ページの先頭行へ戻る
Symfoware Server V10.0.0 クラスタ導入運用ガイド

C.3.5 スタンバイ型のクラスタアプリケーションの設定

属性については、以下のように設定してください。

属性

手順

AutoStartUp
(RMS起動時にクラスタアプリケーションを自動起動します。)

ホットスタンバイ機能またはロードシェア運用の場合:No
それ以外の場合:Yes

AutoStartUpの設定(注1)

AutoSwitchOver
(クラスタアプリケーションで障害が発生したときに自動的に切替えます。)

  • HostFailure

  • ResourceFailure

  • ShutDown

AutoSwitchOverの設定

PersistentFault
(RMS再起動後にクラスタアプリケーションのFaulted状態を継続するかどうか選択します。1を選択した場合は、Faulted状態は継続されます。)

1

PersistentFaultの設定

ShutdownPriority
(クラスタインタコネクトに障害が発生したときに生き残るノードの優先度を決定します。)

NONE

ShutdownPriorityの設定

(初期値のままです。)

OnlinePriority

(全クラスタを再起動したときにOnlineのノードを再起動前のノードにするかノードの設定順序に従うか選択します。1を選択した場合は、再起動前のノードをOnlineにします。)

1

OnlinePriorityの設定

StandbyTransitions

(Standby状態遷移の実行時期)

  • ClearFaultRequest

  • StartUp

  • SwitchRequest

StandbyTransitionsの設定(注2)

OnlinePriority

(全クラスタを再起動したときにOnlineのノードを再起動前のノードにするかノードの設定順序に従うか選択します。1を選択した場合は、再起動前のノードをOnlineにします。)

1

OnlinePriorityの設定

HaltFlag

(Fault処理中にさらに故障が発生した場合は、ノードを強制停止するかどうか選択します。)

Yes

HaltFlagの設定

LicenseTokill

(クラスタアプリケーションの排他関係を指定します。)

LicenseTokillの設定 (注3)

注1) フェイルオーバ運用でスタンバイ機能のときのみ設定が必要です。

注2) ロードシェア運用の運用形態(スケーラブル)の場合は不要です。

注3) ロードシェア運用の運用形態(N:1運用待機(移動待機))の場合は、LicenseTokillの設定を行います。

― : 該当する値はありません。

C.3.5.1 AutoStartUpの設定

[AutoStartUp]の設定はホットスタンバイ機能またはロードシェア運用の場合は不要です。

  1. [AutoStartUp]を選択します。


    [AutoStartUp]を選択すると、以下の画面が表示されます。


  2. [yes]を選択します。


  3. [yes]を選択すると、以下の画面が表示されます。[AutoStartUp]の値が”yes”に設定されていることを確認してください。

C.3.5.2 AutoSwitchOverの設定

  1. [AutoSwitchOver]を選択します。


    [AutoSwitchOver]を選択すると、以下の画面が表示されます。


  2. [HOSTFAILURE]、[RESOURCEFAILURE]および[SHUTDOWN]を順不同に1つずつ選択すると、以下の画面が表示されます。


  3. [SAVE+RETURN]を選択します。


    [SAVE+RETURN]を選択すると、以下の画面が表示されます。[AutoSwitchOver]の値が“HostFailure|ResourceFailure|ShutDown”に設定されていることを確認してください。

C.3.5.3 PersistentFaultの設定

  1. [PersistentFault]を選択します。


  2. [1]を選択します。


    [1]を選択すると、以下の画面が表示されます。[PersistentFault]の値が“1”に設定されていることを確認してください。

C.3.5.4 ShutdownPriorityの設定

  1. [ShutdownPriority]を選択します。


  2. [NONE]を選択します。


    [NONE]を選択すると、以下の画面が表示されます。[ShutdownPriority]の値が何も設定されていないことを確認してください。

C.3.5.5 OnlinePriorityの設定

  1. [OnlinePriority]を選択します。


  2. [1]を選択します。


    [1]を選択すると、以下の画面が表示されます。[OnlinePriority]の値が“1”に設定されていることを確認してください。

C.3.5.6 StandbyTransitionsの設定

ロードシェア運用の運用形態(スケーラブル)の場合は不要です。

  1. [StandbyTransitions]を選択します。


    [StandbyTransitions]を選択すると、以下の画面が表示されます。


  2. [CLEARFAULTREQUEST]、[STARTUP]および[SWITCHREQUEST]を順不同に1つずつ選択すると、以下の画面が表示されます。


  3. [SAVE+RETURN]を選択します。


    [SAVE+RETURN]を選択すると、以下の画面が表示されます。[StandbyTransitions]の値が“ClearFaultRequest|StartUp|SwitchRequest”に設定されていることを確認してください。

C.3.5.7 HaltFlagの設定

  1. [HaltFlag]を選択します。


  2. [yes]を選択します。


    [yes]を選択すると、以下の画面が表示されます。[HaltFlag]の値が“yes”に設定されていることを確認してください。

C.3.5.8 LicenseTokillの設定

ロードシェア運用の運用形態(N:1運用待機(移動待機))の場合は、以下の設定を行います。

  1. [LicenseTokill]を選択します。


  2. [FREECHOICE]を選択します。


  3. LicenseTokill属性には、“グループ+業務優先度(ここでは、“A20X”)”を指定します。グループは1文字のアルファベットで指定します。ロードシェア運用を行うすべてのスタンバイ型のクラスタアプリケーションは同じグループにする必要があります。なお、複数のロードシェア運用を行う場合は、それぞれのロードシェア運用ごとに別々のグループを指定する必要があります。

    業務優先度には、業務優先度が高いことを示す“20X”または業務優先度が低いことを示す“10X”を指定します。業務優先度によって状態遷移の動作が異なります。各RDBシステムで優先度を付けない場合は、“20X”を指定してください。

    なお、LicenseTokill属性(クラスタアプリケーションの排他関係)の詳細は、“PRIMECLUSTER導入運用手引書”を参照してください。


    LicenseTokill属性を設定すると、以下の画面が表示されます。[LicenseTokill]属性の値が正しいか確認してください。