ロードシェア運用では、クラスタシステム内の各ノードにSymfoware Serverを配置し、データベースをDSI単位に分散配置します。アプリケーションは、どのノードで動作させることも可能です。アプリケーションから見ると、複数ノードに配置されているSymfoware Serverが1つのSymfoware Serverに見えます。たとえば、アプリケーションが要求するデータアクセスに対応するデータ(DSI)が、そのノードに存在しない場合には、Symfoware Serverが自動的にデータが存在するノードを見つけ出し、リモートアクセスを行ってそのノードからデータを取ってきます。
また、データベースの分散配置により、分散配置の単位であるDSIごとに運用を独立することができます。つまり、各ノードのRDBシステムごとに独立した運用を行うことができるため、データベースの破壊などにより他のRDBシステムへ影響を与えることはありません。