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ServerView Resource Coordinator VE メッセージ集

4.6.1 682XX系

ここでは、682XX系のメッセージについて説明します。

68204

FJSVrcx:ERROR:68204:filename: write failed

[説明]

本製品のファイルfilenameへの書込みに失敗しました。

[対処]

以下について確認し、エラーの原因を取り除いたあと、再度操作を行ってください。

  • システムログを確認し、ディスクまたはファイルシステムのエラーメッセージが表示されていないか確認してください。

  • システムログを確認し、quota制限、ファイルシステム枯渇のメッセージが表示されていないか確認してください。


68205

FJSVrcx:ERROR:68205:obj: can not create file or directory

[説明]

objファイルまたはディレクトリが作成できません。

[対処]

ディレクトリのアクセス権を確認してください。


68209

FJSVrcx:ERROR:68209:filename: rename failed

[説明]

本製品のファイルfilenameのリネームに失敗しました。

[対処]

以下について確認し、エラーの原因を取り除いたあと、再度操作を行ってください。

  • システムログを確認し、ディスクまたはファイルシステムのエラーメッセージが表示されていないか確認してください。

  • システムログを確認し、quota制限、ファイルシステム枯渇のメッセージが表示されていないか確認してください。


68212

FJSVrcx:ERROR:68212:filename: remove failed

[説明]

本製品のファイルfilenameの削除に失敗しました。

[対処]

以下について確認し、エラーの原因を取り除いたあと、再度操作を行ってください。

  • システムログを確認し、ディスクまたはファイルシステムのエラーメッセージが表示されていないか確認してください。


68230

FJSVrcx:ERROR:68230:Failed to execute the given request during the image operation. detail

[説明]

イメージ操作中のリクエストの実行に失敗しました。

[対処]

ネットワークドライブや、共有フォルダなどの管理サーバ上以外のフォルダをイメージファイル格納フォルダとして使用していないか確認してください。管理サーバ上以外にあるフォルダを使用している場合は、管理サーバ上のフォルダに変更してください。


68231

FJSVrcx:ERROR:68231:Failed to access a resource because it was locked in the image manager. detail

[説明]

ロックされているためリソースにアクセスできませんでした。

[対処]

管理サーバが高負荷のため、リソースにアクセスできなかった可能性があります。高負荷のプロセスが終了してから再度実行してください。


68232

FJSVrcx:ERROR:68232:Failed to get power status from physical_server

[説明]

physical_serverからの電源状態の取得に失敗しました。

[対処]

以下の各項目について順番に確認し、エラーの原因を取り除いたあと、再度操作を行ってください。

  • サーバ管理装置と通信可能か

    • ネットワークケーブルの確認

      確認方法
      ネットワークケーブルが管理サーバとサーバ管理装置とで正しく接続されているか確認してください。

      対処方法
      ネットワークケーブルが破損している場合は交換してください。ネットワークケーブルが正しく接続されていない場合は、正しい接続方法で接続し直してください。

    • シャーシの電源状態の確認

      確認方法
      シャーシの電源が投入されているか確認してください。

      対処方法
      シャーシの電源を投入してください。
      シャーシの電源状態の確認方法や電源の投入方法については、利用しているサーバのマニュアルを参照してください。

    • 使用しているネットワーク機器(LANスイッチなど)の設定の確認

      確認方法
      以下の管理サーバと管理対象サーバ間の管理LANにおける、デュプレックスモードの設定が合っているか確認してください。

      • 管理サーバのNICとスイッチのポート間

      • サーバ管理装置のNICとスイッチのポート間

      対処方法
      デュプレックスモードの設定に誤りがある場合、正しい設定になるように設定を変更してください。
      管理サーバとサーバ管理装置間の管理LANの確認方法や設定方法については、利用しているOSやネットワークスイッチのマニュアルを参照してください。

    • ネットワーク環境の確認

      確認方法
      マネージャがインストールされているサーバ上でpingコマンドを実行してネットワークの状態を確認します。
      サーバ管理装置に通信できるか確認してください。

      【Windows】

      >ping サーバ管理装置のIPアドレス <RETURN>

      <正常通信時の例>

      Pinging ipaddr with 32 bytes of data:

      Reply from ipaddr: bytes=32 time<1ms TTL=128
      Reply from ipaddr: bytes=32 time<1ms TTL=128
      Reply from ipaddr: bytes=32 time<1ms TTL=128
      Reply from ipaddr: bytes=32 time<1ms TTL=128

      Ping statistics for ipaddr: Packets: Sent = 4, Received = 4, Lost = 0 (0% loss),
      Approximate round trip times in milli-seconds: Minimum = 0ms, Maximum = 0ms, Average = 0ms

      <異常時の例>

      Pinging ipaddr with 32 bytes of data:

      Request timed out.
      Request timed out.
      Request timed out.
      Request timed out.

      Ping statistics for ipaddr: Packets: Sent = 4, Received = 0, Lost = 4 (100% loss),

      【Linux】

      # ping サーバ管理装置のIPアドレス <RETURN>

      <正常通信時の例>

      PING host name (ipaddr) 56(84) bytes of data.
      64 bytes from ipaddr: icmp_seq=1 ttl=64 time=2.18 ms
      64 bytes from ipaddr: icmp_seq=2 ttl=64 time=0.171 ms
      64 bytes from ipaddr: icmp_seq=3 ttl=64 time=0.191 ms

      <異常時の例>

      PING host name (ipaddr) 56(84) bytes of data.
      From ipaddr icmp_seq=1 Destination Host Unreachable
      From ipaddr icmp_seq=2 Destination Host Unreachable
      From ipaddr icmp_seq=3 Destination Host Unreachable

      対処方法
      以下の項目を確認してください。

      • <正常通信時の例>になった場合

        「ポート番号の確認」

      • <異常時の例>になった場合

        「ネットワークケーブルの確認」

    • ポート番号の確認

      確認方法
      「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「付録C ポート一覧」を参照し、以下の観点で管理サーバのポート番号を確認してください。

      • ポート番号は設定されているか

      • 重複しているポート番号またはサービス名は存在しないか

      対処方法
      適切なポート番号に変更してください。
      ポート番号の変更方法については、「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「6.3.1.2 ポート番号の変更」または「6.3.2.6 ポート番号の変更」を参照してください。

