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Symfoware Server V10.0.0 セットアップガイド

A.1.2 WebDBtoolsのセットアップ

WebDBtoolsの環境をセットアップするには、以下の2つの設定を行います。

Webサーバの準備

利用できるWebサーバを以下に示します。

利用するWebサーバによって以下のように必要な作業が異なります。

利用するWebサーバ

インストール

セットアップ

備考

WebAdminのWebサーバ機能

必要 (注)

必要

WebAdminのWebサーバ機能では、データベース連携機能を利用することはできません。データベース連携機能を利用する場合は、Interstage Application ServerまたはApacheを利用してください。

Interstage Application Server(Webサーバ機能)

必要

必要

  

Apache

必要

必要

  

注) Symfoware Serverのインストール時にWebAdmin機能をインストールした場合、WebAdminのWebサーバ機能がインストールされます。


利用するWebサーバごとの準備作業を以下に示します。

WebAdminのWebサーバ機能を利用する場合
Webサーバのインストール

Symfoware Serverのインストール時にWebAdmin機能をインストールしたとき、Webサーバは自動的にインストールされます。Symfoware Serverのインストール時にWebAdmin機能をインストールしなかった場合は、WebAdmin機能を追加インストールしてください。

Webサーバのセットアップ

WebAdminをセットアップすると、Webサーバは自動的にセットアップされます。

詳細は、“A.1.1 WebAdminのセットアップ”を参照してください。

Interstage Application ServerまたはApache利用する場合
Webサーバのインストール

Webサーバをインストールしてください。

参照

Webサーバのインストール方法は、Webサーバの説明書を参照してください。

Webサーバのセットアップ

Webサーバをセットアップします。

以下の項目をセットアップしてください。

項目

値(推奨値)

HTMLファイル仮想ディレクトリ

/WebDBtools

HTMLファイル格納先ディレクトリ名

/opt/FJSVsymwd/WebDBtools (注1)

CGIプログラム仮想ディレクトリ

/cgi-bin

CGIプログラム格納先ディレクトリ名

/~/cgi-bin (注2)

Webサーバの実行時のユーザ名

nobody

注1) ここではSymfoware Serverのインストール先としてデフォルトの“/opt”を設定しています。実際に設定するときは、対象となる環境に合わせて設定してください。

注2) “~”には任意のディレクトリ名を指定してください。

参照

Webサーバのインストール方法は、Webサーバの説明書を参照してください。

セットアップ時の注意事項

セットアップ時の注意事項を、以下に示します。

  • セットアップで確認した以下の値を、WebScriptのセットアップで使用します。

    項目

    値(推奨値)

    CGIプログラム格納先ディレクトリ名

    /~/cgi-bin (注)

    Webサーバの実行時のユーザ名

    nobody

    注) “~”には任意のディレクトリ名を指定してください。

  • CGIプログラム仮想ディレクトリ名をcgi-bin以外にした場合は、動作環境の変更作業が必要となります。

    参照

    動作環境の変更作業については“WebDBtoolsユーザーズガイド”を参照してください。

WebDBtoolsのセットアップ

WebDBtoolsのセットアップの手順を以下に示します。

  1. ログインする

  2. スーパユーザでログインし、以下のコマンドを実行します。

    # cd /opt/FJSVsymwd/sbin
    # ./WebScriptSetup
  3. WebScript環境をセットアップする

    WebScript環境をセットアップします。

    WebScript実行環境のポート番号は、/etc/servicesファイルを参照し、他のサービスのポート番号と重複した場合に限り、別の番号に変更してください。

    項目

    値(推奨値)

    CGIプログラム格納先ディレクトリ名
    enter cgi-bin directory to install WebScript command shell (default: /opt/FJSVsymwa/apache/cgi-bin)

    /~/cgi-bin (注)

    Webサーバの実行時のユーザ名
    enter CGI execution owner (default: nobody)

    nobody

    WebScript実行環境のポート番号1
    enter port number 1 (default: 26513)

    26513

    WebScript実行環境のポート番号2
    enter port number 2 (default: 26514)

    26514

    WebScriptの自動起動
    starting WebScript automatically [y,n] (default:y)

    y

    注) “~”は任意のディレクトリ名を示します。“~”を任意のディレクトリ名に読み替えてください。

CGIプログラム格納先ディレクトリ名

Webサーバのセットアップで指定したCGIプログラム格納先ディレクトリを指定します。WebDBtoolsセットアップで、WebDBtoolsのCGIプログラムを指定ディレクトリに格納します。

WebAdminのWebサーバ機能を利用する場合は、空エンターを指定してください。

Webサーバの実行時のユーザ名

WebScriptのCGIプログラムを実行するユーザIDを指定します。

WebAdminのWebサーバ機能を利用する場合は、Webサーバの実行時のユーザ名の設定はありません。

WebScript実行環境のポート番号1

WebScriptがCGIプログラムとWebScriptの基本プロセスの通信に利用するためのポート番号を1024~32767までの数値で指定します。

WebScript実行環境のポート番号1は、/etc/servicesファイルにサービス名“WebScript”のポート番号として登録されます。

WebScript実行環境のポート番号2

WebScriptがCGIプログラムとWebScriptの共通プロセスの通信に利用するためのポート番号を1024~32767までの数値で指定します。

WebScript実行環境のポート番号2は、/etc/servicesファイルにサービス名“WebScriptp”のポート番号として登録されます。

WebScriptの自動起動

マシンを起動したとき、WebScriptを起動するか否かを選択します。

注意

  • 未使用のポート番号
    OSや他の製品において、/etc/servicesファイルの記述に関係なく、未使用のポート番号を自動採番してポート番号を使用する、または、製品内の環境ファイルで指定したポート番号を使用することがあります。OSや他の製品が使用するポート番号を調査し、それらのポート番号を使用しないようにしてください。

  • アクセス制限
    ファイアウォール製品やルータ機器のパケットフィルタリング機能を利用し、サーバのIPアドレスおよび設定した各ポート番号へのアクセスを制限することにより、不正アクセスを防ぎ、セキュリティを確保してください。