No. | バージョンレベル | P番号 | 現象 |
---|
1 | 10.0.0 | PG56312 | [現象] rdbdmpコマンドのcオプション(rdbdmpコマンド実行中の更新ログを退避データに採取しない)指定時に、メッセージqdg02303uを出力してエラー終了する場合があります。 qdg02303u:退避データの取得に失敗しました [環境] 以下のOSを使用している場合。かつ、 アーカイブログ運用している。かつ、 アーカイブログファイルの合計サイズが2ギガバイト以上
[発生条件] rdbdmpコマンドをcオプション指定(注1)で実行する。かつ、 1.実行中の更新ログ量(注2)が2ギガバイトを超えた場合
(注1):rdbdmpコマンド実行中の更新ログを退避データに採取しない指定 rdbdmpコマンドによるIO負荷を削減することを目的とした、rdbdmpコマンドのdオプション(インターバルバックアップ)指定時に、通常より更新ログが増加(=退避データサイズ増加)が予想されるため、更新ログを採取しない機能として用意した機能。 (注2):rdbdmpコマンド実行中に蓄積される更新ログ量の総量 以下の手順で更新ログ量は実測可能です。 rdbsarコマンドのlオプション(テンポラリログに関する性能情報の表示)指定を実行し、出力されたAiBlock数を記録 rdbdmpコマンド実行 rdbsarコマンドのlオプション指定を実行し、出力されたAiBlock数を記録 更新ログ量=(3.で記録したAiBlock数-1.で記録したAiBlock数)×512バイト
|
2 | PG58569 | [現象] 発生条件に示す条件下で、トランザクションを超越するカーソルを使用したFETCH文を実行した場合、Symfoware/RDBがqdg02842u(*)を出力してダウンする場合があります。 (*)qdg02842u: シグナルd*を受信したためRDBIIシステム空間が異常終了しました。 [環境] 以下のOSで発生します。 [発生条件] 以下の条件を満たすトランザクションを超越するカーソルをオープンする。かつ、 占有モード指定にNO_LOCKを指定している。かつ、 カーソルモード指定にHOLDを指定している。
1.のカーソルをオープン中にCOMMIT文を実行する。かつ、 2.の後、1.のカーソルが参照する表に定義しているDSIに対してrdbfmtコマンドを実行する。かつ、 3.の後、1.のカーソルに対してFETCH文を実行する。
|
3 | PG59073 | [現象] Symfoware Server Advanced Backup Controllerによるバックアップ実行中にエラーメッセージqdg12695uを出力してSymfoware/RDBがダウンする場合があります。 qdg12695u:System error occurred. Reference code = 16.1.17.769 Internal code = (com_inf:XXXXXXXX idt_p:XXXXXXXX sub_code:0 module:qdcmrct100 line:XXX) [環境] 以下のOSを使用している場合 [発生条件] CREATE DSI文を実行する(対象DSIが定義直後の状態)。かつ、 1.のDSIが割り付けられたデータベーススペースを対象に、Symfoware Server Advanced Backup Controllerのバックアップ処理として、以下いずれかのコマンドを実行する。かつ、 swstbackupコマンド(注1)、または、 rdbmrdmpコマンド
2.実行中に、1.のDSIに対して以下いずれかのコマンドを実行した場合。 rdbfmtコマンド、または、 rdbsloaderコマンド
(注1)以下の製品のコマンド |
4 | PG60461 | [現象] CASTを指定したSQL文を実行するとqdg12695u(*1)のメッセージを出力してSymfoware/RDBがダウンする場合があります。 *1:qdg12695u システム障害が発生しました 分類コード=s* 内部コード=(t*) u* [環境] 以下のいずれかのOSである場合。
[発生条件] 以下のCASTを指定したSQL文を実行した場合。 CASTオペランドのデータ型が概数型である。かつ、 1.の値が-0である。かつ、 CAST相手のデータ型が文字列型である。
|
5 | PG61956 | [現象] Symfoware/RDBがqdg12695uのメッセージを出力し、ダウンする場合があります。 qdg12695u:System error occurred. Reference code = 16.5.65.257 Internal code = (~ module:jypfs050 line:xx) [環境] 以下のOSで発生します。 [発生条件] 以下の条件を満たすSQL文を実行する。かつ、 FROM句に複数の表を指定したSQL文を実行する。かつ、 a.のSQL文のアクセスモデルが、フェッチジョインまたはマージジョインである。かつ、 b.のジョインキーの値がユニークでない。
1.のSQL文がエラー終了する。かつ、 1.のSQL文を再実行する。かつ、 以下のいずれかを満たす場合。 1.のSQL文が以下のいずれかの条件を満たす場合。または、 i) ORDER BY句を指定している。または、 ii) GROUP BY句を指定している。または、 iii) UNIONを指定している 2.の実行後以下の条件を満たすカーソルをOPENし、3)の実行時にOPEN中の場合 i) ORDER BY句を指定している。または、 ii) GROUP BY句を指定している。または、 iii) UNIONを指定している。