    • 管理LANのネットワークの、負荷状態の確認

      確認方法
      管理LANのネットワーク負荷を確認してください。
      サーバ管理装置と同一管理LANに接続されている、他の管理対象サーバに対して、システムイメージのバックアップ・リストア、クローニングマスタの採取や配付を行っている場合などに、負荷が高くなる場合があります。

      対処方法
      ネットワーク負荷の原因となっている処理が完了後に再度実行してください。

  • 管理対象サーバのBIOS / ファームウェアが最新か

    管理対象サーバのBIOS / ファームウェアが最新ではない可能性があります。

    以下のWebサイトから、最新のBIOS / ファームウェアを入手し、適用してください。

    URL: http://primeserver.fujitsu.com/primergy/bios/ (2010年2月時点)

  • 管理サーバが高負荷ではないか

    管理サーバの負荷が高くなり電源状態の取得に失敗する場合があります。本製品以外の高負荷のプロセスが終了してから再度実行してください。


68233

FJSVrcx:ERROR:68233:operation failed on physical_server

[説明]

physical_serveroperationに失敗しました。

[対処]

「メッセージ番号 68232」の対処を確認してください。該当しない場合は、マネジメントブレードのSNMPの設定にWrite(参照更新権)があるか確認してください。

  1. RCコンソールで設定したSNMPコミュニティ名を確認してください。

  2. 該当する管理対象サーバのマネジメントブレードで、指定したSNMPコミュニティ名にWrite(参照更新権)があるか確認してください。
    SNMPコミュニティ名にWrite(参照更新権)がない場合は、Write(参照更新権)を設定してください。


68250

FJSVrcx:ERROR:68250:Insufficient disk space on the manager. detail

[説明]

マネージャのディスク容量が不足しています。

[対処]

イメージファイル格納フォルダのディスク空き容量が不足しています。
イメージファイル格納フォルダの存在しているパーティションから不要なファイルを削除してください。

エラーの原因を取り除いたあと、「メッセージ番号 68295」の手順4.に従い、再度操作を行ってください。


68251

FJSVrcx:ERROR:68251:No response from physical_server when process from disk. detail

[説明]

ディスクのprocess中にphysical_serverからの応答がなくなりました。

[対処]

以下の各項目について確認してください。

  • 管理LANのネットワークケーブルが接続されているか

  • 管理対象サーバにエラーメッセージが表示されていないか

    HBA address renameを利用している場合は、管理対象サーバのコンソールを確認してください。
    管理対象サーバのコンソールにエラーが出力されている場合は、「メッセージ番号 61308」の対処を行ってください。

  • ephemeralポート番号と競合していないか

    システムイメージのバックアップ・リストア、またはクローニングマスタの採取と配付で使用するポート番号が、ephemeralポートとしていないか確認してください。競合している場合は、競合が発生しないポート番号に変更してください。詳細については「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「6.3.1.2 ポート番号の変更」の「イメージファイルの採取・配付とサーバ起動制御」を参照してください。

  • 管理LANネットワークにエラーが発生した管理対象サーバと重複したIPアドレスが存在していないか

    IPアドレスが重複している場合、管理対象サーバの通信が正常に行えません。IPアドレスの重複を取り除いてください。

  • 運用サーバと予備サーバの両方が起動していないか

    切替え方式にバックアップ・リストアを使用している場合、運用サーバと予備サーバの両方が起動している可能性があります。この場合、IPアドレスが重複し処理が失敗します。予備サーバの電源を停止してください。

  • 管理LAN上でDHCPサーバとPXEサーバが起動していないか

    管理LAN上でDHCPサーバとPXEサーバが起動している場合は、停止してください。

  • 管理サーバが高負荷ではないか

    管理サーバが高負荷のため、イメージ操作中の通信に失敗した可能性があります。本製品以外の高負荷のプロセスが終了してから、再度操作を行ってください。

  • 管理LANのネットワークが高負荷ではないか

    管理LANのネットワークが高負荷のため、イメージ操作中の通信に失敗した可能性があります。本製品以外の高負荷のプロセスが終了してから、再度操作を行ってください。

  • 管理対象サーバのWatchdogが有効になっていないか

    管理対象サーバのWatchdog(一定時間OSが応答しない状態をハングアップと検出して、自動的にリセットまたは電源切断する機能)が有効になっている可能性があります。
    管理対象サーバのWatchdogの設定を確認し、有効になっている場合は無効にしてください。

  • 管理サーバの管理LANのNICに切替えが発生していないか

    管理サーバの管理LANの冗長化を行っている場合は、切替えが発生していないか確認してください。

エラーの原因を取り除いたあと、「メッセージ番号 68295」の手順4.に従い、再度操作を行ってください。


68252

FJSVrcx:ERROR:68252:Failed to establish a connection with phisical_server in order to process from disk. detail

[説明]

ディスクからのprocessのためのphisical_serverとの接続の確立に失敗しました。

[対処]

同一サーバに対して本メッセージ以外に6825X系のメッセージが表示された場合は、そちらの対処を参照してください。

「メッセージ番号 68251」、「メッセージ番号 68259」の対処を確認してください。
該当しない場合は、以下の各項目について確認してください。

  • システムBIOSのブート順序の設定が誤っていないか

    システムBIOSのブート順序の設定を確認してください。設定に誤りがある場合は、再設定してください。

  • サーバ交換後、ハードウェア情報の再設定を行っているか

    以下の手順で確認後、原因を取り除いてください。

    1. サーバ管理装置のUI(PRIMERGY BXシリーズの場合はマネジメントブレードのWeb UI)を利用して、該当する管理対象サーバのMACアドレスを確認してください。

    2. RCコンソールで、該当する管理対象サーバのリソース詳細で、管理LAN(MACアドレス)を確認してください。

    3. 確認したMACアドレスが互いに異なる場合、「ServerView Resource Coordinator VE 運用ガイド」の「9.3 ハードウェア情報の再設定」を参照し、ハードウェア情報の再設定を行ってください。

  • 管理LANのNICが待機側に切り替わっていないか

    管理LANの冗長化を行っている場合は、管理対象サーバにログインしたあと、管理LANのNICが待機側に切り替わっていないか確認してください。
    切り替わっている場合は、以下の対処を行ってください。

