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Symfoware Server V10.0.0 アップデート情報

4.1 x64版

No.

バージョンレベル

P番号

現象

1

10.0.0

PG61956

[現象]

Symfoware/RDBがqdg12695uのメッセージを出力し、ダウンする場合があります。

qdg12695u:System error occurred. Reference code = 16.5.65.257 Internal code = (~ module:jypfs050 line:xx)

[環境]

以下のOSで発生します。

  • Solaris(TM) Operating System

  • Linux

  • Windows

  • UXP/DS

[発生条件]

  1. 以下の条件を満たすSQL文を実行する。かつ、

    1. FROM句に複数の表を指定したSQL文を実行する。かつ、

    2. a.のSQL文のアクセスモデルが、フェッチジョインまたはマージジョインである。かつ、

    3. b.のジョインキーの値がユニークでない。

  2. 1.のSQL文がエラー終了する。かつ、

  3. 1.のSQL文を再実行する。かつ、

  4. 以下のいずれかを満たす場合。

    1. 1.のSQL文が以下のいずれかの条件を満たす場合。または、

      i) ORDER BY句を指定している。または、

      ii) GROUP BY句を指定している。または、

      iii) UNIONを指定している

    2. 2.の実行後以下の条件を満たすカーソルをOPENし、3の実行時にOPEN中の場合

      i) ORDER BY句を指定している。または、

      ii) GROUP BY句を指定している。または、

      iii) UNIONを指定している。

2

PG65312

[現象]

以下に示す環境・発生条件のとき、メモリがリークする場合があります。

[環境]

本障害は、以下のOSで発生します。

  • Solaris(TM) Operating System

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

  1. JDBCを使用したjavaアプリケーションを使用する。かつ、

  2. 以下のいずれかの場合。かつ、

    • DriverManagerクラスのAPIを利用して、データベースに接続する。かつ、statementcacheオプションに1以上の値を指定する。

    • DataSourceインタフェースを利用して、データベースに接続する。かつ、ステートメントキャッシュ数に1以上の値を指定する。かつ、

      (最大プールコネクション数に0を指定する。または、最大プールコネクション数を超える数のコネクションを使用する。)

  3. 2.のコネクションを使用して、PreparedStatementインタフェースまたは、CallableStatementインタフェースを利用して、SQLを実行する。かつ、

  4. 2.のコネクションに対して、Connection.close()を実行する。かつ、

  5. アプリケーションプロセスを終了する事なく、2.~4.を繰り返し行う。

3

PG67639

[現象]

[現象1]

以下に示す発生条件のとき、Symfoware/RDBが JYP1059Eのメッセージを出力したり、qdg02842u のメッセージを出力して異常終了したりする場合があります。

JYP1059E 不当なプロトコルが転送されました.

qdg02842u シグナル11を受信したため RDBIIシステム空間が異常終了しました

[現象2]

以下に示す発生条件のとき、アプリケーションに JYP1024Uのメッセージが返却されます。

JYP1024U システムエラーが発生しました.mod = “@1@”:code = “@2@”,“@3@”,“@4@”,“@5@”

[環境]

本障害は、以下のOSで発生します。

  • Solaris(TM) Operating System

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

[現象1の発生条件]

  1. マルチスレッドアプリケーションを使用する。かつ、

  2. V9.1以降のSymfoware Server Connection Managerを利用している。かつ、

  3. 複数のスレッドから、同時にSymfoware/RDBに対してSQL操作を行なう。かつ、

  4. トランザクションを開始していないコネクションから、トランザクションを開始するSQLを実行した時、通信切断エラーが発生する。かつ、

  5. 4.のコネクションに対して、DISCONNECTまたはSQLThrFreeIDを実行する。かつ、

  6. 5.の処理が、他のスレッドから要求されたCONNECTの処理と競合した場合

[現象2の発生条件]

  1. V9.1以降のSymfoware Server Connection Managerを利用している。かつ、

  2. トランザクションを開始していないコネクションから、トランザクションを開始するSQLを実行した時、通信切断エラーが発生する。かつ、

  3. 2.のコネクションに対して、DISCONNECTまたはSQLThrFreeIDを実行する。

4

PG67686

[現象]

以下の2つの現象が発生する場合があります。

  • 現象1

    データベースサーバ上でConnection Managerの監視プロセスがコアを出力してダウンする。

  • 現象2

    稼働中のアプリケーションサーバのシステムログに、Connection Managerのエラーメッセージapc00024eおよびapc00001eが出力され、一時的にデータベースサーバとの通信に異常が発生し、アプリケーションを実行できなくなる。

    *apc00024e:Heartbeat connection timed out. IPaddress=RDBシステムのIPアドレス PortNumber=相互ダウン監視通信用のポート番号

    *apc00001e:An error has occurred on the communication line to RDB system 'RDBシステム名 ホスト名'.

