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Interstage Application Server/Interstage Web Server J2EE ユーザーズガイド

9.5.3 IPアドレスとポート番号の設定例

以下のような運用を行う場合について、IPアドレスとポート番号の設定例を説明します。

注意

Session Registry ServerをWebアプリケーションの動作するIJServerと別マシンで運用する場合、Session Registry Serverを運用するマシンで、Interstage管理コンソールのシステムの環境設定で以下を設定する必要があります。

  • [システム] > [環境設定] > [詳細設定] > [Servletサービス詳細設定] > [Webサーバとワークユニットを同一のマシンで運用する]で“運用しない”を設定

例1: Session Registry ServerをWebアプリケーションの動作するIJServerと別マシンで運用する場合

Session Registry Server(10.111.111.111)の環境設定

  

項目

設定値例

備考

(1)

Servletコンテナ設定

ServletコンテナのIPアドレス

10.111.111.111

(3)、(5)のIPアドレス、ポートと同じとします。

ポート番号

5678

(2)

Webサーバコネクタ(コネクタ)設定

WebサーバのIPアドレス

10.111.111.222
10.111.111.223

Webアプリケーションの動作するIJServerを運用するマシンA、BのIPアドレスを指定します。複数ある場合はすべて設定します。


IJServer(マシンA:10.111.111.222)の環境設定

  

項目

設定値例

備考

(3)

セションリカバリ設定

セションのバックアップ先Session Registry Serverのアドレス:ポート

10.111.111.111:5678

(1)のIPアドレス、ポートと同じとします。

(4)

Servletコンテナ設定

制御用ポート

ポート番号

15000

  

アクセス許可IPアドレス

10.111.111.111

アクセス制限を行う場合、(1)のIPアドレスと同じとします。ただし、Session Registry Serverを運用するマシンに複数のIPアドレスが設定されている場合はすべて設定します。


IJServer(マシンB:10.111.111.223)の環境設定

  

項目

設定値例

備考

(5)

セションリカバリ設定

セションのバックアップ先Session Registry Serverのアドレス:ポート

10.111.111.111:5678

(1)のIPアドレス、ポートと同じとします。

(6)

Servletコンテナ設定

制御用ポート

ポート番号

15000

  

アクセス許可IPアドレス

10.111.111.111

アクセス制限を行う場合、(1)のIPアドレスと同じとします。ただし、Session Registry Serverを運用するマシンに複数のIPアドレスが設定されている場合はすべて設定します。

例2: Session Registry ServerをWebアプリケーションの動作するIJServerと同一のマシンで運用する、かつ、WebサーバとIJServerを同一のマシンで運用する場合

Session Registry Serverの環境設定

  

項目

設定値例

備考

(1)

Servletコンテナ設定

ポート番号

5678

(2)のポートと同じとします。


IJServerの環境設定

  

項目

設定値例

備考

(2)

セションリカバリ設定

セションのバックアップ先Session Registry Serverのアドレス:ポート

127.0.0.1:5678

IPアドレスは127.0.0.1とします。ポートは(1)と同じとします。

(3)

Servletコンテナ設定

制御用ポート

ポート番号

15000
15001

(Webアプリケーションを運用するIJServer(ワークユニット)のプロセス多重度が2のとき)

アクセス許可IPアドレス

127.0.0.1

アクセス制限を行う場合、127.0.0.1とします。


例3: Session Registry ServerをWebアプリケーションの動作するIJServerと同一のマシンで運用する、かつ、WebサーバとIJServerマシンで運用する場合

Session Registry Serverの環境設定

  

項目

設定値例

備考

(1)

Servletコンテナ設定

ServletコンテナのIPアドレス

127.0.0.1

IPアドレスは127.0.0.1(注)とします。ポートは(3)と同じとします。

ポート番号

5678

(2)

Webサーバコネクタ(コネクタ)設定

WebサーバのIPアドレス

127.0.0.1

127.0.0.1(注)とします。


IJServerの環境設定

  

項目

設定値例

備考

(3)

セションリカバリ設定

セションのバックアップ先Session Registry Serverのアドレス:ポート

127.0.0.1:5678

IPアドレスは127.0.0.1(注)とします。ポートは(1)と同じとします。

(4)

Servletコンテナ設定

制御用ポート

ポート番号

15000
15001

(Webアプリケーションを運用するIJServer(ワークユニット)のプロセス多重度が2のとき)

アクセス許可IPアドレス

127.0.0.1

アクセス制限を行う場合、127.0.0.1(注)とします。

注) 各IPアドレスは、127.0.0.1のかわりに実際のマシンのIPアドレス(10.111.111.111など)を指定することも可能です。ただし、127.0.0.1との混在はできません。いずれかで統一してください。