    • 運用側のNICが故障している場合

      「ServerView Resource Coordinator VE 運用ガイド」の「9.5 サーバ部品の交換」の「NICの交換」を行ってください。

    • 運用側のNICが故障していない場合

      待機側NICに切り替わった原因を取り除いたあと、NICを運用側に戻してください。

  • 登録時に指定したMACアドレスが正しいか

    管理対象サーバがPRIMERGY BXシリーズ以外の場合、管理対象サーバの登録時に設定した管理LANのMACアドレスが正しいか確認してください。設定が誤っている場合は、ハードウェア情報の再設定を行ってください。
    設定されているMACアドレスは、物理サーバのリソース詳細で確認できます。
    確認方法については、「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「2.5.2 リソース詳細」を参照してください。

  • マネージャインストール時に指定したMicrosoft LAN Managerモジュールが正しいか

    以下のフォルダに配置されているMicrosoft LAN Managerモジュールが正しいことを確認してください。

    【Windows】
    インストールフォルダ\ScwPro¥tftp¥agent¥dos¥boot

    【Linux】
    /var/opt/FJSVscw-tftpsv/tftproot/scw/agent/dos/boot/

    Microsoft LAN Managerモジュールについては「ServerView Resource Coordinator VE インストールガイド」の「2.1.1.1 ソフトウェアの準備と確認」に記載されている「Microsoft LAN Managerモジュール」を参照してください。
    Microsoft LAN Managerモジュールが誤っている場合は、「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「5.1 マネージャ」を参照してマネージャを停止したあと、Microsoft LAN Managerモジュールを置き換えてください。
    そのあと、マネージャを起動させてください。

  • ポート番号の設定は正しいか

    「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「付録C ポート一覧」を参照し、以下の観点で管理サーバのポート番号を確認してください。

    • ポート番号は設定されているか

    • 重複しているポート番号またはサービス名は存在しないか

    誤りがあった場合は、適切なポート番号に変更してください。
    ポート番号の変更方法については、「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「6.3.1.2 ポート番号の変更」または「6.3.2.6 ポート番号の変更」を参照してください。

  • ファイアウォールの設定に誤りがないか

    管理サーバと管理対象サーバのファイアウォールの設定に誤りがないか確認してください。
    誤りがあった場合は、ファイアウォールの設定を変更してください。

  • 管理対象サーバのWatchdogが有効になっていないか

    管理対象サーバのWatchdog(一定時間OSが応答しない状態をハングアップと検出して、自動的にリセットまたは電源切断する機能)が有効になっている可能性があります。
    管理対象サーバのWatchdogの設定を確認し、有効になっている場合は無効にしてください。

  • 管理サーバの管理LANのNICに切替えが発生していないか

    管理サーバの管理LANの冗長化を行っている場合は、切替えが発生していないか確認してください。

エラーの原因を取り除いたあと、「メッセージ番号 68295」の手順4.に従い、再度操作を行ってください。


68253

FJSVrcx:ERROR:68253:A timeout occurred during process the server(physical_server) in the image operation. detail

[説明]

イメージ操作中のprocessでタイムアウトが発生しました。

[対処]

以下の各項目について確認してください。
processがrebootの場合は、「メッセージ番号 68257」の対処も確認してください。

  • システムBIOSのブート順序の設定が誤っていないか

    システムBIOSのブート順序の設定を確認してください。設定に誤りがある場合は、再設定してください。

  • 管理対象サーバにエラーメッセージが表示されていないか

    HBA address renameを利用している場合は、管理対象サーバのコンソールを確認してください。

    管理対象サーバのコンソールにエラーが出力されている場合は、「メッセージ番号 61308」の対処を行ってください。

  • 管理LANネットワークにエラーが発生した管理対象サーバと重複したIPアドレスが存在していないか

    IPアドレスが重複している場合、管理対象サーバの通信が正常に行えません。IPアドレスの重複を取り除いてください。

  • 運用サーバと予備サーバの両方が起動していないか

    切替え方式にバックアップ・リストアを使用している場合、運用サーバと予備サーバの両方が起動している可能性があります。この場合、IPアドレスが重複し処理が失敗します。予備サーバの電源を停止してください。

  • 管理LAN上でDHCPサーバとPXEサーバが起動していないか

    管理LAN上でDHCPサーバとPXEサーバが起動している場合は、停止してください。

  • 管理サーバが高負荷ではないか

    管理サーバが高負荷のため、イメージ操作中の通信に失敗した可能性があります。本製品以外の高負荷のプロセスが終了してから、再度操作を行ってください。

  • 管理LANのネットワークが高負荷ではないか

    管理LANのネットワークが高負荷のため、イメージ操作中の通信に失敗した可能性があります。本製品以外の高負荷のプロセスが終了してから、再度操作を行ってください。

  • マネージャインストール時に指定したMicrosoft LAN Managerモジュールが正しいか

    以下のフォルダに配置されているMicrosoft LAN Managerモジュールが正しいことを確認してください。

    【Windows】
    インストールフォルダ\ScwPro¥tftp¥agent¥dos¥boot

    【Linux】
    /var/opt/FJSVscw-tftpsv/tftproot/scw/agent/dos/boot/

    Microsoft LAN Managerモジュールについては「ServerView Resource Coordinator VE インストールガイド」の「2.1.1.1 ソフトウェアの準備と確認」に記載されている「Microsoft LAN Managerモジュール」を参照してください。
    Microsoft LAN Managerモジュールが誤っている場合は、「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「5.1 マネージャ」を参照してマネージャを停止したあと、Microsoft LAN Managerモジュールを置き換えてください。
    そのあと、マネージャを起動させてください。

  • ポート番号の設定は正しいか

    「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「付録C ポート一覧」を参照し、以下の観点で管理サーバのポート番号を確認してください。

    • ポート番号は設定されているか

    • 重複しているポート番号またはサービス名は存在しないか

    誤りがあった場合は、適切なポート番号に変更してください。
    ポート番号の変更方法については、「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「6.3.1.2 ポート番号の変更」または「6.3.2.6 ポート番号の変更」を参照してください。

