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Symfoware Server V10.0.0 コマンドリファレンス

2.33 rdbpldic

名前

rdbpldic -- 表、ルーチン、トリガおよびスコープの定義情報のメモリ展開または削除

形式(ファイル名指定)

rdbpldic { -U | -D } 資源名一覧ファイル名

形式(表名指定)

rdbpldic { -U | -D } -t データベース名.スキーマ名.表名

形式(スキーマ名指定)

rdbpldic { -U | -D } -s データベース名.スキーマ名
         [ -A | -T | -R | -G ]

形式(データベース名指定)

rdbpldic { -U | -D } -d データベース名
         [ -A | -T | -R | -G | -P ]

形式(ルーチン名指定)

rdbpldic { -U | -D } -r データベース名.スキーマ名.ルーチン名

形式(トリガ名指定)

rdbpldic { -U | -D } -g データベース名.スキーマ名.トリガ名

形式(スコープ名指定)

rdbpldic { -U | -D } -p データベース名.スコープ名

機能説明

表、ルーチン、トリガおよびスコープの定義情報を、アプリケーションの実行前にあらかじめメモリに展開します。
または、メモリに展開した定義情報をメモリから削除します。

オプション

-U

定義情報をメモリに展開する場合に指定します。

-D

定義情報をメモリから削除する場合に指定します。

資源名一覧ファイル名

メモリ展開または削除したい定義情報を以下のいずれか1つの形式で記述したファイルの、ファイル名を指定します。
以下に、ファイル内の形式を説明します。
先頭に“#”がある行は、コメント行として読みとばされます。
このとき“#”は必ず行の先頭に記述する必要があります。
ファイル内には空行を含むことができます。
各行の処理中に、指定形式の誤りなど、継続可能なエラーが検出された場合は、メッセージが表示され、次の行から処理が継続されます。
領域不足など、継続不可能なエラーが検出された場合には、その時点で処理が中止されます。
この場合、エラー検出までに行われた処理は有効となります。
形式-1(表定義情報の展開または削除) : TABLE(データベース名.スキーマ名.表名) または データベース名.スキーマ名.表名
形式-2(ルーチン定義情報の展開または削除) : ROUTINE(データベース名.スキーマ名.ルーチン名)
形式-3(トリガ定義情報の展開または削除) : TRIGGER(データベース名.スキーマ名.トリガ名)
形式-4(スコープ定義情報の展開または削除) : SCOPE(データベース名.スコープ名)

-t データベース名.スキーマ名.表名

定義情報をメモリに展開および削除する表名を指定します。

-s データベース名.スキーマ名 [ -A | -T | -R | -G ]

定義情報をメモリに展開または削除するスキーマ名を指定します。
-A : 指定したスキーマ配下のすべての表、ルーチンおよびトリガについて処理します。
-T : 指定したスキーマ配下のすべての表について処理します。
-R : 指定したスキーマ配下のすべてのルーチンについて処理します。
-G : 指定したスキーマ配下のすべてのトリガについて処理します。
-A、-T、-Rおよび-Gオプションを省略した場合は、指定したスキーマ配下のすべての表について処理します。

-d データベース名 [ -A | -T | -R | -G | -P ]

定義情報をメモリに展開または削除するデータベース名を指定します。
-A : 指定したデータベース配下のすべての表、ルーチン、トリガおよびスコープについて処理します。
-T : 指定したデータベース配下のすべての表について処理します。
-R : 指定したデータベース配下のすべてのルーチンについて処理します。
-G : 指定したデータベース配下のすべてのトリガについて処理します。
-P : 指定したデータベース配下のすべてのスコープについて処理します。
-A、-T、-R、-Gおよび-Pオプションを省略した場合は、指定したデータベース配下のすべての表について処理します。

-r データベース名.スキーマ名.ルーチン名

定義情報をメモリに展開または削除するルーチン名を指定します。

-g データベース名.スキーマ名.トリガ名

定義情報をメモリに展開または削除するトリガ名を指定します。

-p データベース名.スコープ名

定義情報をメモリに展開または削除するスコープ名を指定します。

使用例

例1

在庫管理DB配下のすべての表、ルーチン、トリガおよびスコープについて、定義情報をメモリに展開します。

rdbpldic -U -d 在庫管理DB -A
例2

在庫管理DB配下のすべての表について、定義情報をメモリに展開します。

rdbpldic -U -d 在庫管理DB -T 

終了ステータス

以下の終了ステータスが返されます。

0 : 正常終了
0以外 : 異常終了

注意

Symfoware/RDBを停止した場合、または、本機能を利用して定義情報をメモリに展開した表、ルーチン、トリガおよびスコープについて、以下の処理を行った場合、その定義情報はメモリから削除されます。
Symfoware/RDBを再起動、または、以下の処理が完了したら、再度、本コマンドにより定義情報のメモリ展開を行ってください。