名前
rdbcrdic -- RDBディクショナリの作成
形式(RDBディクショナリの作成)
rdbcrdic { -f ディクショナリファイル名 -c スペース量 | -r ローデバイス名 } [ { -a 割付け量 | -u { S | M | L }} ] [ -du ユーザデータベース用のRDBディレクトリファイルサイズ [ -eu 拡張量 ] ]
機能説明
RDBディクショナリおよびRDBディレクトリファイルを作成します。
オプション
RDBディクショナリをファイルに作成する場合に、RDBディクショナリの作成先のファイル名を絶対パス名で指定します。
ファイル名に指定できる長さは、255バイトまでです。
RDBディクショナリのデータベーススペースサイズを、メガバイト単位で指定します。
20以上2097151(2テラバイト-1メガバイト)以下の値を単位の“M”を付加した形式で指定します。
RDBディクショナリをローデバイスに作成する場合に、RDBディクショナリの作成先のローデバイス名を指定します。
ローデバイスのサイズは、20メガバイト以上必要です。
創成するRDBディクショナリのシステム表への割付け量を、メガバイト単位で指定します。
20以上の値を単位の“M”を付加した形式で指定します。
-aオプション、-uオプションのどちらも指定しなかった場合は、-uオプションに“M”を指定したとみなされます。なお、-cオプションで指定した値を超える値は指定できません。
創成するRDBディクショナリのシステム表への割付け量をL(大)、M(中)、S(小)で指定します。
L、M、Sを指定した場合のそれぞれの容量は以下のとおりです。
L : 82メガバイト
M : 42メガバイト
S : 21メガバイト
-aオプション、-uオプションのどちらも指定しなかった場合は、-uオプションに“M”を指定したとみなします。
なお、-cオプションで指定した値を超える値は指定できません。
ユーザデータベース用のRDBディレクトリファイルのサイズをメガバイト単位で指定します。
1以上4194303(4テラバイト-1メガバイト)以下の値を、単位の“M”を付加した形式で指定します。
省略した場合は、1Mを指定したとみなします。
ユーザデータベース用のRDBディレクトリファイルの拡張サイズをメガバイト単位で指定します。
1以上1024以下の値を、単位の“M”を付加した形式で指定します。
省略した場合は、1Mを指定したとみなします。
使用例
RDBディクショナリをCドライブの\sfwd\rdb\usr\dicディレクトリに、dictionary_newという名前で、割付け量にS(小)を指定して作成します。
rdbcrdic -f c:\sfwd\rdb\usr\dic\dictionary_new -u S -c 30M
RDBディクショナリを、スペース量70メガバイト、割付け量60メガバイトの大きさで作成します。
また、RDBディレクトリファイルを5メガバイトの大きさで作成します。
rdbcrdic -f c:\sfwd\rdb\usr\dic\dictionary_new -a 60M -du 5M -c 70M
終了ステータス
以下の終了ステータスが返されます。
0 : 正常終了
0以外 : 異常終了
注意
本コマンドを同一RDBシステムで重複して起動することはできません。
エラー発生時には、エラーに対する対処を行った後、再実行する必要があります。
RDBディクショナリの容量見積りを行ってください。RDBディクショナリには、利用者が作成するデータベースの定義情報が格納されます。そのため、RDBディクショナリの容量は、利用者が作成するデータベースの規模によって異なります。
RDBディクショナリをローデバイスに作成する場合、本コマンドの実行前にローデバイスを確保しておく必要があります。
本コマンドは、“Administrators”グループに属するユーザのみ実行可能です。
Windows Server(R) 2008またはWindows Server(R) 2008 R2の場合は、以下のいずれかの方法でコマンドを実行してください。
OSで用意されている管理者(OSのデフォルトはAdministrator)で、“コマンド プロンプト”から実行する。
OSで用意されている管理者以外の“Administrators”グループに属するユーザで、“管理者: コマンドプロンプト”から実行する。
“管理者: コマンドプロンプト”は、[コマンドプロンプト]を右クリックして表示されるメニューから[管理者として実行]を選択し、起動してください。