ADO連携でデータの更新を行う方法について説明します。
本サンプルコードは、INSERT文実行後、メッセージボックスで完了を知らせます。
アプリケーションの手順
コネクションを接続します。
Commandオブジェクトを生成します。
Command.ActiveConnectionプロパティに1で生成したConnectionオブジェクトを設定します。
Command.CommandTextプロパティにINSERT文を設定します。
Command.CommandTypeプロパティにadCmdTextを設定します。
Command.ExecuteメソッドでINSERT文を実行します。
コネクションを切断します。
オブジェクトを破棄します。
エラー処理については、“C.3.11 エラー処理”を参照してください。
'オブジェクト宣言 Dim Con As Connection Dim Com As Command 'Connectionオブジェクトの生成 Set Con = New Connection Con.ConnectionString = "DSN=DSN01;UID=USER01;PWD=PASS01;" On Error GoTo ErrorProc '1. コネクション接続 Con.Open '2. Commandオブジェクトの生成と設定 Set Com = New Command Com.ActiveConnection = Con Com.CommandText = "INSERT INTO TESTTBL VALUES(106,1000.025,DATE'2007-04-10','INSERT DATA')" Com.CommandType = adCmdText '3. INSERT文実行 Com.Execute 'メッセージボックスの表示 MsgBox "行を挿入しました", vbOKOnly, "Normal End" '4. コネクション切断 Con.Close '5. オブジェクトの破棄 Set Com = Nothing Set Con = Nothing Exit Sub 'エラー処理 ErrorProc: 'エラー処理ルーチンを記述します