|
6 | PG62293 | [現象] 監査ログ表の列AUDIT_TEXTに格納される資源名に不要なデータが付く場合があります。 [環境] Solaris(TM) Operating System Linux Windows [発生条件] 監査ログ運用を行っている。かつ、 rdbpldicコマンドでデータベース名指定、またはスキーマ名指定で定義をメモリ上に展開している。かつ、 SET SYSTEM PARAMETER文でセキュリティパラメタAUDIT_ACCESS_SUCCESS=YESを設定する。かつ、 以下のいずれかにアクセスした場合。 表 または、 順序定義 または、 トリガ または、 プロシジャルーチン または、 ファンクションルーチン
|
7 | PG64080 | [現象] データベースを削除するとエラーメッセージ"qdg12695u システム障害が発生しました "を出力しSymfoware/RDBがダウンします。 [環境] 以下のいずれかのOSである場合。 [発生条件] (条件1) ロードシェア運用でない。かつ、 RDB構成パラメタファイルに RDBDICONBUFFER=YESを指定している。かつ、 Symfoware/RDBを起動する。かつ、 データベース削除文(DROP DATABASE)を実行する。
(条件2) ロードシェア運用である。かつ、 RDB構成パラメタファイルに RDBDICONBUFFER=YESを指定している。かつ、 Symfoware/RDBを起動する。かつ、 Capital側システムでデータベース削除文(DROP DATABASE)を実行する。
(条件3) ロードシェア運用(*1)である。かつ、 RDB構成パラメタファイルに RDBDICONBUFFER=YESを指定している。かつ、 Symfoware/RDBを起動する。かつ、 Satellite側システムでデータベース配下の全データベーススペースを削除(DROP DBSPACE)する。
(*1)9.2.0以降でRDB構成パラメタファイルにRDBSCLSYSTEMを指定している場合。 (内部条件) RDBDICONBUFFER=YES指定時に動作する、RDBディレクトリファイルのメモリ常駐化処理中に、データベース削除文が実行された場合、定義削除のタイミングにより本障害が発生する場合があります。 ※補足 RDBディレクトリファイルのメモリ常駐化処理はSymfoware/RDBの起動直後に実行されます。 定義されているDSIの数により処理時間が長くなる場合があります。 メモリ常駐化処理の情報は、rdbprdicコマンドのmオプションで確認できます。 rdbprdicコマンド実行時、Directory file の項目が、Loading の場合、RDBディレクトリファイルがメモリ常駐化処理中であることを判別できます。 |
8 | PG65312 | [現象] 以下に示す環境・発生条件のとき、メモリがリークする場合があります。 [環境] 本障害は、以下のOSで発生します。 [発生条件] JDBCを使用したjavaアプリケーションを使用する。かつ、 以下のいずれかの場合。かつ、 DriverManagerクラスのAPIを利用して、データベースに接続する。かつ、statementcacheオプションに1以上の値を指定する。 DataSourceインタフェースを利用して、データベースに接続する。かつ、ステートメントキャッシュ数に1以上の値を指定する。かつ、 (最大プールコネクション数に0を指定する。または、最大プールコネクション数を超える数のコネクションを使用する。)
2.のコネクションを使用して、PreparedStatementインタフェースまたは、CallableStatementインタフェースを利用して、SQLを実行する。かつ、 2.のコネクションに対して、Connection.close()を実行する。かつ、 アプリケーションプロセスを終了する事なく、2.~4.を繰り返し行う。
|
9 | PG65698 | [現象] Symfowareが無応答となる場合あります。 [環境] 以下のOSで発生する。 [発生条件] FROM句に複数の表を指定したSQL文を実行する。かつ、 1.の表を結合する条件として探索条件に指定した列に、一意性制約を定義していない。かつ、 2.の列のデータに重複しているレコードが多い。かつ、 1.のSQL文の選択リストに集合関数を指定している。かつ、 4.の集合関数にDISTINCTを指定していない。
|
10 | PG66002 | [現象] 現象1: ロード系のRDBコマンド(注1)を実行すると、qdg13198u(注2)のメッセージを出力してRDBコマンドが異常終了します。 注1)rdbsloader/rdbsaloader/rdbsuloaderコマンド 注2)「ファイル's*'において d*件目の文字列データが定義長を超えています 列名.定義長=(t*) u* 」 現象2: ロード系のRDBコマンド(注1)を実行すると、文字列型の列に不当なデータが格納される(注2)ことがあります。 このため、データ検索の取出しにおいて本来取出されるべきデータが取出されないことがあります。 注1)rdbsloader/rdbsaloader/rdbsuloaderコマンド 注2)文字列型データの最終バイトに制御コード(\r:0x0d)が付加されます。 以下に例を示します。 入力データ: CHAR(8)の列に"ABC"を指定 格納結果: "ABC△△△△\r" (△は半角空白、\rはバイナリの0x0dを示す) [環境] 以下のいずれかのOSである場合。 [発生条件] 発生条件1: 以下のいずれかのコマンドを実行する。かつ、 rdbsloaderコマンド(※)、または、 ※レコード定義長が32KBを超える(BLOB型の列が存在時)場合で、-cオプションでBLOB型以外の列名を指定している場合 rdbsaloaderコマンド、または、 rdbsuloaderコマンド
