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Symfoware Server V10.0.0 アプリケーション開発ガイド(共通編)

A.3.31 コネクション情報

RDBII_CON_INF

RDBII_CON_INFは、RDBシステムに接続中の全コネクションについての情報を出力する表です。

RDBII_CON_INFの構成と出力情報を以下に示します。

表A.46 RDBII_CON_INFの構成と出力情報

データ

情報の意味

P

SI

補足説明

NAME

CHAR(128)

モジュール名

1

  

以下のいずれかの値が設定されます

  • システム内通信のアプリケーションの場合

    アプリケーションのロードモジュール名/
    コネクション名
    (アプリケーションロードモジュール名が15バイトを超える場合は、
    先頭の15バイトだけが出力されます。)

  • トランザクションモニタ配下のアプリケーションの場合

    データベース名/コネクション名
    (トランザクションモニタ配下のアプリケーションのデータベース名/
    コネクション名は、OPEN-INFO文字列に指定された値が表示されます。)

  • TCP/IP接続のアプリケーションの場合

    接続端末のIPアドレス/コネクション名
    または接続端末のホスト名/コネクション
    名(注1)

  • RDA-SV接続のアプリケーション(SolarisまたはWindowsの場合)
    接続端末のIPアドレス/コネクション名

  • RDBコマンドの場合
    RDBコマンド名

  • ODOS連携のODBCアプリケーションの場合
    接続端末のIP アドレス/データソース
    名、接続端末のホスト名/データソース
    名、またはアプリケーションのロードモ
    ジュール名/データソース名(注1)(注2)

CONNECTION_ID

CHAR(22)

コネクション識別子

1

  

コネクションID
RDBシステム内で一意な値が設定されます。(注2)

PROCESS_ID

INT

プロセスID

  

  

  

ELAPSE

INT

経過時間

  

  

RDBシステムに接続してからの経過時間(秒)

IDLE

INT

アイドル時間

  

  

使用中のコネクションがアプリケーションの要求を待ってからの経過時間(秒)

CLIENT_TYPE

CHAR(10)

クライアントプロセス種別

  

  

以下のいずれかの値が設定されます
SQL : システム内通信のアプリケーション
SQL-XA : トランザクションモニタ配下のアプリケーション
TCP/IP : RDB2_TCP接続のアプリケーション
RDA-SV : RDA-SV接続のアプリケーション(SolarisまたはWindowsの場合のみ表示)
RDBCMD:RDBコマンド
ODOS : ODOS連携のODBC アプリケーション(注2)

LOGIN_NAME

CHAR(128)

ログイン名

  

  

  

TRANSACTION_STATUS

CHAR(10)

トランザクション状態

  

  

以下のいずれかの値が設定されます
ACT : トランザクションは開始されている
INACT : トランザクションは開始されていない
TINH : トランザクションはテンポラリログファイル閉塞前から開始されている(注2)

ACTION_INF

CHAR(64)

アクション情報

  

  

常に空白が設定されます。

CLIENT_INF

CHAR(64)

クライアント情報

  

  

Interstage Application Serverと連携している場合、Web サーバ情報が設定されます。
Interstage Application Serverと連携していない場合、空白が設定されます。(注2)

MODULE_INF

CHAR(64)

モジュール情報

  

  

Interstage Application Serverと連携している場合、IJServer名が設定されます。
Interstage Application Serverと連携していない場合、空白が設定されます。(注2)

DB_NAME

CHAR(128)

コネクト対象のデータベース名

  

  

常に空白が設定されます。

注1) 接続端末のIPアドレスを格納するか、ホスト名を格納するかを、RDB構成パラメタファイルのRDBCLIENTINFで指定します。

注2)設定値が定義型サイズに満たない場合は、残りの部分に空白が設定されます。

P : プライマリキーを意味します。数字は、プライマリキー内の構成順序を示します。

SI : インデックスのキーを意味します。数字は、インデックスキー内の構成順序を示します。

注意

  • 本表は、今後列が追加される場合があるため、参照する際は選択リストに列名を列挙するようにしてください。

  • 本表を参照する問合せは、独立性水準にREAD UNCOMMITTEDが指定されている場合の動作になります。

例:コネクション情報から、モジュール名がAPL001/CONNECT1であるアプリケーションのプロセスIDとトランザクション状態を取得する方法

アプリケーションロードモジュール名がAPL001、コネクション名がCONNECT1、プロセスIDが3083、トランザクションが開始されている場合、実行するSQL文とその結果は、以下のようになります。

実行するSQL文
SELECT PROCESS_ID, TRANSACTION_STATUS FROM RDBII_SYSTEM.RDBII_CON_INF WHERE NAME = 'APL001/CONNECT1'
実行結果
PROCESS_ID: 3083
TRANSACTION_STATUS: ACT