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Interstage Application Server/Interstage Web Server Java EE運用ガイド

14.1 コマンド実行時の異常

コマンド実行時の以下のトラブルについて対処方法を説明します。

エラーメッセージの出力

コマンド実行時に異常が発生した場合、コマンドを実行したターミナルへエラーメッセージが出力されます。「第13章 Java EEのメッセージ」を参照して対処してください。

例外メッセージの出力

コマンド実行時に例外メッセージが出力された場合は、以下を参照して対処してください。

java.lang.OutOfMemoryError

メモリ不足が発生している可能性があります。以下のマニュアルを参照して対処を行ってください。

java.lang.OutOfMemoryErrorの出力例を以下に示します。

Exception in thread "RMI
RenewClean-[192.168.0.1:42964,com.sun.appserv.management.client.AdminRMISSLClientSocketFactory@4f2ec]"
java.lang.OutOfMemoryError: Java heap space
at java.io.ByteArrayOutputStream.<init>(ByteArrayOutputStream.java:59)
The memory was exhausted on Java heap space. : requested 48 bytes
  Java heap size / max Java heap size = 59703288 / 67108864
  Java perm size / max Java perm size = 12748800 / 67108864

java.net.SocketTimeoutException

高負荷によりInterstage Java EE DASサービス、Interstage Java EE Node Agentサービス、またはIJServerクラスタとの通信が失敗した可能性があります。
システムの負荷状況を確認し、システムリソースに空きができたら再度コマンドを実行してください。

コマンド復帰の遅延

処理開始から長時間経過してコマンドが異常復帰する場合、複数の操作が同時に実行されたことでInterstage Java EE DASサービスに接続できない状態となっている可能性があります。
この場合、コマンドの実行はエラーとなりますが、Java EEの定義・運用には影響はありません。同時に他の操作が行われていないことを確認し、再度コマンドを実行してください。

項目の更新時、意図しない値が保存される

他のユーザーが以下により同時に操作を行ったため、指定値が上書きされた可能性があります。

同時に操作を行っているユーザーがいないか確認し、必要に応じて操作を再度実行してください。