1.のコマンドで以下のオプションを指定する。かつ、 -t (入力ファイルがテキスト形式) および、 -l NONE_VALIDSPACE (区切り文字から区切り文字までをそのまま格納)
1.の入力ファイルにレコードの終端を示す改行文字がCR(\r)+LF(\n)のレコードが存在する。かつ、 3.のレコードが以下の全てを満たしている。 最後の列のデータ型が文字列型である。かつ、 最後の列の文字列長が列の定義長と同じである。かつ、 レコードの終端を示す改行文字が入力レコード読込みバッファ(注)をまたがっている。
注)入力ファイル読込み用の32KB(32768バイト)のローカルメモリです。 以降の記述において、入力ファイルの先頭から32768×nバイト目にレコードの終端を示す改行文字の\rが存在する場合を「バッファをまたがる」と称します。以下がバッファをまたがる例です。('|'は区切り文字を示す) ……|JHC00001\r\n…… \rが先頭から32768×nバイト目の場合、バッファをまたがります。 発生条件2: 以下のいずれかのコマンドを実行する。かつ、 rdbsloaderコマンド(※)、または、 ※レコード定義長が32KBを超える(BLOB型の列が存在時)場合で、-cオプションでBLOB型以外の列名を指定している場合 rdbsaloaderコマンド、または、 rdbsuloaderコマンド、または、
1.のコマンドで以下のオプションを指定する。かつ、 -t (入力ファイルがテキスト形式) および、 -l NONE_VALIDSPACE (区切り文字から区切り文字までをそのまま格納)
1.の入力ファイルにレコードのを終端を示す改行文字がCR(\r)+LF(\n)のレコードが存在する。かつ、 3.のレコードが以下の全てを満たしている。 最後の列のデータ型が文字列型である。かつ、 最後の列の文字列長が列の定義長より短い。かつ、 レコードの終端を示す改行文字が入力レコード読込みバッファ(注)をまたがっている。
<補足> 発生条件1との違いは、4. b.のみです。 |
11 | PG67639 | [現象] [現象1] 以下に示す発生条件のとき、Symfoware/RDBが JYP1059Eのメッセージを出力したり、qdg02842u のメッセージを出力して異常終了したりする場合があります。 JYP1059E 不当なプロトコルが転送されました. qdg02842u シグナル11を受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しました [現象2] 以下に示す発生条件のとき、アプリケーションに JYP1024Uのメッセージが返却されます。 JYP1024U システムエラーが発生しました.mod = “@1@”:code = “@2@”,“@3@”,“@4@”,“@5@” [環境] 本障害は、以下のOSで発生します。 [発生条件] [現象1の発生条件] マルチスレッドアプリケーションを使用する。かつ、 V9.1以降のSymfoware Server Connection Managerを利用している。かつ、 複数のスレッドから、同時にSymfoware/RDBに対してSQL操作を行なう。かつ、 トランザクションを開始していないコネクションから、トランザクションを開始するSQLを実行した時、通信切断エラーが発生する。かつ、 4.のコネクションに対して、DISCONNECTまたはSQLThrFreeIDを実行する。かつ、 5.の処理が、他のスレッドから要求されたCONNECTの処理と競合した場合
[現象2の発生条件] V9.1以降のSymfoware Server Connection Managerを利用している。かつ、 トランザクションを開始していないコネクションから、トランザクションを開始するSQLを実行した時、通信切断エラーが発生する。かつ、 2.のコネクションに対して、DISCONNECTまたはSQLThrFreeIDを実行する。
|
12 | PG67686 | [現象] 以下の2つの現象が発生する場合があります。 現象1 データベースサーバ上でConnection Managerの監視プロセスがコアを出力してダウンする。 現象2 稼働中のアプリケーションサーバのシステムログに、Connection Managerのエラーメッセージapc00024eおよびapc00001eが出力され、一時的にデータベースサーバとの通信に異常が発生し、アプリケーションを実行できなくなる。 *apc00024e:Heartbeat connection timed out. IPaddress=RDBシステムのIPアドレス PortNumber=相互ダウン監視通信用のポート番号 *apc00001e:An error has occurred on the communication line to RDB system 'RDBシステム名 ホスト名'.
