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Symfoware Server V10.0.0 クラスタ導入運用ガイド

1.6.1 スタンバイ機能のシステム構成

運用待機のシステム構成について説明します。

運用待機のシステム構成

1:1運用待機の場合の、主な資源のシステム構成を以下に示します。

ファイルの配置

スタンバイ機能を利用した運用を行う場合、ファイルは、共用ディスク装置またはローカルディスクに配置します。Symfoware Serverでは、データベースのように切替え後に運用状態を引き継ぐものは、共用ディスク装置に配置します。運用状態を引き継ぐ必要のないファイルは、ローカルディスクに配置します。共用ディスク装置は、切替えディスクを選択します。

Symfoware Serverを構成するファイルの種別と配置先を、以下の表に示します。

表1.1 スタンバイ機能を利用した運用におけるSymfoware Serverを構成するファイルの種別と配置先

ファイル

種別

配置先

RAW

FILE

共用

切替え

ローカル

Symfoware/RDB

RDB構成パラメタファイル

RDBディクショナリ

RDBディレクトリファイル

データベーススペース

ロググループ管理ファイル

ログ管理ファイル

テンポラリログファイル

アーカイブログファイル

監査ログデータベース

パフォーマンスデータ格納ファイル

動作環境ファイル(システム用・サーバ用・クライアント用)

ソート作業域

rdbgcdsiコマンドの中間退避ファイル

rdbgcdsiコマンドの再編成制御ファイル

RDBコマンドの作業ファイル

RDBコマンド実行前に取得する退避ファイル

バックアップ制御ファイル

RDBディクショナリの退避データ

データベースの退避データ

アーカイブログファイルの退避データ

退避データベーススペース

メッセージログファイル

コアファイル

RAW : ローデバイス

FILE : NTFSファイル

共用 : 共用ディスク(同時アクセス用共用ディスク)

切替え : 切替えディスク

ローカル : ローカルディスク

○ : 資源の配置が可能

- : 使用不可


共用ディスク装置に関する定義の方法は、“3.4.1 ディスクのクラスタサービスへの登録”を参照してください。
また、ファイル配置の考慮点については、“1.6.3 ファイル配置の考慮点”を参照してください。

参照

Symfoware/RDB資源のディスク配置の詳細については、“セットアップガイド”を参照してください。