共用ディスク装置を使用しない場合のDSIの再配置には以下があります。
表のDSIの容量拡張を伴わない再配置
表のDSIの容量拡張を伴う再配置
インデックスのDSIの容量拡張を伴わない再配置
インデックスのDSIの容量拡張を伴う再配置
なお、RDBコマンドで指定する出力データ格納ファイルおよび入力データ格納ファイルは、ローカルディスクに配置します。
参照
各コマンドのオプションの指定方法の詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。
表のDSIの容量拡張を伴わない再配置の手順を以下に示します。
(1)表のDSIのデータをファイルに出力します。 ――― rdbunlコマンド (2)出力データ格納ファイルをテープ媒体へバックアップまたは待機 ノードにファイル転送します。 (3) (1)で出力したデータを表DSIに格納します。 ――― rdbsloaderコマンド 正常終了したときは ⇒(7) rdbsloaderコマンド実行中に切替えが 発生した場合は ⇒(4) (4)待機ノードへの切替えが発生します。 (5)(2)でテープ媒体にバックアップしたデータをファイルにリカバリします。 ファイル転送した場合はそのファイルを使用します。 (6) (5)でリカバリしたデータを表のDSIに格納します。 ――― rdbsloaderコマンド (7)リカバリ運用に備えて、表のDSIのデータを外部ファイル ――― rdbdmpコマンド にバックアップします。
表のDSIの容量拡張を伴う再配置の手順を以下に示します。
(1)表のDSIのデータをファイルに出力します。 ――― rdbunlコマンド (2)出力データ格納ファイルをテープ媒体へバックアップまたは待機 ノードにファイル転送します。 (3)対象DSIに“参照更新抑止”の利用規定を設定します。 ――― rdbrtrコマンド (4)表のDSIの容量拡張を伴う再配置を行います。 ――― rdbgcdsiコマンド 正常終了したときは ⇒(5) (Eオプション) rdbgcdsiコマンド実行中に切替えが発生した場合は ⇒(6) (5)対象DSIに設定した“参照更新抑止”の利用規定を解除 ――― rdbrlsコマンド します。 ⇒(15) (6)待機ノードへの切替えが発生します。 (7) (2)でテープ媒体にバックアップしたデータをファイルにリカバリし ます。ファイル転送した場合はそのファイルを使用します。 (8)対象DSIに設定した“参照更新抑止”の利用規定を解除 ――― rdbrlsコマンド します。 (9) (7)でリカバリしたデータを表のDSIに格納します。 ――― rdbsloaderコマンド (10)容量拡張が実施されているか確認します。 ――― rdbprtコマンド (対象DSIの情報を出力しAllocation informationに出力 される情報を確認してください。) (11)(10)の確認結果により以下の処理を実施します。 容量拡張が完了していない場合は ⇒(12) 容量拡張が完了している場合は ⇒(15) (12)対象DSIに“参照更新抑止”の利用規定を設定します。 ――― rdbrtrコマンド (設定済のエラーとなった場合、無視して処理を続行し ます。) (13)表のDSIの容量拡張を伴う再配置を行います。 ――― rdbgcdsiコマンド (Eオプション) (14)対象DSIに設定した“参照更新抑止”の利用規定を解除 ――― rdbrlsコマンド します。 (15)リカバリ運用に備えて表のDSIのデータを外部ファイル ――― rdbdmpコマンド にバックアップします。
インデックスのDSIの容量拡張を伴わない再配置の手順を以下に示します。
(1)インデックスのDSIの創成を行います。 ――― rdbsloaderコマンド 正常終了したときは再配置処理完了です。 (xオプション) rdbsloaderコマンド実行中に切替えが発生した場合は⇒(2) (2)待機ノードへの切替えが発生します。 (3)インデックスのDSIの創成を行います。 ――― rdbsloaderコマンド (xオプション)
インデックスのDSIの容量拡張を伴う再配置の手順を以下に示します。
(1)対象のインデックスのDSIと関連する表DSIに“参照更新 ――― rdbrtrコマンド 抑止”の利用規定を設定します。 (2)インデックスのDSIの容量拡張を伴う再配置を行います。 ――― rdbgcdsiコマンド 正常終了したときは ⇒(3) (Eオプション) rdbgcdsiコマンド実行中に切替えが発生した場合は⇒(4) (3)対象DSIに設定した“参照更新抑止”の利用規定を解除 ――― rdbrlsコマンド します。⇒(12) (4)待機ノードへの切替えが発生します。 (5)対象のインデックスのDSIと関連する表のDSIに設定した ――― rdbrlsコマンド “参照更新抑止”の利用規定を解除します。 (6)インデックスのDSIの創成を行います。 ――― rdbsloaderコマンド (xオプション) (7)容量拡張が実施されているか確認します。 ――― rdbprtコマンド (対象DSIの情報を出力しAllocation informationに出力 される情報を確認してください。) (8) (7)の確認結果により以下の処理を実施します。 容量拡張が完了していない場合は ⇒(9) 容量拡張が完了している場合は ⇒(12) (9)対象のインデックスのDSIと関連する表のDSIに“参照 ――― rdbrtrコマンド 更新抑止”の利用規定を設定します。 (設定済のエラーとなった場合、無視して処理を続行し ます。) (10)インデックスのDSIの容量拡張を伴う再配置を行い ――― rdbgcdsiコマンド ます。 (Eオプション) (11)対象のインデックスのDSIと関連する表のDSIに設定 ――― rdbrlsコマンド した“参照更新抑止”の利用規定を解除します。 (12)再配置処理完了