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Interstage Application Server/Interstage Web Server J2EE ユーザーズガイド

18.6.4 service reference記述

WebサービスクライアントアプリケーションからJNDIを使用してServiceをlookupする場合、クライアントアプリケーションの形態に応じて以下のdeployment descriptorにservice reference記述を追加する必要があります。

対象となるdeployment descriptorに<service-ref>タグを追加し、Webサービス参照についての定義を記述してください。

以下の表にないタグについては、“7.5 Webアプリケーション環境定義ファイル(deployment descriptor)”、“4.13 J2EEアプリケーションクライアントのdeployment descriptorファイルの詳細設定”、または“4.9 deployment descriptorファイルへの記述”を参照してください。

定義する内容

要素名

説明

タグの
省略

複数の
指定

service-ref

Webサービス参照についての定義を記述します。

service-ref-name

JNDIに登録する名前を定義します。“service/”で始まるように定義してください。

×

×

service-interface

Serviceインタフェースの完全修飾クラス名を定義します。

×

×

wsdl-file

iswsgenコマンドまたはInterstage Studioを使用してスタブおよびクライアントアプリケーションを作成した場合、本要素は省略してください。
WebアプリケーションまたはEJBアプリケーションで本要素が指定された場合、運用時にInterstageが利用するスタブ/サービスの実装クラスをIJServerへの配備時に生成します。本要素はWSDLファイルをモジュールのルートからの相対パスで定義します。

×

jaxrpc-mapping-file

<WSDLファイル名>_mapping.xmlをモジュールのルートから相対パスで定義します。wsdl-fileを指定した場合は本要素は省略不可です。

×

注意

  • <wsdl-file>を指定した場合に生成されるクラス名は、“_isws_パッケージ名を除いたクラス名”となります(例:stock.server._isws_StockQuoteProviderPortSoapBindingStub)。配備するモジュール内に同名のクラスが存在した場合は上書きされます。

  • <service-interface>要素に“javax.xml.rpc.Service”を指定することはできません。WSDLから生成されたサービス固有のServiceインタフェース(javax.xml.rpc.Serviceを継承したインタフェース)のクラス名を指定してください。

  • JDKがインストールされていない場合、<wsdl-file>を指定することはできません。

WebアプリケーションからServiceをlookupする場合(web.xml)

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<web-app xmlns="http://java.sun.com/xml/ns/j2ee"
    xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"
    xsi:schemaLocation=http://java.sun.com/xml/ns/j2ee
        http://java.sun.com/xml/ns/j2ee/web-app_2_4.xsd version="2.4">
   <display-name>StockQuote Client</display-name>
       ...
   <service-ref>
       <description>WSDL Service StockQuote </description>
       <service-ref-name>service/StockQuote</service-ref-name>
       <service-interface>stock.server.StockQuoteProviderService</service-interface>
   </service-ref>
</web-app>