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Symfoware Server V10.0.0 クラスタ導入運用ガイド

1.4.3 リソースと状態遷移

クラスタシステムには、ノード監視および装置監視などの監視機構があります。しかし、これだけでは、Symfoware ServerのRDBシステムがダウンした場合に、異常を検出することができません。そこで、Symfoware Serverでは、監視機構として、Symfoware Serverのリソースを監視する、“ディテクタ”を用意することにより、異常を検出できます。

クラスタシステムおよびSymfoware Serverの監視機構により、異常を検知した場合、Symfoware Serverの“Online/Offlineスクリプト”が、クラスタシステムからの状態遷移の指示を受け取り、リソースの活性または非活性を制御します。さらに、Online/Offlineスクリプトに、“サブプロシジャ”を登録することにより、状態遷移時に、作業用ファイルの削除、共用バッファの開設、DSIと共用バッファの対応づけおよびDSIのメモリ常駐化などが自動的に行われ、データベースを利用可能な状態にすることができます。

Symfoware Serverの監視機構およびSymfoware ServerのOnline/Offlineスクリプトは、インストール時に自動的に登録され、クラスタアプリケーションの起動や状態遷移時に自動的に起動されます。