データベースから正しいデータが検索されない、更新データがデータベースに正しく反映されないなど、処理結果に異常がある場合には、データベースへのアクセス手順を調査するために、アプリケーションの実行トレースを採取します。
ポイント
実行トレースは、トラブル事象が発生した時点の情報を採取する必要があります。同じ操作を行うと、毎回、同じトラブル事象が発生するなど、再現可能なトラブルの場合に採取してください。
データベースへのアクセス手順を調査するには、アプリケーションとSymfoware Server間で動作するすべてのコンポーネントのトレース採取が必要です。動作するコンポーネントは、アプリケーション連携形態によって異なります。
以下に、連携形態ごとに採取するトレースを示します。連携形態を確認して、それぞれ必要な実行トレースを採取してください。
プログラム | 接続形態 | トレース |
---|---|---|
C/COBOL埋込みホストプログラム | ローカルアクセス | SQLスナップ |
JDBC連携 | RDB2_TCP接続 | JDBCスナップ |
ODBC連携 | RDB2_TCP接続 | ODBCトレース |
GS連携 | RDA-SV接続 | RDA-SVトレース |
それぞれのトレースの採取方法については、“付録G アプリケーションの実行トレース”を参照してください。