名前
rdbpldic -- 表、ルーチン、トリガおよびスコープの定義情報のメモリ展開または削除
形式(ファイル名指定)
rdbpldic { -U | -D } 資源名一覧ファイル名
形式(表名指定)
rdbpldic { -U | -D } -t データベース名.スキーマ名.表名
形式(スキーマ名指定)
rdbpldic { -U | -D } -s データベース名.スキーマ名 [ -A | -T | -R | -G ]
形式(データベース名指定)
rdbpldic { -U | -D } -d データベース名 [ -A | -T | -R | -G | -P ]
形式(ルーチン名指定)
rdbpldic { -U | -D } -r データベース名.スキーマ名.ルーチン名
形式(トリガ名指定)
rdbpldic { -U | -D } -g データベース名.スキーマ名.トリガ名
形式(スコープ名指定)
rdbpldic { -U | -D } -p データベース名.スコープ名
機能説明
表、ルーチン、トリガおよびスコープの定義情報を、アプリケーションの実行前にあらかじめメモリに展開します。
または、メモリに展開した定義情報をメモリから削除します。
オプション
定義情報をメモリに展開する場合に指定します。
定義情報をメモリから削除する場合に指定します。
メモリ展開または削除したい定義情報を以下のいずれか1つの形式で記述したファイルの、ファイル名を指定します。
以下に、ファイル内の形式を説明します。
先頭に“#”がある行は、コメント行として読みとばされます。
このとき“#”は必ず行の先頭に記述する必要があります。
ファイル内には空行を含むことができます。
各行の処理中に、指定形式の誤りなど、継続可能なエラーが検出された場合は、メッセージが表示され、次の行から処理が継続されます。
領域不足など、継続不可能なエラーが検出された場合には、その時点で処理が中止されます。
この場合、エラー検出までに行われた処理は有効となります。
形式-1(表定義情報の展開または削除) : TABLE(データベース名.スキーマ名.表名) または データベース名.スキーマ名.表名
形式-2(ルーチン定義情報の展開または削除) : ROUTINE(データベース名.スキーマ名.ルーチン名)
形式-3(トリガ定義情報の展開または削除) : TRIGGER(データベース名.スキーマ名.トリガ名)
形式-4(スコープ定義情報の展開または削除) : SCOPE(データベース名.スコープ名)
定義情報をメモリに展開および削除する表名を指定します。
定義情報をメモリに展開または削除するスキーマ名を指定します。
-A : 指定したスキーマ配下のすべての表、ルーチンおよびトリガについて処理します。
-T : 指定したスキーマ配下のすべての表について処理します。
-R : 指定したスキーマ配下のすべてのルーチンについて処理します。
-G : 指定したスキーマ配下のすべてのトリガについて処理します。
-A、-T、-Rおよび-Gオプションを省略した場合は、指定したスキーマ配下のすべての表について処理します。
定義情報をメモリに展開または削除するデータベース名を指定します。
-A : 指定したデータベース配下のすべての表、ルーチン、トリガおよびスコープについて処理します。
-T : 指定したデータベース配下のすべての表について処理します。
-R : 指定したデータベース配下のすべてのルーチンについて処理します。
-G : 指定したデータベース配下のすべてのトリガについて処理します。
-P : 指定したデータベース配下のすべてのスコープについて処理します。
-A、-T、-R、-Gおよび-Pオプションを省略した場合は、指定したデータベース配下のすべての表について処理します。
定義情報をメモリに展開または削除するルーチン名を指定します。
定義情報をメモリに展開または削除するトリガ名を指定します。
定義情報をメモリに展開または削除するスコープ名を指定します。
使用例
在庫管理DB配下のすべての表、ルーチン、トリガおよびスコープについて、定義情報をメモリに展開します。
rdbpldic -U -d 在庫管理DB -A
在庫管理DB配下のすべての表について、定義情報をメモリに展開します。
rdbpldic -U -d 在庫管理DB -T
終了ステータス
以下の終了ステータスが返されます。
0 : 正常終了
0以外 : 異常終了
注意
Symfoware/RDBを停止した場合、または、本機能を利用して定義情報をメモリに展開した表、ルーチン、トリガおよびスコープについて、以下の処理を行った場合、その定義情報はメモリから削除されます。
Symfoware/RDBを再起動、または、以下の処理が完了したら、再度、本コマンドにより定義情報のメモリ展開を行ってください。
表の場合
表の定義変更または削除
表配下のDSO定義または削除
表配下のDSI定義、定義変更または削除
表をアクセスするルーチンの定義または削除
表をアクセスするトリガの定義または削除
表の交換(SWAP TABLE文)
列の追加またはDSIの追加をrdbddlexコマンドの準備モード(-lオプション)で準備していた表に対して、rdbddlfixコマンドによる定義情報の変更内容の確定を行った場合
ルーチンの場合
ルーチンの削除
ルーチンの削除で、削除しようとするルーチン内で、メモリ展開しているルーチンの呼び出しがある場合
ルーチンの定義で、定義しようとするルーチン内で、メモリ展開しているルーチンの呼び出しがある場合
トリガの場合
トリガの削除
スコープの場合
スコープの削除
メモリ展開しているスコープを指定した、APPLY SCOPE文またはRELEASE SCOPE文