IJServer上に配備されたアプリケーションから、ネットワーク上の共有資源の参照および更新を行う場合の設定手順を以下に示します。
共有資源へアクセスするIJServerが動作するマシン(マシンA)側の操作
Interstageを停止
Administrators権限を持ったユーザを作成
TransactionDirectorのログオンアカウントに2.のユーザを指定
TransactionDirectorのログオンアカウントの指定は、Administrator権限でログインし、「コントロールパネル」の「サービス」または「コントロールパネル」－「管理ツール」－「サービス」を起動後、“TransactionDirector”を選択し、[ログオン]により行います。
Windows Server(R) 2008の場合は、INTERSTAGEおよびInterstage Operation Toolのログオンアカウントも2.のユーザを指定
INTERSTAGEおよびInterstage Operation Toolのログオンアカウントの指定は、Administrator権限でログインし、「コントロールパネル」の「サービス」または「コントロールパネル」－「管理ツール」－「サービス」を起動後、“INTERSTAGE”および“Interstage Operation Tool”を選択し、[ログオン]により行います。
Interstageを起動
共有したい資源が存在するマシン(マシンB)側の操作
マシンAの2.で作成したユーザと同一のユーザ名/パスワードでユーザを作成
このユーザは共有資源にアクセス可能な権限を保持していれば、Administrators権限を持っている必要はありません。
共有したい資源に対して共有を設定
アプリケーションの実装方法
共有資源へUNC接続でアクセスします。
例
\\[ipアドレス]\[共有名]\a.txt または \\[host名]\[共有名]\a.txt
実際のコーディングではエスケープ文字を追加してください。
注意
手順上、各マシンにユーザの作成、共用の設定などWindows(R) OS上の操作が必要です。これらの操作に伴うセキュリティ上の意味について、Windows(R) OS上の観点からも考慮してください。
例: 作成したユーザのIDおよびパスワードの管理、意図しないユーザからのアクセス制御
Windows(R) 2000 Server上の場合は、ドライブ名を利用したアクセス(例: z:\a.txt)が可能です。
クラスタサービスを使用している場合は、本設定を使用できません。
共有資源へアクセスするIJServerが動作するマシン(マシンA)側で作成したユーザは、Guestsグループに所属しないでください。Guestsグループに所属したユーザをTransactionDirectorのログオンアカウントに指定した場合、Interstageが正常に動作しないことがあります。
