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Symfoware Server V10.0.0 トラブルシューティング集

3.2 再編成時の異常

データベースの再編成時に発生したトラブルの事例、およびその対処方法について説明します。

DSI切離しによる再編成ロード運用を行っている場合不具合が発生する

DSIの切離し(rdbexdsiコマンド)による再編成/ロード運用を行っている場合、以下のような現象が発生する場合があります。

【対処方法】

rdbexdsiコマンドで、該当するレコードのDSIがSQLの処理対象から除外されていないか確認してください。以下に処理対象から除外されているDSIの表示例を示します。

> rdbexdsi -mp
      RDBII rdbexdsi DATE:2007/04/13 TIME:11/07/38
      Exclusion DSI:User     DSI
      USER1                  TEST.#SCTEST#B
      USER1                  TEST.#SCTEST#A

DSIがSQLの処理対象から除外されている場合は、RDB運用管理者に相談してSQLの処理対象からの除外を解除してから、アプリケーションを再実行してください。

参照

rdbexdsiコマンドの詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。

rdbalmdsiコマンドまたはDSI定義文でDSIに設定したアラームポイントよりも、少ない使用量でメッセージが出力される

rdbalmdsiコマンドまたはDSI定義文により、DSIに対しアラームポイントの設定を行った場合、設定したアラームポイントよりも少ない使用量でメッセージが出力されることがあります。

この場合、以下のように動作します。

たとえば、DSIのサイズを128KBとし、アラームポイントを80KBに設定すると、以下のような結果になります。

例1

ページサイズを16KBとした場合

1ページに4件のデータが格納されるとした場合ですが、13件のデータが格納された時点で、P0~P4の5ページ(80KB)が割り当てられ、アラームポイントのメッセージが出力されます。

例2

ページサイズを32KBとした場合

アラームポイントはページサイズの倍数に調整されるので、80KBの指定でもページサイズが32KBの場合は、アラームポイントは64KBに調整されます。

1件のデータを格納した時点で、P0、P1の2ページ(64KB)が割り当てられ、この時点でアラームポイントのメッセージが出力されます。


DSIのサイズが小さい場合などは、上記を考慮してアラームポイントの設定を行ってください。