  • ファイアウォールの設定に誤りがないか

    管理サーバと管理対象サーバのファイアウォールの設定に誤りがないか確認してください。
    誤りがあった場合は、ファイアウォールの設定を変更してください。

  • 管理対象サーバのWatchdogが有効になっていないか

    管理対象サーバのWatchdog(一定時間OSが応答しない状態をハングアップと検出して、自動的にリセットまたは電源切断する機能)が有効になっている可能性があります。
    管理対象サーバのWatchdogの設定を確認し、有効になっている場合は無効にしてください。

  • マネジメントブレード上のSNMPエージェントの設定が誤っていないか

    マネジメントブレード上のSNMPエージェントの設定を確認してください。
    設定については、「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「3.5 サーバ環境の設定」を参照してください。

  • フェールオーバーが発生していないか

    マネージャをクラスタで運用している場合は、フェールオーバーが発生していないか確認してください。

  • サーバ登録時に指定したMACアドレスが正しいか

    管理LANを冗長化している環境で、管理対象サーバがPRIMERGY BXシリーズ以外の場合、管理対象サーバの登録時に設定した管理LANのMACアドレスが正しいか確認してください。設定が誤っている場合は、ハードウェア情報の再設定により、正しいMACアドレスを設定してください。
    設定されているMACアドレスは、物理サーバのリソース詳細で確認できます。
    確認方法については、「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「2.5.2 リソース詳細」を参照してください。
    ハードウェア情報の再設定方法については、「ServerView Resource Coordinator VE 運用ガイド」の「9.3 ハードウェア情報の再設定」を参照してください。

エラーの原因を取り除いたあと、「メッセージ番号 68295」の手順4.に従い、再度操作を行ってください。


68254

FJSVrcx:ERROR:68254:A disk process operation failed on physical_server. detail

[説明]

ディスクのprocessに失敗しました。

[対処]

同一サーバに対して本メッセージ以外に6825X系のメッセージが表示された場合は、そちらの対処を参照してください。

以下の各項目について確認してください。

  • 管理サーバのディスクアクセスに問題はないか

    管理サーバのシステムログを確認し、ディスクまたはファイルシステムのエラーメッセージが表示されていないか確認してください。

  • 管理対象サーバと管理サーバが通信できるか

    管理対象サーバと管理サーバが通信できることを、pingやtelnetを使用して確認してください。

processの値に従い、以下の項目についても確認してください。

  • processがreadの場合

    • ファイルシステムが壊れていないか

      管理対象サーバのファイルシステムが壊れていないか確認してください。

      【Windows】
      chkdskなどのツールで確認してください。異常があれば、修復してください。

      【Linux】
      管理対象サーバの起動時、コンソール上に以下のメッセージが表示されるか確認してください。
      "dirty shutdownされた可能性があります。Yを押すとfilesystem checkを行います"メッセージが表示されたら、5秒以内にYを入力してfilesystem checkを行ってください。

    • 前回のシャットダウンが異常で終了していないか

      前回のシャットダウンが異常で終了していないか確認してください。
      異常終了していた場合は管理対象サーバを再起動してください。

      【Linux】
      以下のコマンドで再起動してください。

      # /sbin/shutdown -F -r now <RETURN>

  • processがwriteの場合

    • 配付、リストア先の管理対象サーバのディスク容量が十分か

      クローニングマスタの配付先または、ディスクサイズが、クローニングマスタの採取を行った管理対象サーバのブートディスクの使用量より小さい場合、追加する管理対象サーバのブートディスクのサイズが、クローニングマスタの採取を行った管理対象サーバのブートディスクの使用量と同じまたはそれ以上のサイズであるか確認してください。

    • ディスクにアクセス可能か

      管理対象サーバのBIOS設定を確認し、ディスクにアクセス可能か確認してください。
      管理対象サーバのBIOS設定については、「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「3.5 サーバ環境の設定」に記載されている「管理対象サーバのBIOS設定」を参照してください。
      管理対象サーバがSANブートの場合はSAN機器などの設定も確認してください。

  • 管理対象サーバのWatchdogが有効になっていないか

    管理対象サーバのWatchdog(一定時間OSが応答しない状態をハングアップと検出して、自動的にリセットまたは電源切断する機能)が有効になっている可能性があります。
    管理対象サーバのWatchdogの設定を確認し、有効になっている場合は無効にしてください。

エラーの原因を取り除いたあと、「メッセージ番号 68295」の手順4.に従い、再度操作を行ってください。


68255

FJSVrcx:ERROR:68255:Failed to change the configuration of physical_server. detail

[説明]

サーバの設定でエラーが検出されました。

[対処]

以下の各項目について確認してください。

  • 管理対象サーバに不要なファイルが残っていないか

    クローニングマスタの採取失敗後に管理対象サーバのネットワーク設定を変更した場合、不要なファイルが残る可能性があります。管理対象サーバに以下のファイルが残っているか確認してください。残っている場合はファイルを削除して、ネットワーク設定を確認してください。

    【Windows】
    インストールフォルダ\Agent\var\tmp\ipcfg.nsh
    インストールフォルダ\Agent\var\tmp\ipcfg_now.nsh

    【Linux】
    /var/opt/FJSVrcxat/tmp/softrm/ifcfg-ethXファイル(ethXは、eth0、eth1などのインタフェース名)

    「ServerView Resource Coordinator VE インストールガイド」の「2.2.2 インストール【Windows/Hyper-V】」の、インストール先の選択で指定したフォルダです。

  • netshコマンドが正常に動作するか

    【Windows】
    クローニングマスタの採取に失敗した場合は、以下の確認を行ってください。

    1. クローニングマスタの採取中に固定IPからDHCPへ変更しています。ネットワーク設定が変更されている場合は、クローニングマスタ採取前の状態に戻してください。

    2. 管理対象サーバに以下のファイルが残っているか確認してください。残っている場合は、ファイルを削除してください。

      インストールフォルダ\Agent\var\tmp\ipcfg.nsh
      インストールフォルダ\Agent\var\tmp\ipcfg_now.nsh

    3. 以下のコマンドを実行し、復帰値を確認してください。

      >netsh interface ip set address インタフェース名 dhcp <RETURN>
      >echo %errorlevel% <RETURN>

