PC稼働管理機能を利用するには、CSと稼働管理対象PCにそれぞれ以下の設定が必要です。
CSの設定
システム管理者が、CSに稼働管理対象PCの情報を登録します。
稼働管理対象PCの設定
システム管理者またはBIOS設定の知識があるPC利用者が、稼働管理対象PCのBIOS設定画面でAMTを使用するための設定を行います。
CSで以下の設定を行います。
稼働管理対象PC情報の定義
稼働管理対象PCの情報をCSVファイルに定義します。
CSVファイルの詳細については、“Systemwalker Desktop Patrol リファレンスマニュアル”を参照してください。
稼働管理対象PC情報の登録
CSでdtpamtent.exe(稼働管理対象PC情報の登録)コマンドを実行し、稼働管理対象PCの情報を登録します。
dtpamtent.exe(稼働管理対象PC情報の登録)コマンドの詳細については、“Systemwalker Desktop Patrol リファレンスマニュアル”を参照してください。
稼働管理対象PCのBIOS設定画面で以下の設定を行います。BIOS設定画面の表示方法についてはPC本体のマニュアルを参照してください。
ME BIOSの起動 (AMT の設定などを行う画面の起動)
Intel® ME Configurationの設定
Intel® AMT Configurationの設定
設定方法については、稼働管理対象PCのマニュアルを参照してください。
FMV-D5330の場合の設定例
FMV-D5330の場合の設定例を以下に示します。
以下の手順で起動します。
PCの電源を入れて、PCを起動します。
「FUJITSU」ロゴが表示された後、画面上に「Press <Ctrl-P> to enter Intel® ME Setup」と表示されたら、[Ctrl]キーを押しながら[P]キーを押します。
「Intel ® ME Configuration」、「Intel ® AMT Configuration」設定を実施する画面が表示されます。「Intel® ME Password」と表示されたら、その下にパスワードを入力します。
ME BIOSの起動後、パスワード認証を実施し、「Intel ® ME Configuration」を選択して以下の設定を行ってください。他の設定は変更しないでください。
設定項目 | 設定値 | |
---|---|---|
Intel® ME Power Control | Intel® ME State upon Initial Power-On | ON |
Intel® ME ON in Host Sleep States | ALWAYS |
設定手順
「Intel® ME Configuration」を選択します。
「Intel® ME Power Control」を選択します。設定項目のうち、以下の2項目をそれぞれ選択し、設定を行います。
Intel® ME State upon Initial Power-On
Intel® ME ON in Host Sleep States
「Return to Previous Menu」を選択します。
「Return to Previous Menu」を選択します。
ME BIOSの起動後、パスワード認証を実施し、「Intel ® AMT Configuration」を選択して以下の設定を行ってください。設定は、「Provision Model」、「TCP/IP」の順で行ってください。他の設定は変更しないでください。
設定項目 | 設定値 | 必須/任意 | |
---|---|---|---|
Provision Model | - | Intel AMT 2.0 Mode | ◎ |
- | Small Business | ◎ | |
TCP/IP | Network Interface | Enable | ◎ |
DHCP | Disable | ◎ | |
IP address | IPアドレス | ◎ | |
Subnet mask | サブネットマスク | ◎ | |
Default Gateway address | デフォルトゲートウェイ | ○ | |
Preferred DNS address | 優先DNS | ○ | |
Alternate DNS address | DNS | ○ | |
Domain Name | ドメイン名 | ○ |
◎:必須項目
○:任意項目 (OS のネットワーク設定と同様の値を設定してください)
注) 現在の設定値を変更する(Y)か、しない(N)かで設定を行います。
設定手順
「Intel® AMT Configuration」を選択します。
設定項目のうち、「Provision Model」を選択します。以下の設定項目が順に表示されるので、それぞれの設定を行います。(設定を終えると、「Provision Model」が設定項目の一覧から消えます)
Intel® AMT 2.0 Mode
Small Business
設定項目のうち、「TCP/IP」を選択します。以下の設定項目が順に表示されるので、それぞれの設定を行います。
Network Interface
DHCP
IP address
Subnet mask
Default Gateway address (設定しない場合はそのまま[Enter]を入力してください)
Preferred DNS address (設定しない場合はそのまま[Enter]を入力してください)
Alternate DNS address (設定しない場合はそのまま[Enter]を入力してください)
Domain Name (設定しない場合はそのまま[Enter]を入力してください)
「Return to Previous Menu」を選択します。
「Exit」を選択します。
注意
稼働管理対象PCのOSおよびAMTには、それぞれ別々の固定IPアドレスを割り当てる必要があります。OSおよびAMTにDHCP設定をしないでください。