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Symfoware Server V10.0.0 クラスタ導入運用ガイド

2.4 アプリケーション作成時の注意

アプリケーション作成時に注意することについて説明します。

アプリケーションサーバなどのように、他ノード上で動作するアプリケーションからリモートアクセスしている時に、Symfoware/RDBの動作するノードの異常などが発生した場合に返却するSQLSTATEについて示します。

返却されたSQLに対応できるようにアプリケーションを作成してください。

以下に返却されるSQLSTATEについて示します。

状態

SQLSTATE

詳細/検出時間

ノードダウン

アクセス中にダウンしたとき

40003

アプリケーションサーバのTCP/IP層でエラーを検出します。基本的にOSに依存します。
ダウンするタイミングにより、即時にエラーを検出できる場合もありますが、無応答になる場合もあります。クライアント用の動作環境パラメタのWAIT_TIMEを指定することなどにより、無応答を防ぐ必要があります。

ダウン中にCONNECTしたとき

71002

アプリケーションサーバのTCP/IP層でエラーを検出します。基本的にOSに依存します。
TCP/IPのタイムアウト時間まで応答がなく、エラーを検出できないことがあります。この場合はWAIT_TIMEの指定でもエラー検出までの時間は制御できませんが、無応答ではありません。

40003

アプリケーションサーバのTCP/IP層でエラーを検出します。基本的にOSに依存します。
エラーは即座に検出されます。

RDBサブシステムダウン

アクセス中にダウンしたとき

40003

ダウン中にアクセスしたとき

08004

40003

待機ノードへの切替え開始後

切替え前にアクセスしたとき

71900

Symfoware/RDBよりエラーが通知されます。
エラーは即座に検出されます。ただし、ホットスタンバイ機能を利用している場合は、コネクションの接続および切断処理はエラーになりません。スタンバイ機能を利用している場合は、コネクションの接続は08004のエラーとなります。

切替え中にアクセスしたとき

71900

ノードダウン発生からクラスタシステムによるインスタンスの切替え完了までの間に返却されるSQLSTATEの詳細については、“付録B SQLSTATE値”を参照してください。