[環境]

以下のいずれかの OS を使用している。

  • Solaris(TM) Operating System

  • Linux

[発生条件]

以下の条件を満たしている場合に、本現象が発生する場合があります。

  1. データベースサーバに対して、Connection Managerを2つ以上接続している、かつ、

  2. 以下のいずれかの条件を満たしている。

    2-1)1つ以上のConnection Managerが任意の原因で停止する。または、

    2-2)1つ以上のConnection Managerとデータベースサーバとの間で通信異常が発生する。

5

PG68381

[現象]

【現象1】

コネクションが回収されない場合があります。コネクション数がシステム用の動作環境ファイルのMAX_CONNECT_TCPパラメタに指定した値を超えた場合、以下のいずれかのメッセージが出力されます。

  • JYP1006E データ受信中にサーバとの通信が切断されました.

  • JYP1010E サーバ接続要求が拒否されました.

  • JYP1052E 接続できる通信の最大数を超えました.通信種別 =“@1@”

  • JYP2608E 利用者制御機能における実行資源の制限を超えました.code = “@1@”

  • JYP2616E 利用者制御機能における実行資源の制限を超えました.code = “@1@”

【現象2】

同一のアプリケーションサーバで実行した複数のアプリケーションからコネクションを接続した場合、最後に接続したコネクション以外が切断され、コネクションを切断されたアプリケーションがSQL文を実行した時に、以下のいずれかのメッセージが通知されます。

  • JYP1006E データ受信中にサーバとの通信が切断されました.

  • JYP2023E 現コネクションが存在しません.

[環境]

以下のいずれかの製品で発生します。

  • Solaris(TM)Operating System

    Symfoware Server Enterprise Extended Edition 9.2.0

    Symfoware Server Enterprise Extended Edition 9.1.0

    Symfoware Server Enterprise Edition 9.1.0

    Symfoware Server Standard Edition 9.1.0

  • Linux

    Symfoware Server Enterprise Extended Edition 9.2.0

    Symfoware Server Enterprise Extended Edition 9.1.0

    Symfoware Server Enterprise Edition 9.1.0

    Symfoware Server Standard Edition 9.2.0

    Symfoware Server Standard Edition 9.1.0

  • Windows

    Symfoware Server Enterprise Edition 9.1.1

    Symfoware Server Standard Edition 9.1.1

[発生条件]

【現象1】の発生条件

  1. コネクションを接続中に、アプリケーションサーバが異常終了(※)する。かつ

  2. 1.の状態で、アプリケーションサーバを再起動している。かつ

  3. 2.のアプリケーションサーバからコネクションを接続する。

※ 異常終了の例

  • 電源の強制切断

  • LANケーブル切断などにより、通信不可能な状態において、

アプリケーションサーバのシャットダウン

【現象2】の発生条件

  1. クライアント用の動作環境ファイルのCLUSTER_SERVICE_NAMEパラメタを指定している。かつ

  2. 1.のアプリケーションサーバからCLUSTER_SERVICE_NAMEパラメタに同じクラスタサービス名を指定したアプリケーションのコネクションを2つ以上接続する。

6

PG69855

[現象]

現象1、現象2のいずれか一方、または両方が発生する場合があります。

[現象1]

テンポラリログファイルの AI ログ域の満杯事象 (※1) が発生し、アプリケーションまたは RDB コマンドの実行がエラーとなる場合があります。

※1 メッセージログファイルおよびシステムログ(※2)に次のエラーメッセージが出力されます。

  • スケーラブルログ運用の場合

    qdg13240u:ロググループ's*'のテンポラリログファイルが満杯です 詳細コード = '1'

  • スケーラブルログ運用でない場合

    qdg12826u:テンポラリログファイルの領域が不足しました

※2 Linux/Solarisの場合はsyslog、Windowsの場合はWindowsのイベントログのアプリケーションログに出力されます。

[現象2]

ダウンリカバリに時間がかかる場合があります。

[環境]

以下のいずれかのOSを使用している場合に、発生します。

  • Solaris(TM) Operating System

  • Linux

  • Windows

[発生条件]

以下の条件に一致した場合に、発生する可能性があります。

(タイミング依存のため条件に一致しても発生しない場合があります。)

  1. インデックスが定義された表に対し、以下のいずれかの更新操作を実行する。かつ、

    1. INSERT 文、または、

    2. DELETE 文、または、

    3. インデックスのキーを構成する列に対する UPDATE 文

  2. 1. の更新対象のロググループについて、長時間継続して更新データ量が多い(※)。

※ トランザクションによる更新量の方が、データベーススペースへの更新反映量よりも上回る状態が長時間継続すると、最終的に [現象1] となる場合があります。また、[現象1] となる以前、もしくは[現象1]の発生後に何らかの原因で Symfoware/RDB のダウン事象が発生すると [現象2]となる場合があります。