RDBプロセスが、プロセス外との情報交換のために使用する共用メモリのサイズです。
共用メモリの獲得方式には、“一括獲得方式”と“分割獲得方式”の2つがあります。
標準セキュリティ運用を行う場合は、アプリケーションやRDBコマンドごとに共用メモリを獲得する必要があるため、共用メモリの獲得方式は、“分割獲得方式”となります。
ただし、トランザクション連携を行う場合は、標準セキュリティ運用を行う場合でも共用メモリの獲得方式は“一括獲得方式”となります。
なお、“分割獲得方式”は、Symfoware Server Enterprise Extended Editionを利用した場合のみ有効になります。
一括獲得方式の共用メモリサイズは、次の式で見積もってください。
一括獲得方式の共用メモリサイズ = 1024KB + 可変サイズ 可変サイズ = MAX_CONNECT_SYS ×(COMMUNICATION_BUFFER + 7KB) + 同時に実行するRDBコマンド数 × 11KB
ローカルから接続できるコネクションの最大数です。
MAX_CONNECT_SYSは、システム用の動作環境ファイルで指定します。
ローカルアクセスを利用した場合に、1つのアプリケーションがRDBシステムと通信するために使用するバッファのサイズです。
COMMUNICATION_BUFFERは、システム用の動作環境ファイルで指定します。
分割獲得方式の共用メモリサイズは、次の式で見積もってください。
分割獲得方式の共用メモリサイズ = MAX_CONNECT_SYS ×(COMMUNICATION_BUFFER + 16KB) + 同時に実行するRDBコマンド数 × 20KB
ローカルから接続できるコネクションの最大数です。
MAX_CONNECT_SYSは、システム用の動作環境ファイルで指定します。
ローカルアクセスを利用した場合に、1つのアプリケーションがRDBシステムと通信するために使用するバッファのサイズです。
COMMUNICATION_BUFFERは、システム用の動作環境ファイルで指定します。