      復帰値が0ではない場合は、その原因を取り除いてください。

    4. ネットワーク設定をクローニングマスタ採取前の状態に戻してください。

エラーの原因を取り除いたあと、「メッセージ番号 68295」の手順4.に従い、再度操作を行ってください。


68256

FJSVrcx:ERROR:68256:physical_server was rebooted unexpectedly during cloning process. detail

[説明]

クローニング処理中に予期せぬ再起動が行われました。

[対処]

以下の各項目について確認してください。

  • エラーの発生した管理対象サーバに対して、電源状態に影響を与える操作などを同時実行していないか

    同時実行していた場合は、操作が完了するまで待ってください。

  • 管理対象サーバのWatchdogが有効になっていないか

    管理対象サーバのWatchdog(一定時間OSが応答しない状態をハングアップと検出して、自動的にリセットまたは電源切断する機能)が有効になっている可能性があります。
    管理対象サーバのWatchdogの設定を確認し、有効になっている場合は無効にしてください。

  • フェールオーバーが発生していないか

    マネージャをクラスタで運用している場合は、フェールオーバーが発生していないか確認してください。

エラーの原因を取り除いたあと、「メッセージ番号 68295」の手順4.に従い、再度操作を行ってください。


68257

FJSVrcx:ERROR:68257:A timeout occurred when changing the configuration of physical_server. detail

[説明]

サーバの設定中にタイムアウトが検出されました。

[対処]

「メッセージ番号 68251」、「メッセージ番号 68259」の対処を確認してください。
該当しない場合は、以下の各項目について確認してください。

  • イメージファイル操作用モジュールの設定が正しいか

    「ServerView Resource Coordinator VE 運用ガイド」の「15.4 システムイメージのバックアップ・リストア、クローニングマスタの採取・配付がエラーになる場合【Windows/Linux】【Hyper-V】」を参照してエラーの原因を取り除いてください。

  • 登録後に管理対象サーバを再起動しているか

    管理対象サーバの登録前にエージェントをインストールし、登録後に管理対象サーバの再起動を行っていない場合は、再起動を行ってください。

  • NetBIOSが有効になっているか

    【Windows】
    以下のコマンドを実行して、管理用ネットワークインタフェースのNetBIOSが有効(NetBIOS over Tcpip. . . . . . . . : Disabledが表示されない状態)になっているか確認してください。
    NetBIOSが無効になっている場合は、Windowsの説明書に従いNetBIOSを有効にしてください。

    >ipconfig /all <RETURN>

  • サーバ交換後、ハードウェア情報の再設定を行っているか

    以下の手順で確認後、原因を取り除いてください。

    1. サーバ管理装置のUI(PRIMERGY BXシリーズの場合はマネジメントブレードのWeb UI)を利用して、該当する管理対象サーバのMACアドレスを確認してください。

    2. RCコンソールの、該当する管理対象サーバのリソース詳細で、管理LAN(MACアドレス)を確認してください。

    3. 確認したMACアドレスが互いに異なる場合、「ServerView Resource Coordinator VE 運用ガイド」の「9.3 ハードウェア情報の再設定」を参照し、ハードウェア情報の再設定を行ってください。

  • 管理LANのNICが待機側に切り替わっていないか

    管理LANの冗長化を行っている場合は、管理対象サーバにログインしたあと、管理LANのNICが待機側に切り替わっていないか確認してください。
    切り替わっている場合は、以下の対処を行ってください。

    • 運用側のNICが故障している場合

      「ServerView Resource Coordinator VE 運用ガイド」の「9.5 サーバ部品の交換」の「NICの交換」を行ってください。

    • 運用側のNICが故障していない場合

      待機側NICに切り替わった原因を取り除いたあと、NICを運用側に戻してください。

  • 登録時に指定したMACアドレスが正しいか

    管理対象サーバがPRIMERGY BXシリーズ以外の場合、管理対象サーバの登録時に設定した管理LANのMACアドレスが正しいか確認してください。設定が誤っている場合は、ハードウェア情報の再設定を行ってください。
    設定されているMACアドレスは、物理サーバのリソース詳細で確認できます。
    確認方法については、「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「2.5.2 リソース詳細」を参照してください。

  • ネットワークインタフェース名が0から始まる一続きの数字になっているか

    【Linux】
    管理対象サーバのネットワークインタフェース名(ethX)の数字部分が0から始まる一続きの数字になっているか確認してください。
    0から始まっていない場合や、一続きの数字になっていない場合はネットワークインタフェース名を変更してください。

  • 業務用ネットワークインタフェースの設定が正しいか

    【Linux】
    業務用ネットワークインタフェースの設定ファイルである/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-ethXファイル(ethXは、eth0、eth1などのインタフェース名)を参照して、ONBOOT=noになっているか確認してください。

  • 管理用ネットワークインタフェースの設定が正しいか

    【Linux】
    管理用ネットワークインタフェースの設定ファイルである/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-ethXファイル(ethXは、eth0、eth1などのインタフェース名)を参照して、IPADDR、NETMASKが正しい値に設定されているか確認してください。

  • ポート番号の設定は正しいか

    「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「付録C ポート一覧」を参照し、以下の観点で管理サーバのポート番号を確認してください。

    • ポート番号は設定されているか

    • 重複しているポート番号またはサービス名は存在しないか

    誤りがあった場合は、適切なポート番号に変更してください。
    ポート番号の変更方法については、「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「6.3.1.2 ポート番号の変更」または「6.3.2.6 ポート番号の変更」を参照してください。

  • ファイアウォールの設定に誤りがないか

    管理サーバと管理対象サーバのファイアウォールの設定に誤りがないか確認してください。
    誤りがあった場合は、ファイアウォールの設定を変更してください。

  • 管理対象サーバのWatchdogが有効になっていないか

    管理対象サーバのWatchdog(一定時間OSが応答しない状態をハングアップと検出して、自動的にリセットまたは電源切断する機能)が有効になっている可能性があります。
    管理対象サーバのWatchdogの設定を確認し、有効になっている場合は無効にしてください。

  • フェールオーバーが発生していないか

    マネージャをクラスタで運用している場合は、フェールオーバーが発生していないか確認してください。

エラーの原因を取り除いたあと、「メッセージ番号 68295」の手順4.に従い、再度操作を行ってください。


68258

FJSVrcx:ERROR:68258:Failed to boot physical_server during the image operation. detail

