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Interstage Application Server/Interstage Web Server J2EE ユーザーズガイド

第18章 Webサービスの開発

本章では、WebサービスアプリケーションおよびWebサービスクライアントアプリケーションの開発について説明します。

Webサービスアプリケーション/Webサービスクライアントアプリケーションの開発

WebサービスとWebサービスクライアントの通信は、WSDLファイルに定義されたインタフェース情報に基づいて行われます。

WSDLファイルは、Webサービスアプリケーションの開発で作成されます。Webサービスクライアントアプリケーションは、このWSDLファイルを使用してスタブなど生成し、これを利用するアプリケーションとして開発します。
Webサービスアプリケーションの開発とWebサービスクライアントアプリケーションの開発は、WSDLファイルを介して、独立して行うことができます。

ツールによるファイル生成

WebサービスアプリケーションとWebサービスクライアントアプリケーションの開発では、iswsgenコマンドを使用して、WSDLやスタブなどのファイル生成を行います。
iswsgenコマンドについて詳細は、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“iswsgen”を参照してください。

開発用途に応じて、iswsgenコマンドの以下のサブコマンドを使用します。

当社のコンポーネント指向の統合開発支援ツールであるInterstage Studioを使用することにより、一連の手順を統合した使いやすいビュー操作によって、操作できます。

詳細は、Interstage Studioのマニュアルを参照してください。

WS-I Basic Profileへの準拠

本製品では、WS-I Basic Profile1.0およびWS-I Attachments Profile1.0に準拠したWebサービスを開発・運用できます。本規約に準拠したWebサービスの開発については、“18.5 WS-I Basic ProfileおよびAttachments Profileに準拠した開発”を参照してください。

注意

  • 添付ファイル”を除いた分の通信データサイズが大きい場合、受信時に大量にメモリを消費し、メモリ不足や処理時間超過を招く恐れがあります。

  • 目安として、通信データサイズが数100Kバイト(XMLでのタグなどを含む)を超える場合、“添付ファイル”を使用することを検討してください。

  • ただし、通信データサイズが同じでもメモリ消費量は内容形式により大きく異なり、また、同時処理多重度や性能要件もシステムにより異なります。上記サイズを目安としつつ、条件に応じて、実際の業務用のデータ内容形式を使用して要件に対する事前検証を行うことをお勧めします。