RDB構成パラメタファイルの各種パラメタの指定により変動するメモリ量です。
RDB構成パラメタファイルの指定で変動するメモリ量の概算は、次の式で見積もってください。
RDB構成パラメタファイルの指定で変動するメモリ量
= ログバッファの使用メモリ量
+ データベーススペースのI/O方式の使用メモリ量
+ ソート作業域、作業用テーブル域用のリーダ/ライタの使用メモリ量
+ ネットワーク上のデータベーススペース用のリーダ/ライタの使用メモリ量
+ RDBディクショナリのメモリ常駐の使用メモリ量
+ RDB2_TCP接続を処理するデーモンの使用メモリ量
ログバッファの使用メモリ量
=(2MB + ログバッファサイズ)× ロググループ数
ログバッファサイズ
=(BIログバッファ数 + AIログバッファ数)× ブロック長
ロググループ数
= システムロググループ数 + 監査ログ用ロググループ数
+ ユーザロググループ数
システムロググループ数 = 1
データベーススペースのI/O方式の使用メモリ量
= N × 搭載CPU数 × 200KB
+ (1 - N) × データベーススペース用のリーダ/ライタ数 × 500KB
ソート作業域、作業用テーブル域用のリーダ/ライタの使用メモリ量
= ソート作業域、作業用テーブル域用のリーダ/ライタ数× 500KB
ネットワーク上のデータベーススペース用のリーダ/ライタの使用メモリ量
= ネットワーク上のデータベーススペース用のリーダ/ライタ数
× 500KB
RDBディクショナリのメモリ常駐の使用メモリ量
= 12KB + 4.5KB × RDBディクショナリのページ数
RDBディクショナリのページ数 = RDBディクショナリの容量 ÷ 4096
RDB2_TCP接続を処理するデーモンの使用メモリ量
= RDB2_TCP接続を処理するデーモン数 × 500KBRDB構成パラメタファイルのRDBLOGで指定するテンポラリログファイルのログバッファ数です。
テンポラリログファイル作成時に指定するブロック長です。
ブロック長は、rdblogコマンドのioオプションで指定します。ioオプションを省略する場合は512です。
参照
rdblogコマンドの指定方法の詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。
監査ログ制御機能を利用しない場合は、監査ログ用ロググループ数は0です。
監査ログ制御機能を利用する場合は、監査ログ用ロググループ数は1です。
追加定義するユーザロググループの数です。
ユーザロググループを追加定義しない場合は、ユーザロググループ数は0です。
RDB構成パラメタファイルのRDBASYNCIOでYESを指定する場合は、Nは1です。
RDB構成パラメタファイルのRDBASYNCIOでNOを指定する場合は、Nは0です。この場合、データベーススペース用のリーダ/ライタ数は、RDB構成パラメタファイルのRDBDBSNUMで指定するリーダ/ライタ数です。
RDB構成パラメタファイルのRDBWKSNUMで指定するリーダ/ライタ数です。
RDB構成パラメタファイルのRDBNETDBSNUMで指定するリーダ/ライタ数です。
RDB構成パラメタファイルのRDBDICONBUFFERでYESを指定する場合は、RDBディクショナリのメモリ常駐の使用メモリ量を見積もります。
RDB構成パラメタファイルのRDBDICONBUFFERでNOを指定する場合は、RDBディクショナリのメモリ常駐の使用メモリ量は0バイトです。
RDBDICONBUFFERの指定を省略すると、NOが指定されたものとみなします。
RDB構成パラメタファイルのRDBDICONBUFFERでYESを指定すると、RDBディレクトリファイルもメモリに常駐しますが、RDBディレクトリファイルのメモリ常駐の使用メモリ量については、見積りは不要です。
RDBディクショナリ作成時に指定する割り付け量(バイト)です。
RDBディクショナリを配置するローデバイスのサイズではありません。
rdbcrdicコマンドのaオプションで指定する割り付け量です。
参照
rdbcrdicコマンドの指定方法の詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。
RDB2_TCP接続を処理するデーモンの数(RECVデーモンとSENDデーモンの対の数)です。