[説明]

イメージ操作中にphysical_serverの起動に失敗しました。

[対処]

以下の各項目について確認してください。

  • 管理対象サーバのハードウェア構成が均一か

    クローニングマスタを採取した管理対象サーバのハードウェア構成と、配付しようとしている管理対象サーバのハードウェア構成が異なっています。
    管理対象サーバのハードウェア構成を確認してください。

  • Windowsプロダクトキーが正しいか

    配付に失敗した管理対象サーバを確認し、Windowsキーの入力画面で停止している場合、Windowsプロダクトキーが誤っています。クローニングマスタを採取した管理対象サーバのライセンス情報定義ファイルを修正し、再度クローニングマスタを採取してください。
    詳細については、「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「8.2 採取」を参照してください。
    配付に失敗したクローニングマスタは使用できません。

  • クローニングマスタを採取した管理対象サーバがドメインコントローラではないか

    Windowsのクローニングマスタを配付した場合は、採取した管理対象サーバがドメインコントローラであった可能性があります。採取した管理対象サーバがドメインコントローラであった場合は、設定を解除したあと、再度、クローニングマスタを採取してください。
    配付に失敗したクローニングマスタは使用できません。

  • ライセンス情報定義ファイルの設定が正しいか

    Windows Server 2008のクローニングマスタを配付した場合は、ライセンス情報定義ファイルの設定内容に誤りがある可能性があります。クローニングマスタを採取または配付した管理対象サーバで、ライセンス情報定義ファイルの設定内容を確認してください。
    設定内容に誤りがある場合は、クローニングマスタを採取した管理対象サーバのライセンス情報定義ファイルを修正し、再度クローニングマスタを採取してください。
    詳細については、「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「8.2 採取」を参照してください。
    配付に失敗したクローニングマスタは使用できません。

  • Sysprep.exe、Setupcl.exeファイルが正しいか

    Windows Server 2003のクローニングマスタを配付した場合は、Sysprep.exe、Setupcl.exeに誤ったファイルを指定している可能性があります。クローニングマスタ採取元管理対象サーバの以下のフォルダにあるSysprep.exe、Setupcl.exeファイルがOSのアーキテクチャに合っているか確認してください。間違っている場合はエージェントを再インストールしてください。

    インストールフォルダ\scw\SeparateSetting\sysprep

  • 管理対象サーバにエラーメッセージが表示されていないか

    HBA address renameを利用している場合は、管理対象サーバのコンソールを確認してください。
    管理対象サーバのコンソールにエラーが出力されている場合は、「メッセージ番号 61308」の対処を行ってください。

  • 管理対象サーバと管理サーバが通信できるか

    管理対象サーバと管理サーバが通信できることを、pingやtelnetを使用して確認してください。

  • 業務用ネットワークインタフェースの設定が正しいか

    【Linux】
    業務用ネットワークインタフェースの設定ファイルである/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-ethXファイル(ethXは、eth0、eth1などのインタフェース名)を参照して、ONBOOT=noになっているか確認してください。

  • 管理用ネットワークインタフェースの設定が正しいか

    【Linux】
    管理用ネットワークインタフェースの設定ファイルである/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-ethXファイル(ethXは、eth0、eth1などのインタフェース名)を参照して、IPADDR、NETMASKが正しい値に設定されているか確認してください。

  • 管理対象サーバに不要なファイルが残っていないか

    クローニングマスタの採取失敗後に管理対象サーバのネットワーク設定を変更した場合、不要なファイルが残る可能性があります。管理対象サーバに以下のファイルが残っているか確認してください。残っている場合はファイルを削除して、ネットワーク設定を確認してください。

    【Windows】
    インストールフォルダ\Agent\var\tmp\ipcfg.nsh
    インストールフォルダ\Agent\var\tmp\ipcfg_now.nsh

    【Linux】
    /var/opt/FJSVrcxat/tmp/softrm/ifcfg-ethXファイル(ethXは、eth0、eth1などのインタフェース名)

    「ServerView Resource Coordinator VE インストールガイド」の「2.2.2 インストール【Windows/Hyper-V】」の、インストール先の選択で指定したフォルダです。

  • クローニングマスタの採取を行った管理対象サーバのネットワーク設定に誤りがないか

    管理LANに割り当てたNICとそのIPアドレスの設定値が、「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「6.1.3 管理対象サーバの登録」で登録したIPアドレスと一致しているか確認してください。

    「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「6.1.3 管理対象サーバの登録」で入力した値は、「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「2.5.2 リソース詳細」で管理LAN(IPアドレス)を参照し、確認してください。

  • 管理対象サーバのWatchdogが有効になっていないか

    管理対象サーバのWatchdog(一定時間OSが応答しない状態をハングアップと検出して、自動的にリセットまたは電源切断する機能)が有効になっている可能性があります。
    管理対象サーバのWatchdogの設定を確認し、有効になっている場合は無効にしてください。

  • Sysprepの累積実行回数が4回以上ではないか

    Windows Server 2008でアクティベーションの方式にMAKライセンス認証を使用しているクローニングマスタを配付した場合、Sysprepの実行回数が累積で4回以上ではないか確認してください。
    Sysprepの実行回数が累積で4回以上の場合、以下のパスにエラーログが作成されることがあります。

    ログファイル名: Setupper.log
    パス: \Windows\System32\Sysprep\Panther

    詳細については、以下のWebサイトを参照してください。

    URL: http://support.microsoft.com/kb/929828 (2010年2月時点)

    Sysprepはクローニングマスタ配付時に実行されるため、クローニングマスタの採取と配付を4回以上行えません。
    Sysprepの実行回数が4回以上の場合は、クローニングマスタの採取が必要です。Sysprepの実行回数が2回以下の管理対象サーバでクローニングマスタを採取し、そのクローニングマスタを配付してください。
    配付に失敗したクローニングマスタは使用できません。

エラーの原因を取り除いたあと、「メッセージ番号 68295」の手順4.に従い、再度操作を行ってください。


68259

FJSVrcx:68259:Disk process was aborted on physical_server. detail

[説明]

ディスクのprocessが中断されました。

[対処]

