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Symfoware Server V10.0.0 クラスタ導入運用ガイド

4.4 状態遷移時の運用

状態遷移時の運用について作業の流れを以下に示します。

フェイルオーバ運用中の起動の操作は、状態遷移プロシジャにより自動的に行われます。

スタンバイ機能を利用した運用の場合

ホットスタンバイ機能を利用した運用の場合

引き継げない機能

運用インスタンスで処理の途中となっていたトランザクションは、すべてロールバックされます。

注意

フェイルオーバ運用の場合、RDBのリソースに異常が発生した場合は、クラスタシステムがインスタンスの切替えを行いますが、RDA-SVに異常が発生した場合は、クラスタシステムによる切替えは行われません。RDA-SVに異常が発生した場合は、システム管理者がRDA-SVを再起動してください。

状態遷移時のエラーについて

クラスタサービスの状態遷移時にSymfoware Serverの状態遷移プロシジャでエラーが発生した場合、クラスタ運用管理ビューに以下のメッセージが表示されます。

SafeCLUSTER:エラー:dmerc:6817:状態遷移プロシジャの実行で異常が発生しました。 
    (procedure file exit error procedure: HSPROC_SYMFORDB.BAT
      detail:code1-code2-code3-code4-code5-code6-code7)

HSPROC_SYMFORDB.BAT: RDBの状態遷移プロシジャファイル名


上記のエラーメッセージに表示される状態遷移プロシジャファイル名が、RDBの状態遷移プロシジャの場合、イベントログに出力されているメッセージを参照してください。