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Interstage Application Server/Interstage Web Server J2EE ユーザーズガイド

7.5.14 ユーザ認証

ユーザ認証方法の定義は、login-configタグで定義します。

記述形式

    <login-config>
      <auth-method>method</auth-method>
      <realm-name>name</realm-name>
      <form-login-config>
        <form-login-page>login-page</form-login-page>
        <form-error-page>error-page</form-error-page>
      </form-login-config>
    </login-config>

タグの内容

タグ名

説明

タグの省略

複数の指定

auth-method

認証方法を定義します。以下の値を指定します。

  • BASIC
    HTTP Basic認証

  • FORM
    フォームベース認証

auth-methodタグが省略された場合は、“BASIC”が省略値となります。値の省略はできません。

×

realm-name

HTTP Basic認証で使用する領域名を定義します。
領域名は、ユーザ認証を行う画面(ダイアログボックス)に表示されます。
HTTP Basic認証を使用しない場合、指定は無視されます。
HTTP Basic認証を使用する場合は、必ず指定してください。

×

form-login-config

フォームベース認証定義の開始/終了を定義します。
フォームベース認証で使用するログインページやエラーページを指定します。
フォームベース認証を使用しない場合、指定は無視されます。
フォームベース認証を使用する場合は、必ず指定してください。

×

form-login-page

フォームベース認証で使用するログインページを定義します。
form-login-configタグ定義時は、必須です。

指定されたログインぺージは、フォームベース認証が行われる際にWebブラウザに表示されます。

注) ログインページでは、ユーザ名/パスワードをServletコンテナに受け渡すため、以下のインタフェースを使用しなければなりません。

  • アプリケーション名:j_security_check

  • パラメタ名->ユーザ名:j_username

  • パラメタ名->パスワード:j_password

例)
:
<FORM ACTION="j_security_check" METHOD="POST">
UserName: <INPUT TYPE="text" NAME="j_username">
Password: <INPUT TYPE="password" NAME="j_password">
<input type="submit" value="送信"></FORM>
:
auth-methodタグでフォームベース認証を指定した場合は、本タグでログインページを必ず指定してください。

×

×

form-error-page

フォームベース認証失敗時に表示するエラーページのロケーションを定義します。
form-login-configタグ定義時は、必須です。

指定されたエラーぺージは、フォームベース認証失敗時にWebブラウザに表示されます。
フォームログイン失敗時に表示するエラーページのロケーションを指定します。

×

×

記述例

HTTP Basic認証の場合

    <login-config>
      <auth-method>BASIC</auth-method>
      <realm-name>Welcome Page</realm-name>
    </login-config>

フォームベース認証の場合

    <login-config>
      <auth-method>FORM</auth-method>
      <form-login-config>
        <form-login-page>/login.jsp</form-login-page>
        <form-error-page>/error.jsp</form-error-page>
      </form-login-config>
    </login-config>

留意事項

フォームベース認証は、Webアプリケーションのコンテキスト設定に指定する“ブラウザでセションを保存する設定”によって、認証の継続についての動作が異なります。
Webアプリケーションのコンテキスト設定はInterstage管理コンソールで設定します。

フォームベース認証使用時には、認証情報はServletのセションに格納されます。
そのため、以下の場合はセションは新規となり、再度認証が必要となることがあります。