名前
rdbstop -- Symfoware/RDBの停止
形式
rdbstop [ -e | -mc ]
機能説明
Symfoware/RDBを停止します。
オプション
エラーメッセージ“qdg02842u:シグナル9を受信したためRDBIIシステム空間が異常終了しました”を出力して、Symfoware/RDBを強制停止します。実行中のアプリケーションおよびRDBコマンドがある場合、Symfoware/RDBを強制停止した後、それらは異常終了します。本オプションを指定してSymfoware/RDBを停止した場合、次回のSymfoware/RDBの起動時にダウンリカバリが発生します。
システム内通信時に本オプションを指定してrdbstopコマンドを実行した場合、実行中のアプリケーションプロセスは強制終了されます。
オプションを省略した場合の停止処理に加え、実行中のアプリケーションおよびRDBコマンドがある場合はそれらを強制終了し、Symfoware/RDBを正常停止します。
使用例
Symfoware/RDBを停止します。
rdbstop
アプリケーションおよびRDBコマンドを強制終了し、Symfoware/RDBを正常停止します。
rdbstop -mc
終了ステータス
以下の終了ステータスが返されます。
0 : 正常終了
1 : 異常終了
2 : アプリケーションまたはRDBコマンドが動作中(オプションが指定されていない場合のみ返却されます)
注意
本コマンド投入後は、新規にアプリケーションやRDBコマンドを実行することはできません。
-mcオプションを指定した場合、オプションを省略した場合の停止処理に加え、トランザクションのロールバックを行うため、オプションを省略した場合よりも停止処理時間が長くなる場合があります。
-mcオプションを指定した本コマンドの実行中は、-eオプションを指定した本コマンドは実行可能ですが、他のRDBコマンドや新規のアプリケーションの実行はできません。
動作環境ファイルの実行パラメタARC_FULLにWAITを指定している場合、アーカイブログファイルが満杯状態で-mcオプションを指定して本コマンドを実行、または、-mcオプションを指定して本コマンド実行後にアーカイブログファイルが満杯状態に遷移した場合は、本コマンドが無応答になります。このため、-mcオプションを指定する場合は、アーカイブログファイルに十分に空きがあることを確認した上で実行してください。
rdbcrbfコマンドで開設したバッファプールが存在している場合およびrdbconbfコマンドでDSIとバッファプールの対応関係を登録している場合は、本コマンドが対応関係の解除とバッファプールの閉鎖をしたうえでSymfoware/RDBを停止します。
rdbresidentコマンドでDSIをメモリに常駐している場合、本コマンドがメモリ常駐を解除したうえでSymfoware/RDBを停止します。
Symfoware/RDBが停止状態では、データベースへのアクセスは一切できません。
本コマンドは、“Administrators”グループに属するユーザのみ実行可能です。
Windows Server(R) 2008またはWindows Server(R) 2008 R2において、本コマンドは、“管理者: コマンドプロンプト”から実行する必要があります。[コマンドプロンプト]を右クリックして表示されるメニューから[管理者として実行]を選択し、“管理者: コマンドプロンプト”を起動してください。