Linuxクライアントをインストールする前にシステム環境を確認してください。
Linuxクライアントをインストールするためには、デフォルトのLANGに以下のいずれかの値が設定されている必要があります。
ja_JP.UTF-8
C
デフォルトのLANGは、以下のファイルに設定されています。
/etc/sysconfig/i18n
/etc/sysconfig/i18nの内容が以下のようになっている場合は、デフォルトのLANGは“ja_JP.UTF-8”となります。
LANG="ja_JP.UTF-8" SUPPORTED="ja_JP.UTF-8:ja_JP:ja"
Linuxクライアントをインストールするためにディスクに十分な空きディスク領域があるかを確認してください。
必要なディスク領域については、“3.1.6 インストール時に必要なディスク容量”を参照してください。
十分な空きディスク領域がない場合には、ディスクのパーティション構成を再設定してください。
アップグレードインストールについて
以下のソフトウェアがインストールされている場合は、アップグレードインストールを行います。
Symfoware Server クライアント機能
Connection Manager
アップグレードインストールの手順については、“3.5 アップグレードインストール”を参照してください。
RHEL-AS4(IPF)およびRHEL5(IPF)のプレコンパイラは32ビットで動作します。
動作OSがRHEL-AS4(IPF)またはRHEL5(IPF)の場合は、32ビットエミュレータが設定されているか確認し、必要に応じて設定してください。
以下に確認方法と設定方法を示します。
以下のコマンドを実行し32ビットエミュレータの状態を確認してください。
# /sbin/service ia32el status
以下が表示された場合は、すでに32ビットエミュレータが設定済みのため、作業は不要です。
Intel IA-32 Execution Layer in use
以下が表示された場合は、“IA-32 Execution Layer”および“32ビット互換パッケージ”は、インストール済みですが、32ビットエミュレータを起動していない状態です。
No IA-32 Support
“起動”を参照して、32ビットエミュレータを起動してください。
以下が表示された場合は、“IA-32 Execution Layer”および“32ビット互換パッケージ”がインストールされていません。
ia32el: unrecognized service
ia32el: 認識されていないサービスです。
“インストール”を参照して、“IA-32 Execution Layer”および“32ビット互換パッケージ”をインストールしてください。
以下の手順でインストールしてください。
IA-32 Execution Layerのインストール
Red Hat Enterprise Linux Extras CDから以下のパッケージをインストールしてください。
ia32el
ksh
32ビット互換パッケージのインストール
Red Hat Enterprise Linux 32-bit Compatibility Layerディスクから、[Compatibility Arch Support]を選択し、すべてのパッケージを選択してインストールしてください。
インストール完了後、“32ビットエミュレータの確認”を参照して状態を確認してください。
以下のコマンドを実行し、32ビットエミュレータを起動してください。
# /sbin/service ia32el start Starting Intel IA-32 Execution Layer: [ OK]