[環境] 以下のいずれかの OS を使用している。 [発生条件] 以下の条件を満たしている場合に、本現象が発生する場合があります。 データベースサーバに対して、Connection Managerを2つ以上接続している、かつ、 以下のいずれかの条件を満たしている。 2-1) 1つ以上のConnection Managerが任意の原因で停止する。または、 2-2) 1つ以上のConnection Managerとデータベースサーバとの間で通信異常が発生する。
|
13 | PG68381 | [現象] 【現象1】 コネクションが回収されない場合があります。コネクション数がシステム用の動作環境ファイルのMAX_CONNECT_TCPパラメタに指定した値を超えた場合、以下のいずれかのメッセージが出力されます。 JYP1006E データ受信中にサーバとの通信が切断されました. JYP1010E サーバ接続要求が拒否されました. JYP1052E 接続できる通信の最大数を超えました.通信種別 =“@1@” JYP2608E 利用者制御機能における実行資源の制限を超えました.code = “@1@” JYP2616E 利用者制御機能における実行資源の制限を超えました.code = “@1@”
【現象2】 同一のアプリケーションサーバで実行した複数のアプリケーションからコネクションを接続した場合、最後に接続したコネクション以外が切断され、コネクションを切断されたアプリケーションがSQL文を実行した時に、以下のいずれかのメッセージが通知されます。 [環境] 以下のいずれかの製品で発生します。 Solaris(TM)Operating System Symfoware Server Enterprise Extended Edition 9.2.0 Symfoware Server Enterprise Extended Edition 9.1.0 Symfoware Server Enterprise Edition 9.1.0 Symfoware Server Standard Edition 9.1.0
Linux Symfoware Server Enterprise Extended Edition 9.2.0 Symfoware Server Enterprise Extended Edition 9.1.0 Symfoware Server Enterprise Edition 9.1.0 Symfoware Server Standard Edition 9.2.0 Symfoware Server Standard Edition 9.1.0
[発生条件] 【現象1】の発生条件 コネクションを接続中に、アプリケーションサーバが異常終了(※)する。かつ 1.の状態で、アプリケーションサーバを再起動している。かつ 2.のアプリケーションサーバからコネクションを接続する。
※ 異常終了の例 アプリケーションサーバのシャットダウン 【現象2】の発生条件 クライアント用の動作環境ファイルのCLUSTER_SERVICE_NAMEパラメタを指定している。かつ 1.のアプリケーションサーバからCLUSTER_SERVICE_NAMEパラメタに同じクラスタサービス名を指定したアプリケーションのコネクションを2つ以上接続する。
|
14 | PG69855 | [現象] 現象1、現象2のいずれか一方、または両方が発生する場合があります。 [現象1] テンポラリログファイルの AI ログ域の満杯事象 (※1) が発生し、アプリケーションまたは RDB コマンドの実行がエラーとなる場合があります。 ※1 メッセージログファイルおよびシステムログ(※2)に次のエラーメッセージが出力されます。 ※2 Linux/Solarisの場合はsyslog、Windowsの場合はWindowsのイベントログのアプリケーションログに出力されます。 [現象2] ダウンリカバリに時間がかかる場合があります。 [環境] 以下のいずれかのOSを使用している場合に、発生します。 [発生条件] 以下の条件に一致した場合に、発生する可能性があります。 (タイミング依存のため条件に一致しても発生しない場合があります。) インデックスが定義された表に対し、以下のいずれかの更新操作を実行する。かつ、 INSERT 文、または、 DELETE 文、または、 インデックスのキーを構成する列に対する UPDATE 文
1. の更新対象のロググループについて、長時間継続して更新データ量が多い(※)。
※ トランザクションによる更新量の方が、データベーススペースへの更新反映量よりも上回る状態が長時間継続すると、最終的に [現象1] となる場合があります。また、[現象1] となる以前、もしくは[現象1]の発生後に何らかの原因で Symfoware/RDB のダウン事象が発生すると [現象2]となる場合があります。 |