状態遷移時の運用について作業の流れを以下に示します。
フェイルオーバ運用中の起動の操作は、状態遷移プロシジャにより自動的に行われます。
運用インスタンスで処理の途中となっていたトランザクションは、すべてロールバックされます。
注意
フェイルオーバ運用の場合、RDBのリソースに異常が発生した場合は、クラスタシステムがインスタンスの切替えを行いますが、RDA-SVに異常が発生した場合は、クラスタシステムによる切替えは行われません。RDA-SVに異常が発生した場合は、システム管理者がRDA-SVを再起動してください。
クラスタサービスの状態遷移時にSymfoware Serverの状態遷移プロシジャでエラーが発生した場合、クラスタ運用管理ビューに以下のメッセージが表示されます。
SafeCLUSTER:エラー:dmerc:6817:状態遷移プロシジャの実行で異常が発生しました。 (procedure file exit error procedure: HSPROC_SYMFORDB.BAT detail:code1-code2-code3-code4-code5-code6-code7)
HSPROC_SYMFORDB.BAT: RDBの状態遷移プロシジャファイル名
上記のエラーメッセージに表示される状態遷移プロシジャファイル名が、RDBの状態遷移プロシジャの場合、イベントログに出力されているメッセージを参照してください。