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Symfoware Server V10.0.0 クラスタ導入運用ガイド

1.4.2 クラスタアプリケーションの登録と削除

リソースを組み合わせて構築した、クラスタシステム上で動作する業務の単位を、“クラスタアプリケーション”といいます。クラスタアプリケーションは、組合せによって、スタンバイ型またはスケーラブル型の運用形態を持ちます。Symfoware Serverではフェイルオーバ運用、ロードシェア運用ともにスタンバイ型のクラスタアプリケーションおよびスケーラブル型のクラスタアプリケーションを使用します。

注) フェイルオーバ運用のスタンバイ機能の場合は、スケーラブル型のクラスタアプリケーションは使用しません。


クラスタアプリケーションの登録と削除は、hvwコマンドを利用して行うことができます。

参照

hvwコマンドの詳細については、“PRIMECLUSTER導入運用手引書”を参照してください。

フェイルオーバ運用のクラスタアプリケーションの構成

フェイルオーバ運用のクラスタアプリケーションを構成する場合、スケーラブル型のクラスタアプリケーション内に、1つのスタンバイ型のクラスタアプリケーションを配置します。

(1)ノード1配下のrdbsys1:運用系のスタンバイ型のクラスタアプリケーションに登録する

(2)ノード2配下のrdbsys1:待機系のスタンバイ型のクラスタアプリケーションに登録する

(3)スタンバイ型のクラスタアプリケーション:スケーラブル型のクラスタアプリケーションに登録する


ロードシェア運用のクラスタアプリケーションの構成

ロードシェア運用のクラスタアプリケーションを構成する場合、スケーラブル型のクラスタアプリケーション内に、複数のスタンバイ型のクラスタアプリケーションを配置します。

(1)ノード1配下のrdbsys1:運用系のスタンバイ型のクラスタアプリケーション1に登録する

(2)ノード2配下のrdbsys1:待機系のスタンバイ型のクラスタアプリケーション1に登録する

(3)ノード3配下のrdbsys2:運用系のスタンバイ型のクラスタアプリケーション2に登録する

(4)ノード4配下のrdbsys2:待機系のスタンバイ型のクラスタアプリケーション2に登録する

(5)スタンバイ型のクラスタアプリケーション1:スケーラブル型のクラスタアプリケーションに登録する

(6)スタンバイ型のクラスタアプリケーション2:スケーラブル型のクラスタアプリケーションに登録する