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Symfoware Server V10.0.0 トラブルシューティング集

9.5.1 コマンドでモニタリングを行う場合

コマンドでモニタリングを行う場合によくある質問と、その回答について説明します。

Symfoware Serverで提供している監視機能は?

パフォーマンスモニタを利用することで、処理に時間がかかっているSQL文に関する情報収集、システム全体の性能監視、アプリケーションのセションごとの性能監視を行うことができます。
従来どおり、rdbsarコマンドによる、システム全体の性能監視機能も提供しています。
また、rdbpsコマンドによる、アプリケーションのセションごとの性能監視機能(SQLアクセス)も提供しています。
SystemWalkerを使用することにより、GUIでメッセージ監視機能を利用することもできます。

参照

詳細は、“チューニングガイド”の“パフォーマンスモニタ”、“RDB運用ガイド”の“プロセス監視”および“性能監視”を参照してください。

ログなし運用(リカバリを適用しない運用)状態を検出するコマンドはあるか?

特定の表について、ログなし運用(リカバリを適用しない運用)状態が設定されているか確認するには、rdbinfコマンドでDSIの利用規定登録の状態を確認します。

rdbinf -i データベース名.DSI名 -a

参照

詳細は、“RDB運用ガイド”の“利用規定および障害状況の照会”を参照してください。

以下に、rdbinfコマンドの出力結果の例を示します。

出力結果で、“State”の下に“NRC”と表示された場合、ログなし運用(リカバリを適用しない運用)に設定されていると判断できます。

データベース中のアクセス禁止になっているDSIを一括で検出するには?

アクセス禁止になっているすべてのDSIを確認するには、rdbinfコマンドで確認します。

rdbinf -l inh -a

参照

詳細は、“RDB運用ガイド”の“利用規定および障害状況の照会”を参照してください。

以下に、rdbinfコマンドの出力結果の例を示します。

出力結果より、アクセス禁止になっているDSI一覧を確認することができます。

$ rdbinf -l inh -a

    在庫管理DB.在庫表DSI,HER,CMD
    在庫管理DB.関西発注DSI,TIH