データベースを容量拡張する際によくある質問と、その回答について説明します。
データベースの容量拡張は可能か?
データベースの初期の容量は、DSI定義時に指定するスペース容量で決定されます。
その後の運用でデータベースの容量を拡張するには、以下の5種類の方法があります。
DSIの容量拡張を伴う再編成
アプリケーションによるデータの挿入および削除を頻発に行った場合に適しています。
任意でDSIの容量を拡張
運用中に自動容量拡張が実施されると業務に影響が出る場合など、運用の合間に任意で容量拡張を行いたい場合に適しています。
既存のDSOにDSIを追加補充
既存のDSIの分割キー値とは異なる、または新規の分割キー値をもつDSIを割り当てます。
DSI分割を行っている場合で、分割キー値(DSI)を追加するときに適しています。
DSIの残り容量が指定した容量に到達した時点で、DSIの容量を自動拡張
たとえば24時間運用を停止したくないときなど、再編成できない運用などの場合に適しています。
なお、自動容量拡張が多く発生した場合、管理情報として履歴を管理するため、性能に影響します。その場合にはDSIの再編成またはデータベーススペースの追加、再定義を実施してください。
既存のDSIをいったん削除し、データベーススペースを追加した形で再定義および再作成
ローデバイス(UNIX系)の獲得数に制限がある場合や、データベーススペースの管理をしやすくする場合などに適しています。
参照
詳細は、“RDB運用ガイド”の“再編成”を参照してください。
なお、関連する質問として、“9.5.2 資源の容量を監視する”の“データベースの容量不足を事前に検知するには?”、“9.6.1 自動容量拡張する”の“データベースの容量を自動拡張する機能はあるか?”があります。必要に応じて参照してください。