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Interstage Application Server/Interstage Web Server Java EE運用ガイド

9.7.3 物理格納先自動生成に関するプロパティ

本プロパティは物理格納先の自動作成時に物理格納先の設定値として反映されます。
すでに自動生成されている物理格納先の設定を変更したい場合は、imqcmd update dstコマンドに「物理格納先の生成または更新に関するプロパティ」を指定して更新してください。

プロパティ

構成情報

設定値

省略値

コマンドでの設定
(値の範囲)

imqbrokerd

imqcmd

imq.autocreate.destination.maxBytesPerMsg

物理格納先で許容される単一のメッセージの最大サイズ(単位:バイト、キロバイト、またはメガバイト(注1))を指定します。本プロパティは、limitBehaviorプロパティをREJECT_NEWESTに設定した場合だけ有効になります。
メッセージが指定値を超える場合、プロデューサに例外通知されます(持続性のないメッセージの場合は通知されません)。
なお、「-1」を指定した場合、許容される単一のメッセージの最大サイズは無制限となります。

整数値

10m


(-1, 1~2147483647)

×

imq.autocreate.destination.maxTotalMsgBytes

物理格納先に許容されるメッセージの最大合計サイズ(単位:バイト、キロバイト、またはメガバイト(注1))を指定します。
なお、「-1」を指定した場合、許容されるメッセージの最大合計サイズは無制限となります。

整数値

10240m


(-1, 1~2147483647)

×

imq.autocreate.destination.limitBehavior

maxTotalMsgBytes、またはmaxBytesPerMsgの制限値に達したときのメッセージブローカの応答方法を指定します。
以下のいずれかを選択します。

  • FLOW_CONTROL
    メッセージが物理格納先に蓄積可能になるまでメッセージの蓄積処理を待機させます。(注2)

  • REMOVE_OLDEST
    もっとも古いメッセージを破棄します。

  • REMOVE_LOW_PRIORITY
    有効期限に従って最も優先度の低いメッセージを破棄します。プロデューサには通知しません。

  • REJECT_NEWEST
    新しいメッセージを拒否します。持続メッセージの場合だけ、プロデューサに例外を通知します。

FLOW_CONTROL
REMOVE_OLDEST
REMOVE_LOW_PRIORITY
REJECT_NEWEST

REJECT_NEWEST

×

imq.autocreate.destination.maxNumMsgs

物理格納先で許容される蓄積メッセージ数の最大数を指定します。
なお、「-1」を指定した場合、許容される蓄積メッセージ数の最大数は無制限となります。

整数値

100000


(-1, 1~2147483647)

×

imq.autocreate.destination.maxNumProducers

物理格納先に接続できるプロデューサの最大数を指定します。
なお、「-1」を指定した場合、接続できるプロデューサの最大数は無制限となります。

整数値

100


(-1, 1~2147483647)

×

imq.autocreate.destination.useDMQ

物理格納先が制限値などによりメッセージを破棄する際に、デッドメッセージキューに退避するか、メッセージを破棄するかを指定します。
falseの場合は、メッセージを破棄します。

true
false

true

×

imq.autocreate.queue

Queueの自動作成を許可するかどうかを指定します。
falseの場合は、Queueの自動作成を許可しません。

true
false

true

imq.autocreate.queue.consumerFlowLimit

Queueに対してだけ有効な設定です。
メッセージブローカに接続した時点で、メッセージコンシューマに配信可能なメッセージの数を指定します。
なお、「-1」を指定した場合、メッセージコンシューマに配信可能なメッセージの数は無制限となります。
メッセージの有効期限を設定して運用を行う場合には、本設定値を小さく設定することを推奨します。
詳細は、「メッセージの有効期間の機能差異」を参照してください。

整数値

1000


(-1, 1~2147483647)

×

imq.autocreate.queue.maxNumActiveConsumers

Queueに対してだけ有効な設定です。
物理格納先からメッセージを受信できるコンシューマの最大数を指定します。
なお、「-1」を指定した場合、物理格納先からメッセージを受信できるコンシューマの最大数は無制限となります。

整数値

-1


(-1, 1~2147483647)


(-1, 1~2147483647)

imq.autocreate.queue.maxNumBackupConsumers

Queueに対してだけ有効な設定です。
物理格納先からメッセージを受信待機できるコンシューマの最大数を指定します。
なお、「-1」を指定した場合、物理格納先からメッセージを受信待機できるコンシューマの最大数は無制限となります。

整数値

0


(-1~2147483647)


(-1~2147483647)

imq.autocreate.topic

Topicの自動作成を許可するかどうかを指定します。
falseの場合は、Topicの自動作成を許可しません。

true
false

true

imq.autocreate.topic.consumerFlowLimit

Topicに対してだけ有効な設定です。
メッセージブローカに接続した時点で、メッセージコンシューマに配信可能なメッセージの数を指定します。
なお、「-1」を指定した場合、メッセージコンシューマに配信可能なメッセージの数は無制限となります。
メッセージの有効期限を設定して運用を行う場合には、本設定値を小さく設定することを推奨します。
詳細は、「メッセージの有効期間の機能差異」を参照してください。

整数値

1000


(-1, 1~2147483647)

×

○:設定可能    ×:設定不可

1)

単位は、数値の後ろに以下の半角英字を付加して指定します(省略時:バイト)。

  • 単位がバイトの場合:b(例:100b)

  • 単位がキロバイト(1024バイト)の場合:k(例:100k)

  • 単位がメガバイト(1024×1024バイト)の場合:m(例:100m)

注2)

待機状態が解除されるまで、プロデューサに処理は復帰しません。