6.1.4 権限と認証ユーザー

Java EE環境で提供するすべての操作の実行権限、生成されるサーバープロセスの実効権限、認証ユーザーの詳細を以下に示します。

なお、表中では以下のように略しています。

DAS
Interstage Java EE DASサービスのことです。
NA
Interstage Java EE Node Agentサービスのことです。

操作		OSのユーザーの権限	OSのユーザーの権限	ログイン認証のユーザー
操作		コマンドの実行権限(注1)	サーバープロセスの実効権限	ログイン認証のユーザー
Java EE環境の初期化 ijinit		OSのシステム管理者	－	認証なし
DAS/NAサービスの起動 ijdasstart ijnastart		OSのシステム管理者	サービス運用ユーザー	サービス運用ユーザー
DAS/NAサービスの自動起動		－	サービス運用ユーザー	サービス管理ユーザー
DAS/NAサービスの停止 ijdasstop ijnastop		OSのシステム管理者	－	認証なし
DAS/NAサービスの起動状態の表示 ijdasstat ijnastat		OSのシステム管理者	－	認証なし
Interstage運用グループの指定 issetsecuritymode		OSのシステム管理者	－	認証なし
サービス運用ユーザーの指定 ijsetoperatorid		OSのシステム管理者	－	認証なし
Java EE環境の資源のバックアップ・移出 ijbackup		OSのシステム管理者	－	認証なし
Java EE環境の資源のリストア・移入 ijrestore		OSのシステム管理者	－	認証なし
asadminコマンド	IJServerクラスタ、サーバーインスタンスの起動 start-cluster start-instance	一般ユーザー Interstage運用グループのユーザー	サービス運用ユーザー	コマンド実行時に指定したユーザー(注2)
	サービス管理ユーザー/パスワードの指定 change-service-adminuser	一般ユーザー Interstage運用グループのユーザー	－	コマンド実行時に指定したユーザー(注2)
	サービス管理ユーザーIDの表示 show-service-adminuser	一般ユーザー Interstage運用グループのユーザー	－	コマンド実行時に指定したユーザー(注2)
	管理ユーザーのパスワード変更 change-admin-password	一般ユーザー Interstage運用グループのユーザー	－	コマンド実行時に指定したユーザー(注2)
	ログインファイル（.asadminpass）の作成 login	一般ユーザー Interstage運用グループのユーザー	－	コマンド実行時に指定したユーザー(注2)
	Java DB(クライアント/サーバ環境)の起動 start-database	一般ユーザー Interstage運用グループのユーザー	コマンドの実行権限と同じ	コマンド実行時に指定したユーザー(注2)
	その他	一般ユーザー Interstage運用グループのユーザー	－	コマンド実行時に指定したユーザー(注2)
アプリケーションクライアントコンテナの起動 appclient		一般ユーザー	－	認証なし
データベースのスキーマ情報の取り込み capture-schema		一般ユーザー	－	認証なし
メッセージブローカの起動 imqbrokered		OSのシステム管理者	コマンドの実行権限と同じ	認証なし
メッセージブローカの管理 imqcmd		OSのシステム管理者	－	認証なし
メッセージブローカの管理／削除 imqsvcadmin		OSのシステム管理者	－	認証なし
メッセージプロバイダに接続可能なユーザ情報の管理 imqusermgr		OSのシステム管理者	－	認証なし
WSDLファイルからJAX-WSサービスに必要な資材の生成 ijwsimport		一般ユーザー	－	認証なし
Java EE 管理コンソールの操作		－	サービス運用ユーザー	ログイン画面で指定したユーザー

注1）Interstage運用グループのユーザー、一般ユーザーと記載のある操作は、OSのシステム管理者でも実行可能です。
注2）asadminコマンド実行時の認証ユーザーを指定してください。詳細については、「6.1.7.2 asadminコマンドのログイン認証」を参照してください。