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Interstage Application Server/Interstage Web Server Java EE運用ガイド

6.1.3 ログイン認証

Java EE運用環境へのログイン時には、管理ユーザーIDと管理者パスワードを指定して認証を行います。
特に、Interstage Java EE DAS/Interstage Java EE Node Agentサービスの起動時の認証で使用するユーザーをサービス管理ユーザーと呼びます。ログイン用ユーザーの作成方法や認証時に使用するユーザー、パスワードの指定方法は、「6.1.6 管理ユーザーの登録」を参照してください。
ログイン認証には、運用操作のためのレルムを使用します。指定可能なレルム種別については、「6.2.5 レルム」を参照してください。
J2EE環境のログイン認証との差異は、以下です。

認証の種類

説明

ユーザリポジトリ

備考

J2EE環境

OS認証
(デフォルト)

OSのユーザでログイン認証を実行します。

OSに登録されたユーザリポジトリ

Interstage管理コンソールのみ認証。以下のロールから選択。

  • Administrators

  • Configurators

LDAP認証

Interstageディレクトリサービスと連携してログイン認証を実行します。

Interstageディレクトリサービスに登録されたユーザリポジトリ

Interstage管理コンソールのみ認証。以下のロールから選択。

  • Administrators

  • Configurators

  • Operators

  • Monitors

Java EE環境

fileレルムでの認証
(デフォルト)

Fileに格納されたユーザでログイン認証を実行します。

Fileに登録されたユーザリポジトリ

asadminコマンド/Java EE管理コンソールの認証。以下のグループに属するユーザのみログイン可能。

  • asadminグループ

ldapレルムでの認証

Interstageディレクトリサービスと連携してログイン認証を実行します。

Interstageディレクトリサービスに登録されたユーザリポジトリ

asadminコマンド/Java EE管理コンソールの認証。以下のグループに属するユーザのみログイン可能。

  • asadminグループ


Java EE環境は、asadminコマンドとJava EE管理コンソールの両操作時に認証を行います。
また、OS認証ではなくfileレルムを用いた認証をデフォルトとする仕様差異があります。このため、以下の利点があります。