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Symfoware Server V10.0.0 アプリケーション開発ガイド(共通編)

3.2.1 アクセスモデルの選択

データ量や処理内容に応じた、最適なアクセスモデルを選択します。

主なアクセスモデルと、アクセスモデルを選択する際の指針を示します。

分類

アクセスモデル

処理概要

選択の指針

ASSIST指定での指定方法

制約系アクセスモデル

インデックス検索

探索条件に指定した条件からインデックスの検索範囲を作成し、インデックスを検索します。

検索範囲を局所化できるため、検索効率が上がります。

制約ASSIST
(ASSISTで使用するインデックスを指定する)

表の全件検索

表の全レコードを読み込みます。

表の全データを読み込むため検索効率が下がります。

なし

ジョイン系アクセスモデル

マージジョイン(インデックスを利用してジョインする)

ジョインキーを昇順に読み込む方法として、インデックスを利用します。

大量のデータをジョインする場合に有効です。

ジョインASSIST
(ASSIST指定でジョイン方法を指定する)

ソートマージ(ソートテーブルを利用してジョインする)

ジョインする表に対し、制約系アクセスモデルで得られたレコードをジョインキーでソートしてからジョインします。

大量のデータをジョインする場合に有効です。

ジョインASSIST
(ASSIST指定でジョイン方法を指定する)

フェッチジョイン

ジョインする表に対し、制約系アクセスモデルで得られたレコードをもとに、結合する表をインデックス検索し、ジョインします。

少量のデータをジョインする場合に有効です。

ジョインASSIST
(ASSIST指定でジョイン方法を指定する)

ネスティッドループ

ジョインする表を直接読み込みながらレコードの組み合わせを作成し、ジョインします。

表の全組み合わせを作成するため、ジョインに時間がかかります。

なし

アクセスモデルについての詳細は、“H.1 アクセスモデルの種類”を参照してください。

アクセスモデルは、ASSIST指定で指定します。

ASSIST指定の指定方法についての詳細は、“3.3.2 ASSIST指定でアクセスモデルを指定する”を参照してください。