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Symfoware Server V10.0.0 インストールガイド(サーバ編)

6.3 ロードシェア運用またはホットスタンバイ機能を利用したフェイルオーバ運用の場合の再インストール

以下の手順に従って再インストールを行ってください。


以下に各手順の詳細を説明します。

1. WebDBtoolsの停止

WebDBtools機能を利用している場合は、WebDBtoolsを停止してください。

参照

作業の詳細は、“セットアップガイド”の“WebDBtoolsの起動と停止”を参照してください。

2. WebAdminの停止

WebAdmin機能を利用している場合は、WebAdminを停止してください。

参照

作業の詳細は、“セットアップガイド”の“WebAdminの起動と停止”を参照してください。

3. データベースの文字コード系の確認

以下のコマンドを実行して、データベースの文字コード系を必ず控えておいてください。

# rdbprt -m CODE
Code Information
  Data Code ...... Unicode  (注)
rdb: INFO: qdg12074i:rdbprtが正常終了しました 復帰コード 00 (システム名=RDBSYS1)

注) 現在使用しているデータベースの文字コード系が表示されます。

注意

Symfoware Serverを再インストールする際、インストール時に指定するデータベースの文字コード系には、既存のRDBシステムと同じデータベースの文字コード系を指定してください。

異なる文字コード系を指定して再インストールを行い運用を再開した場合、データベースおよびRDBディクショナリの内容は保証されません。

4. ネーミングサービスの停止

JDBCドライバを利用している場合は、ネーミングサービスを停止してください。なお、Interstage Application Serverでコネクションプーリングを行う場合、本作業は不要です。

参照

作業の詳細は、“アプリケーション開発ガイド(JDBCドライバ編)”の“ネーミングサービスの起動”を参照してください。

5. スケーラブル型のクラスタアプリケーションの停止

[Cluster Admin]画面でスケーラブル型のクラスタアプリケーションを停止してください。

停止したスケーラブル型のクラスタアプリケーション内の、Symfoware Serverのリソース(スタンバイ機能の待機ノードは除きます)を配置しているすべてのノードのメッセージログファイルに、Symfoware Serverの停止メッセージが出力されるので、正常に停止されていることを確認してください。

正常に停止していない場合は再度[Cluster Admin]画面でクラスタサービスを起動した後、改めてスケーラブル型のクラスタアプリケーションを停止してください。

6. RMSの停止

[Cluster Admin]画面で[ツール]-[RMSの停止]を選択し、すべてのノードのRMSを停止してください。

7. GDSリソースの活性

[Global Disk Services]画面で起動するGDSリソースを選択し、メニューの[操作]-[ボリューム起動]でGDSリソースを起動してください。

8. ファイルのバックアップ

6.1.2 ファイルのバックアップ”を参照して、ファイルをバックアップしてください。

また、以下の表に示すパラメタファイルをバックアップしてください。

表6.1 バックアップが必要なパラメタファイル

ファイル

ディレクトリ

リカバリ方法

RDBシステム名.net (注)

/opt/FJSVrdbpc/etc

編集していた箇所を新しいファイルで再編集

注) ロードシェア運用を行っている場合にバックアップしてください。

9. Symfoware Serverのアンインストール

第8章 アンインストール”を参照して、Symfoware Serverをアンインストールしてください。

10. Symfoware Serverのインストール

第4章 初期インストール”を参照して、Symfoware Serverをインストールしてください。なお、インストール時のデータベースの文字コードには、“3. データベースの文字コード系の確認”で確認したデータベースの文字コード系を指定してください。

11. ファイルのリカバリ

6.1.5 ファイルのリカバリ”を参照して、ファイルをリカバリしてください。

また、“表6.1 バックアップが必要なパラメタファイル”に示すパラメタファイルをリカバリしてください。

12. GDSリソースの非活性

[Global Disk Services]画面で停止するGDSリソースを選択し、メニューの[操作]-[ボリューム停止]でGDSリソースを停止してください。

13. RMSの起動

[Cluster Admin]画面で[ツール]-[RMSの起動]を選択し、すべてのノードのRMSを起動してください。

14. スケーラブル型のクラスタアプリケーションの起動

[Cluster Admin]画面でスケーラブル型のクラスタアプリケーションを起動してください。

15. ネーミングサービスの起動

JDBCドライバを利用している場合は、ネーミングサービスを起動してください。なお、Interstage Application Serverでコネクションプーリングを行う場合、本作業は不要です。

参照

作業の詳細は、“アプリケーション開発ガイド(JDBCドライバ編)”の“ネーミングサービスの起動”を参照してください。

16. 動作確認

運用を開始する前に、正しく移行が行えたかどうか、切替えや組込みを行って動作確認してください。

17. 再インストール完了