以下について確認してください。

  • 管理対象サーバに接続されているディスク、ストレージ装置が正常に動作しているか

  • 管理対象サーバに接続されているRAID装置が正常に動作しているか

  • 管理対象サーバをSANブート構成にしている場合、ストレージ装置と管理対象サーバの結線に問題がないか

  • 管理対象サーバをSANブート構成にしている場合、ファイバチャネルスイッチが正常に動作しているか

  • 管理対象サーバのWatchdogが有効になっていないか

    管理対象サーバのWatchdog(一定時間OSが応答しない状態をハングアップと検出して、自動的にリセットまたは電源切断する機能)が有効になっている可能性があります。
    管理対象サーバのWatchdogの設定を確認し、有効になっている場合は無効にしてください。

エラーの原因を取り除いたあと、「メッセージ番号 68295」の手順4.に従い、再度操作を行ってください。


68260

FJSVrcx:ERROR:68260:Image operation was cancelled. detail

[説明]

イメージ操作がキャンセルされました。

[対処]

マネージャのサービスが停止している可能性があります。
「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「5.1 マネージャ」を参照して停止しているサービスがあれば起動してください。
エラーの原因を取り除いたあと、「メッセージ番号 68295」の手順4.に従い、再度操作を行ってください。


68295

FJSVrcx:ERROR:68295:deployment engine error:detail

[説明]

以下のどれかの操作中に、内部コマンドでエラーが発生しました。

  • システムイメージのバックアップ・リストア

  • クローニングマスタの採取・配付

  • バックアップ・リストア方式のサーバ切替え

なお、クローニングマスタの配付で、複数台の管理対象サーバに同じクローニングマスタを配付した場合、一部のサーバでこのエラーが発生すると、同時に配付した他のサーバへの配付も中断されます。

[対処]

同一サーバに対して本メッセージ以外に6825X系のメッセージが表示された場合は、そちらの対処を参照してください。

以下について確認し、対処を行ってください。

  1. 設定の確認

    1. 管理LAN冗長化の確認

      管理LANを冗長化している場合、以下の状態に応じて対処を行ってください。
      エラーの原因を取り除いたあと、手順4.を参照して、失敗した操作を再実行してください。

      • クローニングマスタを採取できなかった場合

        管理対象サーバの管理LANが冗長化され、運用側のNICが使用できない場合、クローニングマスタは採取できません。
        待機側NICに切り替わった原因を取り除いて運用側NICを復旧し、管理LANの冗長化の設定を解除してください。

      • クローニングマスタを配付できなかった場合

        管理LANの冗長化が設定されたクローニングマスタを配付していないか確認してください。
        管理LANの冗長化が設定されたクローニングマスタは、クローニングマスタを採取した管理対象サーバと別の管理対象サーバに配付できません。
        管理LANの冗長化の設定が解除されたクローニングマスタを配付し直してください。

        運用側のNICが使用できるか確認してください。
        待機側NICに切り替わった原因を取り除いて運用側NICを復旧し、管理LANの冗長化の設定を解除したあと、クローニングマスタを配付し直してください。

    2. 管理サーバのサービス起動確認

      「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「5.1 マネージャ」の「イメージファイルの採取・配付とサーバ起動制御」に記載されているサービスが停止している可能性があります。
      「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「5.1 マネージャ」を参照し、停止しているサービスを起動してください。

      エラーの原因を取り除いたあと、手順4.を参照して、失敗した操作を再実行してください。

    3. 管理対象サーバのWatchdogの確認

      管理対象サーバの電源状態が停止している場合はWatchdog(一定時間OSが応答しない状態をハングアップと検出して、自動的にリセットまたは電源切断する機能)が有効になっている可能性があります。
      管理対象サーバのWatchdogの設定を確認し、有効になっている場合は無効にしてください。
      エラーの原因を取り除いたあと、手順4.を参照して、失敗した操作を再実行してください。

  2. エラー情報の採取

    エラーメッセージ中のdetailを確認します。
    detailに、rid=リクエストIDが表示されている場合は、管理サーバにOSの管理者権限でログインして、以下のコマンドにリクエストIDを入力し、実行してください。

    【Windows】

    >cd "インストールフォルダ(*1)\ScwPro\support" <RETURN>
    >scwhelp.bat --output 出力ファイル名.html リクエストID <RETURN>

    【Linux】

    # cd /opt/FJSVscw-utils/sbin <RETURN>
    # scwhelp --output 出力ファイル名.html リクエストID <RETURN>

    *1: 「ServerView Resource Coordinator VE インストールガイド」の「2.1.2 インストール【Windows】」の、インストール先の選択で指定したフォルダです。

    参考

    管理サーバがWindows 2003 x64 EditionまたはWindows 2008 x64 Editionの場合は、以下の方法でコマンド プロンプトを開いてください。

    [スタート]-[ファイル名を指定して実行(R)]を選択し、以下を実行してください。

    "インストールフォルダ\SysWoW64\cmd.exe"

    なお、インストールフォルダはWindowsのインストールフォルダになります。

    関連するエラー情報をHTML形式で出力します。出力されたファイルをWebブラウザで表示してください。

  3. 原因の特定と対処

    出力されたエラー情報を参照して、以下の対処を行ってください。

    "原因と対応"欄が表示されている場合

    "原因と対応"欄の"対処案"に記載されている対処を行ってください。

    エラーログファイルが生成されている場合

    1. "原因と対応"欄の"対処案"に以下が表示されている場合は、"詳細データ"欄の"エラーログ出力先"に格納されたエラーログファイル(FJIMGBRS.ERR)の内容を参照して、エラーコードと詳細コードを確認します。

      [エラーログ出力先]に詳細ログが格納されています。

      エラーログファイル抜粋

      Date       : Tue Apr 25 19:48:33 2006
      Error Data : 00130100 00000011
      Error Code : 161 000a0805
      Message    : 0161 The size of the disk is small. Change the size of the partition.

