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Symfoware Server V10.0.0 アプリケーション開発ガイド(共通編)

A.3.27 コネクションの動作環境のパラメタ設定情報(一括出力)

RDBII_CON_PRM

RDBII_CON_PRMは、本システム表にアクセスしている現コネクションで有効になっている動作環境についての情報を出力する表です。

以下に設定可能な実行パラメタについての情報を出力します。

Java連携およびODBC連携の場合の実行パラメタ名は、先頭文字“CLI_”を削除したパラメタ名に一致します。

なお、Java連携のdefault_readonlyオプションがDEFAULT_ACCESS_MODE、default_isolationオプションがDEFAULT_ISOLATIONの値として反映されます。default_readonlyオプションにfalseを指定した場合はREAD_WRITE、trueを指定した場合はREAD_ONLYとなります。

ただし、以下の実行パラメタの情報は、出力されません。

参照

  • 動作環境ファイルの詳細については、“付録B 動作環境ファイルのパラメタ一覧”を参照してください。

  • 環境変数の詳細については、“アプリケーション開発ガイド(埋込みSQL編)”の“環境変数”を参照してください。

  • default_readonlyオプション、default_isolationオプションおよびctuneparamオプションの詳細については、“アプリケーション開発ガイド(JDBCドライバ編)”の“オプションの設定”を参照してください。

  • ODBCデータソースのその他パラメタの詳細については、“アプリケーション開発ガイド(ODBCドライバ編)”の“アプリケーションのチューニング”を参照してください。

  • tuneparamキーワードの詳細については、“アプリケーション開発ガイド(.NET Data Provider編)”の“tuneparamキーワード”を参照してください。

RDBII_CON_PRMの構成と出力情報を以下に示します。

表A.42 RDBII_CON_PRM の構成と出力情報

列名

データ

情報の意味

補足説明

PARAMETER_NAME

VARCHAR(256)

実行パラメタ名

  

PARAMETER_VALUE

VARCHAR
(1024)

パラメタの設定値

現在有効となっているパラメタ設定値が、実行パラメタの指定形式で以下のように設定されます。(注)

  • 実行パラメタに設定するすべてのパラメタ設定値が設定されます

  • 複数の設定値がある場合は、コンマ“,”で区切って設定されます

注)データ長が1024バイトを超える場合、先頭から1024バイト分だけが出力されます。

注意

本表を参照する問合せは、独立性水準にREAD UNCOMMITTEDが指定されている場合の動作になります。

例1:コネクションの動作環境のパラメタ設定情報から、実行パラメタ名がDEFAULT_INDEX_SIZEであるパラメタ設定値を取得する方法

システム用の動作環境ファイルに、実行パラメタDEFAULT_INDEX_SIZEを以下の値で設定した場合、実行するSQL文とその結果は、以下のようになります。

システム用の動作環境ファイルの設定例
DEFAULT_INDEX_SIZE = (16,8,30720,10240,10240,0)
実行するSQL文
SELECT PARAMETER_VALUE FROM RDBII_SYSTEM.RDBII_CON_PRM WHERE PARAMETER_NAME = 'DEFAULT_INDEX_SIZE'
実行結果
PARAMETER_VALUE: 16,8,30720,10240,10240,0
                     (1)

(1)パラメタ設定値の取得結果

2コネクションの動作環境のパラメタ設定情報から、実行パラメタ名がACCESS_PLANであるパラメタ設定値を取得する方法

クライアント用の動作環境ファイルに、実行パラメタACCESS_PLANが未設定の場合、実行するSQL文とその結果は、以下のようになります。

実行するSQL文
SELECT PARAMETER_VALUE FROM RDBII_SYSTEM.RDBII_CON_PRM WHERE PARAMETER_NAME = 'ACCESS_PLAN'
実行結果
PARAMETER_VALUE:OFF,,2,ADVICE
                     (1)

初期値の取得結果