ページの先頭行へ戻る
Interstage Application Server/Interstage Web Server Java EE運用ガイド

1.3.1 GlassFishとの違い

Interstage Java EEはアプリケーションの移植性を最大限に向上させるために、オープンソースソフトウェアであるGlassFish をベースとして、Java EE 5規約に準拠しています。

Java EE 5 API規約サポート範囲

Java EE 5 API規約サポート範囲では、Interstage Java EEとGlassFishでは違いはありません。Java EE 5規約範囲で作成されたアプリケーションは、ソースコードを変更せずにInterstage Java EE上で動作させることができます。

Java EE 5規約範囲外のサポート

Interstage Java EEには、信頼性を向上する各種機能(アプリケーション最大処理時間の監視など)が追加になっています。また、GlassFishが提供する以下の機能については未サポートです。

Java EE 5拡張APIの利用

GlassFishには、Java EE 5を拡張したcom.sun.appservパッケージの各種APIが提供されていますが、ライフサイクルモジュールなどの一部の機能を除いて未サポートです。
利用可能な範囲については、「4.1 アプリケーションの作成方法」を参照してください。

拡張用のdeployment descriptorファイル

sun-web.xmlファイルやsun-ejb-jar.xmlファイルといった拡張用のdeployment descriptorファイルに定義可能な定義項目に機能差がありますので、サポート範囲については、「4.2.3 Interstage deployment descriptor」を参照してください。

コマンド/定義項目

上記に記載されているように機能差がありますので、サポート範囲については、「第11章 Java EE運用コマンド」または「第9章 定義項目一覧」を参照してください。

1.3.1.1 配備の違いについて

機能

差異と対処方法

Targets

GlassFishでは、ドメイン名/クラスタ名/インスタンス名のいずれでも対象を絞り込むことができますが、本製品ではIJServerクラスタ名だけ指定可能です。
なお、本製品では、IJServerクラスタを選択した後のビューで配備を実施するため、ターゲットを指定するビューはありません。

Java Web Start

Java EE 5規約範囲ではなく、将来変更の可能性があるため、未サポートです。

Availability

コンテナが未サポートであるため、定義ビューも未サポートです。