      Error Code行の前半がエラーコードです。この場合、"161"です。
      Error Code行の後半が詳細コードです。この場合、"000a0805"です。

    2. エラーコードを確認し、以下の対処を行ってください。

      • エラーコードが、199の場合

        原因
        管理対象サーバが、正常にシャットダウンされていません。

        対処
        システムを再起動し、正常にシャットダウンしてください。

      • その他のエラーコードの場合、以下のWebサイトを確認したあと、対処を行ってください。

        URL: http://software.fujitsu.com/jp/scw-dcw/ (2010年2月時点)

        以下のページを確認してください。

        - "ダウンロード"-"カタログ・資料"の"エラーコード別対処方法一覧"

      問題が解決しない場合は、該当するメッセージと調査資料を採取し、当社技術員に連絡してください。

  4. 復旧

    原因が解決した場合は以下の手順で失敗した操作を再実行してください。
    複数台の管理対象サーバに同じクローニングマスタを配付した場合、同時に配付した他のサーバへの配付も中断されています。対処を行ったあとに再度操作をする場合は、もう一度、すべてのサーバを指定してください。

    1. 管理対象サーバの起動

      システムイメージのバックアップ、およびクローニングマスタの採取でエラーが発生した管理対象サーバの電源が切断されている場合は投入してください。
      管理対象サーバのOSが起動している場合、次の手順を実行してください。
      管理対象サーバのOSが起動していない場合、画面上に以下のメッセージが表示されているか確認してください。
      表示されている場合は、Escキーを押してください。
      メッセージが表示されていない場合は、直接サーバの電源を切断してください。

      Error has occurred!!
      Press ESC key to stop Agent. Then turn off this computer and retry your deployment task or investigate the error log.

      ...

      ESC key was pressed. Agent is stopping.
      Please wait a moment...

      Escキーを押したあと、"Y"を入力し、電源を切断します。そのあと、電源を投入してください。
      Escキーを押しても電源を切断できない場合は、直接サーバの電源を切断してください。

      Would you like to turn off this computer? [Y/N]

    2. 本製品のエージェントの起動

      クローニングマスタの採取でエラーが発生した場合だけ行ってください。
      クローニングマスタの採取は、エージェントの自動起動を停止しています。
      エラーが発生した管理対象サーバを再起動したあと、エージェントを起動します。
      エージェントを起動する場合は、「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「5.2 エージェント」を参照してください。

    3. 一時ファイルの削除

      クローニングマスタの採取でエラーが発生し、エラー発生後に管理対象サーバのネットワーク設定を変更する場合、以下のファイルが残っているか確認してください。残っている場合は削除してください。

      【Windows】
      インストールフォルダ\Agent\var\tmp\ipcfg.nsh
      インストールフォルダ\Agent\var\tmp\ipcfg_now.nsh

      【Linux】
      /var/opt/FJSVrcxat/tmp/softrm/ifcfg-ethX(ethXは、eth0、eth1などのインタフェース名)

    4. 再実行

      失敗した操作を再度実行してください。


68296

FJSVrcx:ERROR:68296:deployment engine cli error:detail

[説明]

マネージャのコマンドでエラーが発生しました。

[対処]

以下の操作を実行中に本メッセージが表示された場合、detailの出力内容ごとの対処に従ってエラーの原因を取り除いたあと、「メッセージ番号 68295」の手順4.を参照して、再度操作を行ってください。
複数台の管理対象サーバに同じクローニングマスタを配付した場合、同時に配付した他のサーバへの配付も中断されています。対処を行ったあとに再度操作をする場合は、もう一度、すべてのサーバを指定してください。

  • システムイメージのバックアップ

  • システムイメージのリストア

  • クローニングマスタの採取

  • クローニングマスタの配付

  • サーバ切替え方式がバックアップ・リストアの管理対象サーバに対する自動リカバリ

  • サーバ切替え方式がバックアップ・リストアの管理対象サーバに対する手動切替えまたは切戻し

上記以外の操作を実行中に本メッセージが出力された場合、detailの出力内容ごとの対処に従ってエラーの原因を取り除いたあと、再度操作を行ってください。

  • code=100の場合

    「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「5.1 マネージャ」の「イメージファイルの採取・配付とサーバ起動制御」の管理サーバのサービスが停止状態になっている可能性があります。
    管理サーバ上で「イメージファイルの採取・配付とサーバ起動制御」のサービスが起動しているか確認し、停止しているサービスがあれば起動してください。
    サービスの確認と起動の方法については、「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「5.1 マネージャ」を参照してください。

  • code=107の場合

    管理サーバの負荷が高い場合、マネージャ内の接続処理がタイムアウトする可能性があります。
    本製品以外の高負荷のプロセスが終了してから再度実行してください。


68297

FJSVrcx:ERROR:68297:power control error:detail

[説明]

管理対象サーバの電源操作でエラーが発生しました。
メッセージの詳細がdetailに表示されます。

[対処]

以下の操作を実行中に本メッセージが表示された場合、detailの出力内容ごとの対処に従ってエラーの原因を取り除いたあと、「メッセージ番号 68295」の手順4.を参照して、再度操作を行ってください。
複数台の管理対象サーバに同じクローニングマスタを配付した場合、同時に配付した他のサーバへの配付も中断されています。対処を行ったあとに再度操作をする場合は、もう一度、すべてのサーバを指定してください。

  • システムイメージのバックアップ

  • システムイメージのリストア

  • クローニングマスタの採取

  • クローニングマスタの配付

  • サーバ切替え方式がバックアップ・リストアの管理対象サーバに対する自動リカバリ

  • サーバ切替え方式がバックアップ・リストアの管理対象サーバに対する手動切替えまたは切戻し

上記以外の操作を実行中に本メッセージが出力された場合、detailの出力内容ごとの対処に従ってエラーの原因を取り除いたあと、再度操作を行ってください。

  • detailがanother process is runningの場合

    他の処理が終了したあと、再度操作を行ってください。
    他の処理を実行していない場合は、しばらく待ってから、再度操作を行ってください。

  • 同一管理対象サーバ(または管理対象サーバが使用するリソース)に対して同時に操作を行った場合

    同一の管理対象サーバ(または管理対象サーバが使用するリソース)に対して以下の操作は同時に実行できません。
    該当する場合、同時に実行した以下の操作が完了後、再度操作を行ってください。

    • LANスイッチの設定、変更、削除

    • LANスイッチのVLAN設定、変更

    • HBA address renameの設定、変更

    • 電源操作

    • メンテナンスLEDのON、OFF

    • ハードウェア情報の再設定

    • 構成定義ファイルの読込み(インポート)