |
代表パーティションを指定する場合
# sfcumount /dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume01 <Enter> 代表パーティション: /dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume01 |
注意
GFS 共用ファイルシステムをアンマウントする場合は、必ず sfcumount(8) を使用してください