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Symfoware Server V10.0.0 セットアップガイド

3.14.3 利用者の登録

Symfoware/RDBのデータベースにアクセスできる利用者を登録します。このとき、利用者ごとにユーザパラメタを設定することもできます。利用者の登録は、rdbddlexコマンドのCREATE USER文で行います。

以下に示す利用者は、利用者登録の使用宣言(SET SYSTEM PARAMETER文でUSER_CONTROLの値をNOからYESに変更)を行ったときにシステムにより自動的に登録されます。これらの利用者はOSの認証機構を使用する利用者として登録されます。

利用者の登録時には、以下の3つの情報を設定します。

利用者の種類

利用者には、OSの認証機構を使用する利用者と、Symfoware/RDBの認証機構を使用する利用者の2種類があります。後者はデータベース専用利用者です。

パスワード

利用者が自分のパスワードを決めるまでの仮設定のパスワードです。

注意

管理者は、このパスワードを利用者に別途通知します。

パスワード通知時には、内容が他人に漏れないように注意してください。

また、パスワードを受け取った利用者は、SET USER PASSWORD文を利用して、すぐに自分用のパスワードに変更する必要があります。

ユーザパラメタ

利用者にどのような認証情報を設定するかといった、基本的なセキュリティ上の動作を決めるための情報です。

利用者“SUZUKI”をデータベース専用利用者とし、このユーザのパスワードの期限を10日にして登録する例を以下に示します。

$ rdbddlex  /home/rdb1/cusr.dat

/home/rdb1/cusr.datの内容を以下に示します。

CREATE USER SUZUKI
       WITH DBMS PASSWORD 'S%X#01'
       FOR USER 
       PASSWORD_LIMIT_TIME=10 ;

参照

CREATE USER文およびSET USER PASSWORD文の詳細については、“SQLリファレンス”を参照してください。