WebサーバコネクタはクライアントからのリクエストをServletコンテナに振り分ける時に初めてServletコンテナの異常を検出します。(Webサーバコネクタが異常を検出するには数秒から数分かかる場合があります。)
また、WebサーバコネクタはServletコンテナが復旧したことを検出することはできませんので、異常の検出から1分後に再度Servletコンテナへリクエストの振り分けを行います。この時、Servletコンテナが復旧していない場合は再度接続に失敗します。
Webサーバコネクタの故障監視を使用することで上記問題を回避することができます。
Webサーバコネクタの故障監視はIJServerとWebサーバをそれぞれ別のサーバマシンに分離して負荷分散運用を行う場合に、分散先のIJServerの稼動状況を監視し、故障したIJServerを自動的に振り分けの対象から除外することや、故障から復旧したIJServerを自動的に振り分けの対象に戻すことができます。
セションリカバリ機能を使用する際はWebサーバコネクタの故障監視とあわせて使用することをお勧めします。
Webサーバコネクタの故障監視については、“3.5.2 Webサーバコネクタの故障監視”を参照してください。
