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Interstage Application Server/Interstage Web Server Java EE運用ガイド

5.13.6 リソースの状態を変更する場合の手順

各種リソースはIJServerクラスタに対して状態を設定できます。状態は下記から選択します。

リソースを任意のIJServerクラスタで利用不可にしたい場合は、状態を無効に指定します。無効に指定したリソースはネーミングサービスに登録されないためアプリケーションから利用できません。
リソース作成時のデフォルトは、利用可能(有効)です。

リソースの状態は、以下の単位に設定できます。

以下にリソースの状態を変更する手順を説明します。

Interstage Java EE管理コンソールを使用する方法

ツリービューから「リソース」を選択して、表示される名前の一覧から該当するリソース種類を選択してください。

リソース作成時に状態を指定する場合
  1. 「新規...」を選択します。

  2. リソースを利用不可にする場合は、「状態」の「有効」チェックボックスの選択を解除します。リソース作成時のデフォルトは、利用可能(有効)です。

作成したリソースの状態を変更する場合
  1. リソース名を選択します。

  2. 「ターゲット」タブをクリックします。

  3. ターゲット名を選択し「無効」または「有効」をクリックします。

asadminコマンドを使用する方法

リソース作成時に状態を指定する場合

各種リソース作成コマンドの--enabledオプションを使用します。リソース作成時のデフォルトは、利用可能(有効)です。--enabledオプション、--targetオプションの指定内容と、リソースの状態の関係を以下に示します。

--enabled

--target

作成したリソースの状態

true

指定あり

利用可能(有効)です。

指定なし

有効です。
ターゲットからの参照を作成すると利用できます。

false

指定あり

指定したターゲット(IJServerクラスタ名を指定した場合、IJServerクラスタのサーバーインスタンス)で利用不可(無効)です。

指定なし

無効です。
ターゲットからの参照を作成しても無効なため、利用する前にリソースの状態を有効に変更する必要があります。

作成したリソースの状態を変更する場合

以下の定義項目をsetサブコマンドにより指定します。

  • リソース種類に該当する「.enabled」で終わるservers定義項目をfalseに指定すると、リソースが指定したターゲットで無効になります。IJServerクラスタの場合、各サーバーインスタンスに対して状態を同じ値に変更することを推奨します。

  • リソース種類に該当する「.enabled」で終わるresources定義項目をfalseに指定すると、リソースがすべてのIJServerクラスタやInterstage Java EE DASサービスで無効になります。

  • 無効に指定したリソースを特定のターゲットで有効にするには該当リソースの「.enabled」で終わるserversの定義項目とresourcesの定義項目を両方true(有効)に指定する必要があります。各サーバーインスタンスに対して状態を同じ値に変更することを推奨します。

注意

リソース状態の変更後は、該当リソースを利用しているターゲット(IJServerクラスタまたはInterstage Java EE DASサービス)を再起動してください。