15.2.4 追加処理の記述

Entity Beanのインスタンスを追加するときのEntity Beanを呼び出すアプリケーション、コンテナおよびEnterprise Beanクラス間の処理の流れとEntity Beanを呼び出すアプリケーションの記述例について説明します。

処理の流れ

Entity Beanのインスタンスを追加するときの処理の流れを示します。
以下の例はBMPのEntity Beanです。CMPはデータベースアクセス処理をコンテナが行いますが、処理の流れは同じです。

呼出し元のアプリケーションから、createメソッドを呼び出します。
createメソッドが発行されると、コンテナが以下の処理を行います。
- Enterprise BeanクラスのejbCreateメソッドを呼び出す。ejbCreateメソッドに記述したINSERT文が実行され、データをINSERTする。
- ejbPostCreateメソッドを呼び出す。

追加処理の記述例

記述する処理概要

呼び出すEntity Beanのlookup処理を行い、EJB homeを取得する。
createメソッドを呼び出す。

記述例

       (lookup処理でEJB homeの取得)
                                   ：
    try {
        etyHome.create( empEV.getId(), empEV.getName(), empEV.getDept(), empEV.getAge());
    } catch ( CreateException ex ) {
    throw new UserException( ex.getMessage() );
    } catch ( RemoteException ex ) {
    throw new EJBException( ex.getMessage() );
    }
                                   ：