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Symfoware Server V10.0.0 クラスタ導入運用ガイド

3.4.7 RDBディクショナリの作成

データベース環境を作成するためにRDBディクショナリを作成します。RDBディクショナリの作成は、rdbcrdicコマンドで行います。rdbcrdicコマンド実行時に、ローデバイス名を指定して作成してください。

RDBディクショナリを作成したあとは、リカバリに備えてRDBディクショナリの退避データを取得しておく必要があります。

参照

退避データ取得の詳細については、“RDB運用ガイド”を参照してください。

RHEL-AS4の場合

RDBディクショナリを、82メガバイトの容量で、/dev/raw/raw12に作成する場合

$ rdbcrdic -r /dev/raw/raw12 -a 82M 
RHEL5の場合

RDBディクショナリを、82メガバイトの容量で、/dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0012に作成する場合

$ rdbcrdic -r /dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0012 -a 82M 

ポイント

システムファイル(ログ管理ファイル、テンポラリログファイル、アーカイブログファイル、RDBディクショナリおよびRDBディレクトリファイル)に異常が発生した場合、そのリカバリのためにRDBシステムを停止しなければなりません。そのため、Symfoware/RDBのシステムファイルは二重化することを推奨します。

RDBディレクトリファイルは、RDBディクショナリの作成時に、RDB構成パラメタファイルで指定したローデバイスに、データベース用とRDBディクショナリ用の両方が自動的に作成されます。

参照

rdbcrdicコマンドの指定方法の詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。