リソース管理プログラムを、CORBAサービスのインプリメンテーションリポジトリへ登録する必要があります。
リソース定義の登録には、リソース定義ファイル名を指定して行います。リソース管理プログラムを起動するマシンで、必ずotssetrscコマンドで登録してください。
JTS用リソース定義の登録はInterstage管理コンソールから行うことができます。
リソース定義の登録例
> otssetrsc -a -rf c:\temp\ots\resource1 |
リソース定義の登録例
% otssetrsc -a -rf /home/ots/resourc1 -u ora -g oragrp |
注意
リソース定義の登録は、最大32個まで行うことができます。
CORBAサービスを再インストールまたは、再初期化を行った場合にはリソース定義を再登録する必要があります。
otssetrscコマンドで指定する-uオプション、-gオプションには、UNIXのアカウントであり、かつデータベース管理者名を指定します。このアカウントは、リソース管理プログラムのプロセスのアカウントになります。リソース定義ファイル内OPENINFO文字列にユーザ名が設定されなかった場合に、このアカウントが有効になります。
-uオプションと-gオプションを同時に指定するか、または、リソース定義ファイルの“USER”と“GROUP”を同時に指定する必要があります。
JTS用リソース定義の登録(Interstage管理コンソールを使用する場合)
Interstage管理コンソールを使用して、JTS用リソース定義の登録を行います。
JDBCデータソースをグローバルトランザクションで使用する場合
サービスリストからJDBCデータソースの新規作成を選択して、“分散トランザクションを使用する”をチェックし、適用してください。
connectorをグローバルトランザクションで使用する場合
サービスリストからリソースアダプタの配備を選択して、“グローバルトランザクションの利用”を“する”にチェックし、適用してください。
登録済みのリソース定義をグローバルトランザクションで使用する場合
サービスリストから対象リソースの環境設定を選択して、以下をチェックし、適用してください。
JDBCリソースの場合、“分散トランザクションを使用する”
connectorの場合、“グローバルトランザクションの利用”の“する”
注意
Interstage管理コンソールでサポートされるリソース定義はJTS用になります。OTS用のリソース定義はInterstage管理コンソールでは登録できません。
JDBCデータソースでサポートされるデータベースは、Oracleのみになります。
SymfowareとSQL Serverでは、“分散トランザクションを使用する”が選択できません。
JTSを使用した分散トランザクション処理で、リソースマネージャにOracleを利用する場合、かつ
同一ホスト上で、かつ同一データベースインスタンスを参照するデータソースを複数登録する場合、
以下の対処を行ってください。
データベースのあるホストのIPアドレスを異なるホスト名になるように以下のファイルに定義する。
%SystemRoot%\system32\drivers\etc\hosts
/etc/hosts
記述例
123.123.123.110 oracle_db1 |
JDBCデータソース定義の接続ホスト名に上記のホスト名をデータソース単位に割り振って記述する。
その結果、同一ホスト、同一インスタンスのデータベースURLが異なるように設定する。
サーバURLの例
データソース1のサーバURL:jdbc:oracle:thin:@oracle_db1:1521:ORCL |