SQL文の検索結果を制御する機能として、ROWNUMをサポートします。
また、ROWNUMと組み合わせて使用できるように、導出表にORDER BY句を指定可能にします。
ROWNUMを使用することで、以下のような操作を行うことができます。
結果として取り出す件数を限定する
結果として取り出す行に1から順に番号を割り振る
結果として取り出す行を途中から読み込む
これにより、それぞれ以下のような効果があります。
探索条件に従ったレコードを読み込むだけのような単純なカーソルの場合、ROWNUMに指定した“検索結果として取り出す件数”に比例して、検索レスポンスが良くなります。しかし、ソートやワークを使うような複雑なカーソルの場合は効果がありません。
また、COUNT関数で検索結果件数を求めるようなSQL文の場合、ROWNUMに“読み込み件数の上限値”を指定すると、最大でも上限値までの検索レスポンスになります。
順番号を生成して付加するアプリケーションの処理を省けます。
アプリケーションで読み飛ばす処理を省けます。
参照
詳細は、“アプリケーション開発ガイド(共通編)”の“ROWNUMを使用してデータを操作する”および“SQLリファレンス”の“ROWNUM”を参照してください。